行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2021年9月4日(土)の日記

2021年09月04日 | 日記

朝は路面が濡れていたが、そのあと夕方まで雨は降らなかった。

昼飯は行徳駅前へ。降っていなくても空はずっとどんより曇り。

日高屋中華丼を食べる。

日高屋の中華丼は初めて食べると思う。念のためにこの日記の過去分を「日高屋」で検索してみたが、やはり今回が初めてだった。

 

夜は飲みながら映画を見る。DVDやブルーレイではなく、ケーブルテレビで録画したもの。

飲んだのはビールとウィスキー。みんなサントリーので、ビールはザ・プレミアムモルツ香るエール秋の芳醇。ウィスキーはポケットサイズボトルのを3種類で、山崎知多白州。どれもロックで。

ウィスキーは今日みんな飲み干せるぐらいかと思ったが、メジャーカップで量って残り2杯ずつはあった。今日は1杯ずつ飲む。

つまみは柿ピー、生ハムとチーズ、野菜スティック、冷凍もので野菜とチキンのアヒージョ風。生ハムはこれまで買ったのはほとんどロースの生ハムだったが、今日は目先を変えて燻製もも生ハムにした。

つまみは少し残り、締めの食べものもあるので、ウィスキー3種類を1杯ずつ飲んだあと、あかしをもう1杯ロックで。

先週、冷凍のえびグラタンを買ったが2個入りで1個残っていた。その1個を締めに食べる。

 

飲みながら見た録画の映画は1986年の作品で「化身」。

渡辺淳一による原作の小説は日本経済新聞の連載で読んでいた。Wikipediaによると1984年(昭和59年)4月1日から1985年(昭和60年)11月1日までとのこと。1984年は自分が大学を卒業して就職した年。その前年に就職活動を始めたあたりから日本経済新聞を読むようになって、その頃から連載されていたような気がしていたが記憶違いだったようだ。

就職して最初の新人研修の頃はまだ余裕があったので、新聞の連載小説も目を通せたのだろう。若いときだから官能的な内容に興味が湧いたこともある。情報システムの会社で研修が済んで配属されたらどんどん忙しくなるが、興味を持って読み始めた連載小説なのでなんとか最後まで読み続けた。ちなみにそれ以降、新聞連載の小説は全然読んでいない。

連載後、しばらくして単行本が発売されたときも買って読んだ。1986年(昭和61年)に映画化され話題になったが、新聞連載や単行本を読んだのに見ていなかった。だから今回、初めて見る。

ヒロイン役の黒木瞳は宝塚歌劇の娘役では知られていたらしいが、一般にはそんなに有名ではなかった。この映画以降、徐々に知られるようになった。

序盤で登場したときはある程度、大きく映って顔が正面に近い角度にならないと黒木瞳だと分からないぐらい。

藤竜也演じる文芸評論家が、黒木演じるホステスの霧子を囲って自分好みの女にしようとするが、それ以上の変貌を遂げてやがて離れて行ってしまうという話。

中盤ぐらいから霧子が髪をショートにして、この作品以後、今に至るまで(自分が見たのは主にテレビ媒体だが)世間のイメージにあるだろう黒木瞳になっていく。今、この映画を見るときれいだがおとなしい普通の女性が、黒木瞳に化身していくようにも思えた。

終盤の姿は、確かにぱっと見て黒木瞳だと分かる。

黒木瞳は1960年(昭和35年)10月生まれ。自分と小中学校の年次が同じになる。つまり今は還暦でもうすぐ61歳。35年前の映画だから当然、若い。黒木瞳だけでなく登場する俳優は、もう鬼籍に入った人も含めてみんな若く、時間の経過を感じさせた。