行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2012年12月9日(日)の日記

2012年12月09日 | 日記

朝から伊豆へ行く。目的地はシャボテン公園

東京駅から踊り子号の自由席に乗る。

伊東駅へ着いた。

シャボテン公園は大室山のそば。大室山へはシャボテン公園バス停のすぐそばにリフト乗り場があって数分で登れるというから、公園へ入る前に上ってみようかと考えていた。ところが、観光案内所の貼り紙によると、強風で運休とのこと。

シャボテン公園へは伊東駅からバスで約40分。

終点のシャボテン公園バス停に着いた。山が風を遮っていたからか、ここではそんなに強風だとは思えなかったが、リフトは止まっていた。リフト乗り場前に大きな鳥居があったが、大室山が信仰の対象になっているようだ。

シャボテン公園へは路線バスのバス停前から、送迎のマイクロバスでさらに坂を上っていく。

シャボテン公園メインゲート。この公園は1959年(昭和34年)の開園だそうだが、当時の日本では「サボテン」と「シャボテン」の両方の言い方がされていて、「シャボテン」のほうがちょっと優勢だったらしく、この名前になったとのこと。

ゲート前は駐車場になっていて、その先には相模灘が広がる。右のほうに伊豆大島が見える。

こんないい眺めということは、それだけ標高が高いということ。大室山は約580メートルだが、シャボテン公園あたりで450メートルぐらいはある。

そして、シャボテン公園へ来ると、北よりの強風がまともに吹きつけてくる。大室山に上る予定で、たぶん寒いだろうからとバッグにマフラーを入れてきてよかった。出して首に巻く。発熱素材の上下アンダーは着てきたが、首周りはダウンジャケットの襟をジップアップしても寒くてたまらない。マフラーがないと恐らく風邪を引いただろう。

大室山を背に、高原竜の像とシャボテン用のピラミッド型温室。

今回、シャボテン公園に来た第一の目的は、この高原竜像を間近で見ること。

シャボテン公園の高原竜というと自分が小学生のころ・・・昭和の40年代のテレビの特撮もののロケ地で複数回登場している。

「ウルトラマン」でヒドラが出てくる話。この像は少年が考えたヒドラの像だった。劇中でヒドラは大室山の火口から現れる。大室山は実名で登場していた。シャボテン公園は大室公園という名前になっていたが。

「仮面ライダー」だと、本郷猛役の藤岡弘が撮影中に大怪我をしたので、本郷猛は外国のショッカーと戦うために日本を離れたという設定にして、佐々木剛演じる一文字隼人が登場する前後編のエピソードでロケ地となった。登場する怪人もサボテン怪人のサボテグロンだった。高原竜像はショッカーのシンボルマークに似ているので、シャボテン公園がショッカーのアジトになっていた。最後に怪人が倒され、アジトが吹っ飛ぶが、ミニチュアの高原竜像もドッカーンと吹っ飛んでいた。

そして「トリプルファイター」。今年の1月からCSで放映が始まって、30数年ぶりに見た。すると、トリプルファイターでもシャボテン公園でロケを行なったエピソードがあった。高原竜の翼の上で戦ったりしていた。

「トリプルファイター」に出てくるシャボテン公園を見たのが、1回は行ってみようと思った直接のきっかけだ。

それと、もっと最近だが、ネット上の動画に当時の「ウルトラマン」撮影時のエピソードを出演者が語る映像を見つけたが、ハヤタ隊員役の黒部進がヒドラを光線銃で撃つ場面で、うっかりサボテンの上に座ってしまい、お尻に棘が何本も刺さって取るのに大変だったという話をしていた。こうした動画を見つけたことも、今回、行ってみる気になった動機の一つ。

