行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2019年6月29日(土)の日記

2019年06月29日 | 日記

昨日の帰宅時間に蒸し暑くなったのがうそのようで、今朝、コンビニへ行こうと玄関を出たら肌寒い。昼間は雨だったが、降り方が変わり、強雨ではなく梅雨らしいシトシトと降る雨になった。

昼前後の時間に、まず南行徳の医者へ行って痛風予防の薬を出してもらい、それから葛西のいつもの床屋で散髪をする。医者が済んで、南行徳から電車に乗る前に昼飯。南行徳メトロセンターの松屋へ久々に入る。

創業ビーフカレー生野菜セット

期間限定メニューだが、これで3度目。どうもこのカレーの味にはまったようだ。終了前にもう1度、食べたくなった。

 

湊水神宮の祭礼は、今年は午後6時半を過ぎてから家を出て、午後7時近くに着く。夕方にかけて雨は一時、止んでいたが、再び降り出していた。

まずは行徳街道に設けられた参道入口へ。

そこから旧江戸川沿いに出ると、雨なのに例年と変わらない人出。傘を差していない人も多いので、夕方の止んでいるうちに来た人が多かったのではないかと思う。

例年、水神宮の社のところへ一旦、行ってから堤防へ上がり、湊新田方向へ歩くが、今回は逆のルートで行く。湊新田側から堤防へ上り、屋台の風景などを写しつつ水神宮のそばへ。堤防上は人があまりに多くて傘が差せない。しょうがないので傘をたたんで濡れていく。

昨年復活し、水神宮の祭礼でお披露目をした湊囃子連は今年も登場していた。去年は水神宮のすぐそばに舞台を設けていたが、今年は少し離れたところでやっていた。

水神宮のところから堤防に上がるとなかなか前へ進めないから、逆方向なら進みやすいのではと思ったが、どちらからも進みにくさは変わらなかった。

ようやく水神宮のところへ。

雨のためか、お参りの列は短かい。でも自分は父親の喪中だし、お参りはやめておく。地域の行事として写真を写すだけにしておく。次の湊新田・胡録神社のときもそうするだろうし、来年の初詣は神社でなくどこかのお寺にするつもり。

堤防への上り口のそばで。雨にもかかわらず屋台の並びへ向かう人は多い。

うしろ側から見た水神宮の社。右はお守り売り場のテント。

 

土曜の夜だし飲みに行く。今回は前に行ったことがある店のリピート。湊水神宮から行徳駅前通りを進み、バイパスを渡るとすぐ近いところにある行徳せのへ。

前に来たのは一昨年の6月初旬だった。

入口そばの本日のおすすめメニュー。

最初は生ビール。

マスターに「2年ぶりぐらいに来ました。」と言うと、「前は何枚かお写真を撮ってもらいましたね。カウンターの一番端に座っていらっしゃいました。」とちゃんと覚えていてくれた。

お通しは小さい鉢で2品。一つ目は蛸ときゅうりの酢の物

もうひとつはきぬかつぎ

さて、メインの食べものを注文する。最初は金目鯛刺

過去日記で「金目鯛」を探すと、地元の店で煮付けは食べているが、生は去年の1月末~2月初に伊豆の下田へ行ったときに下田駅前の寿司屋で食べて以来。

せののマスターは魚はいいものを選んでいるということだが(そのため一般的な居酒屋よりは少し高めになるが)、この金目鯛もよいものだった。旨味が口に広がってとろけていく感じだった。

ビールを飲み終え地酒。〆張鶴を一合。

お猪口は自分で選ぶ店だが、こんな感じで出てくる。

今回、自分が選んだのはちょっとずつ飲める小さい盃タイプのもの。

金目鯛を堪能し、次は鮎塩焼。今年はまだ鮎を食べていなかった。

注文すると、マスターが「タテズ」(知らない言葉だったので、最初はこうとしか聞き取れなかった)を付けますかと聞いてくる。何なのか分からないので戸惑っていると、マスターが説明をする。少し苦みのあるもので、鮎の身に付けると身の甘さが引き立つもので、この店では自家製を出しているということ。

その説明を聞いて、「ああ、あれか。」と頭に浮かぶ。鮎の塩焼きと一緒に出てくる、小さめの器に入った緑の付け汁のこと。祭りの屋台などで串に刺して炭焼きで売っている鮎には付いてくることはないし、居酒屋で鮎の塩焼きがあっても出てくるかどうかは店によりけりだ。そういうのが出てくるというと、観光旅館やホテル、あるいは団体ツアーで入る料理店の料理に鮎の塩焼きがあるときで、自分も目にしたのはそんなときがほとんど。だけど、その付け汁の呼び名は知らなかったし、気にしたこともなかった。

最初は「タテズ」と聞こえたので、「立て酢」という字が頭に浮かんだ。それで、実際どういう字を書くのか聞くと、まず「タテズ」ではなく「タデズ」。「テ」ではなく「デ」と濁る。「タデ」は「たで食う虫も好き好き」の「たで」で漢字は「蓼」。なので「タデズ」は「蓼酢」。

市販のものより、自家製にしたほうがよいものが出来るのでそうしているが、蓼はまさに好き好きなので出す前に聞いているということ。

だけど、還暦近くなってもそれまで知る機会がなければ、知らない言葉も多い。今回、またひとつ覚えた。

すると、ふと頭に浮かんだことがある。自分が30代前半ぐらいのとき、仕事帰りに40代後半ぐらいの課長と一緒に数人で焼鳥屋へ行ったときのこと。自分が軟骨を注文したら、その課長が「軟骨って何?」と聞くので、こちらが驚いた。その人もおそらくそれまで、そういう言葉を知る機会がなかったのだろうと思う。もしかしたら、名前を知らずに食べていたことがあったかもしれないが。

さて、これが栃木県から茨城県にかけて流れる那珂川産天然の鮎塩焼自家製蓼酢

最初は何も付けずに食べて、そのあとはお好みでということなので、そのようにする。刺身でのわさび醤油を付けるように、やはりちょっと辛味や苦みのあるものを付けたほうが確かに味が引き立つ。

2つ目の地酒は、メニューには載っていないが夏酒で入れたものがあるというので、その山形正宗夏ノ純米

そして、締めは水茄子。おすすめメニューには煮おろしとあったが、生でも出せるというので生にする。お一人様なので量を半分にしておきますということ。

たしかに、これぐらいの量でちょうどいい。

食べ終わった鮎を鮎せんべいにしますかと聞かれたので、せっかくだから食べてみようとお願いする。自分が焼き魚を食べるときはいつも食い意地を出して、頭と骨しか残らない程度に徹底的に食べるが、今回の鮎塩焼もそのように食べた。この店でもそういう客はあまりいないのだろう。マスターが、「ここまで食べてもらったら、鮎も幸せです。」と言っていた。

で、その鮎せんべい

料理は魚中心にやや高めの店だが、今回のお代は5,700円。前回と注文した品数は同じぐらいだが、前回はちょうど6,000円だった。水茄子を半分の量にしたのが、その差になるのだろう。

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