刀城言耶シリーズにしては、少し異色だったかな?
だって、探偵の推理がブレないんだから
と、驚くくらい二転三転する結末が魅力のシリーズですが、
今回はそこに重点をおかずに、意外な真相で勝負した、
逆に推理小説としては王道なストーリーになっています
ま、それでも最後にホラー色を匂わせるあたりが、
やはりこのシリーズだな、とニヤリとさせられましたが
舞台も山奥の村ではなく遊郭、
いつもの民俗的な怪異談でもないのですが、
時代を超えて繰り返される不可解な連続身投げ事件としてだけでなく、
遊郭や花魁の話としても楽しめる1冊でした
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