そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

白ヤマブキみつけた!

2020年05月09日 | 3~5月の草木
通りがかった道ばたの小さな植え込みに、白いヤマブキの花を見付けました!

枚方に居たときは近くの花壇の隅っこに、毎年咲いていたのですが、此処へ引っ越して来てからは、長く見ていませんでした。

普通の黄色い花のヤマブキは、あちらこちらで見かけますが、白はなかなか見ないので、調べてみたら、自生しているのは中国地方だけと、図鑑にありました。それでは、なかなか見ないはずです。

バラ科というところまではヤマブキと同じですが、シロヤマブキ属とあり、独立した属を持っている様子です。
そういえば、このシロヤマブキは実が出来ます。
黄色いヤマブキは<実の(蓑と掛詞)ひとつだに無きぞ悲しき>の歌で有名なように、実が出来ません。(と書きましたが、ブログの友人の「かぜくささん」から、メールを戴きました。  
>黄色いヤマブキで実がならないのは八重咲きの種類ですね。
野山に生えている一重咲きには実が出来ています。
調べてみたら
八重咲のヤマブキはおしべが花びらのようになってしまっていて
花粉ができないのだそうです。
また、めしべも退化しているのだそうです。
こうしたことは初めて知り、驚きました。


かぜくささんは植物に関してとても博識でいらっしゃるので、ご指摘をいただけて有難かったです!

言われてみれば、咲きに書きました有名な「みの一つだに無きぞかなしき」の歌も、出だしの部分は<七重八重花は咲けども・・・>と詠まれていたのでした。

野山に自生する一重咲きのヤマブキって、見る機会がなかったものですから、気がつきませんでした。もうしわけありませんでした。

そして、先日の記事の続きの部分を続けます↓

シロヤマブキの実は黒くてつやつや光っているのが、一つの花の後に4個集まってできます。

この写真では、ふたつが 落ちてしまっていますけれど。

ひさしぶりに見付けたので、古い友人に出会ったような懐かしさを感じました。


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コメント (2)
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