間近で見る高原竜。これは大きめの画像にしておこう。昭和40年代のテレビに登場したころの高原竜像はコンクリートそのままの色だったが、今は茶色に塗られている。

斜め前から。高原竜の前足の間に、サボテンの温室へ通じる地下通路の入口がある。

通路に入ると、園内で放し飼いにされているペリカンがいた。

サボテンの温室。真ん中が高さ数メートルに達するサボテン。

温室をひと通り見たら、昼飯時だし園内のレストランへ。

ギボン亭という洋食レストランでサボテンハンバーグプレート

サボテン入りハンバーグということだが、どの味がサボテンのだかはよく分からなかった。

昼飯のあとは園内をぐるっと一周。いろんな動物を見るが、みんな寒そうだった。

シャボテン公園の広告などにも登場するカピバラ。

羊。

富士山が見える場所に土を盛った見晴台が作られていたが、今日の富士山は上のほうが雲に隠れていた。

ひと通り回った後で、地球環境館という建物に入る。シャボテン公園創設者のプロフィールなどもパネル展示されていた。

2階が入口で1階が出口だが、出口のそばにありました。「ウルトラマンの」怪獣ヒドラに関する展示。


撮影時の着ぐるみではないようだが、それぐらいの大きさに作られた像。それと、登場場面の写真のパネルに登場エピソードの解説。

今回、ざっと回った限りでは、「仮面ライダー」や「トリプルファイター」、あるいはそれ以外の特撮作品に関する展示等は見当たらなかった。「ウルトラマン」関連だけがあるのは、やはり高原竜像をモデルにしてヒドラが誕生したからだろう。

ガラス天井の大講堂に入ると、「どうぶつ学習発表会」をやっていた。要は、この種の施設でよくある動物のショー。ここではチンパンジーのショーだった。さすがに日曜日だけあって、人が多かった。もっとも今日は、みんな外の寒さから避難してきたのかもしれない。

ひと通り回ったし、強風で寒いし、予定より1本(30分)早いバスで伊東駅へ戻る。最初のプランでは帰りも踊り子号の自由席にするつもりだったが、駅で列車の時刻を調べて予定変更。下田方面への踊り子号は10両中2両しか自由席がなく、日曜午後の東京行きだと満員で座れない可能性もある。

なので、各駅停車で熱海へ。

熱海でしばらく待つと、熱海始発の快速東京行きがあった。で、グリーン車を奮発。

グリーン車に乗ったのは、数年前に1回。両親と行ったパック旅行で、新幹線こだま号で3駅ぐらいの区間がグリーン車だった。それ以来で、生涯2度目のグリーン車。

駅であらかじめSuica/PASMOのICカードでグリーン券を買わないと、車内で買うと値段が高くなるというのは聞いていた。なので、ホームの販売機で買うが、紙の券が出るのではなく、ICカードから料金分を差し引いて、購入情報が登録される。

グリーン車の車内。車掌さんが回ってきて、小型の機械でICカードを読み取るのかと思っていた。すると、座席の上に天井に赤や緑のランプがあるのに気が付いた。

ここのパネルに購入情報が登録されたICカードをタッチすると、最初は赤のランプが緑のランプに変わる。それでちゃんと料金を払って乗っているという証明になる。そういうシステムだった。

急ぐなら新幹線だろうけど、そうでなければ熱海ぐらいの距離なら東海道線の各駅停車でグリーン車に乗ってゆっくり帰ってくるのもよいだろう。料金も新幹線自由席や踊り子号自由席よりも安い。今回は快速だったが、各駅停車より止まる駅が4つ少ないだけだから、時間はたいして違わない。だけど、朝に載った踊り子号よりも新しい型の車両である分、車内が静かだった。

東京駅に着いた。丸の内駅舎のリニューアルが完成してから初めてだったので、どんな感じか見ていく。

丸の内南口のドーム内。

建物の外側はライトアップされていた。

 

明日は年休消化で休みを取っている。11月後半にいろいろな仕事が重なり、残業こそあまりしなくてよかったが、緊張を強いられることも多かったから、人間ドックとあわせて連休にしてリフレッシュするつもり。連休で伊豆なら温泉に泊まればいいが、休みがなかなか決まらなかったし、前々週ぐらいは天気が不安定で予定を考えづらいこともあり、予約などはしていなかった。

そのかわりと言っては何だが、帰りは飲んで食べていく。浦安で降りて、番屋へ行く。

お通しと中生。

飲み物メニューは前と同じパウチしたものだが、食べ物メニューは冊子型になっていた。

表紙を開くと最初が、本日のおすすめメニュー。次が曜日限定のサービスメニュー。

本日のおすすめから牛タン塩焼

南行徳にあった牛タンのへそまがりが閉店して以来、ほとんどチェーン系の店でしか牛タンは食べていなかったが、今回、久しぶりにおいしい牛タンを食べたという感じ。

曜日限定メニューから金・土・日限定の刺身3点盛。本日のおすすめの刺身類から3点選べる。本マグロ平目ホタテにする。けっこうボリュームがあった。

ビールのあとは焼酎。まずは黒伊佐錦(芋)。

2杯目の焼酎は白水(米)。串焼類でささみなんこつアスパラいかだ

焼酎はもう1杯。一番札(麦)。そして、締めのつまみはじゃが明太子

特に刺身3点盛で十分、温泉ホテルでの料理の代わりになった。