行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2012年3月24日(土)の日記

2012年03月24日 | 日記

朝の早い時間に雨が上がるという予報は外れ、昼過ぎにようやく上がった。午後3時を過ぎてからやっと青空が見えるようになった。明日の寺のまち回遊展はどうにか天気に恵まれることになりそうだ。

昼飯は南行徳メトロセンターの松屋。期間限定で復活の豚丼を食べる。

そのあとダイエーまで行って買い物。帰る途中、南行徳二丁目の富美浜小学校と福栄小学校近くにあるコスモ家具のところに来る。1ヶ月ぐらい前は閉店改装をやっていたが、店名がホームセンターコスモになっていた。買い物帰りだったから中がどんなふうかは見なかったが。

店のサイトを見ると、コスモ家具行徳店であることに変わりはないが、店の看板と内容が変わったようだ。

帰ってから行徳雑学館の明日の更新準備。寺のまち回遊展で写した画像を入れ、コメントを付けるのだけやったらUPできる状態にしておく。

 

ダイエーの惣菜コーナーで買ってきた寿司、それと卯の花(おから)、昨日、帰りにマルエツで買った2個組みキムチの残り半分をつまみに、缶ビールと昨日の残りの酒で晩飯。

飲みながら録画した映画を見る。日本映画専門チャンネルで放映のもので、若大将シリーズ第1作の「大学の若大将」。

1961年(昭和36年)の作品。自分が生まれた年の映画だから、当然、リアルタイムでは見ていない。だいいち、若大将シリーズは1960年代の代表シリーズというけれど、10歳以下の頃だから、どんな映画だったということ自体、はっきりとは知らない。また、これまで断片的にしか目にしていない。

主演の加山雄三は若大将として人気を得たが、1970年代前半は父親で俳優の上原謙がホテルの経営に失敗し、その借金を抱え込んで返済に苦労したということだ。それも、ずっとあとになってから聞いた。自分が加山雄三を初めて見たのは、1974年の東宝特撮映画「エスパイ」で隊長的な役だった。

そのあと、1970年代後半~1980年代前半(昭和の50年代)の加山雄三は、理想の夫、理想の父で完全無欠というイメージばかりがマスメディアから伝わってきて、自分ぐらいの年代から見れば、キザで嫌味なおっさんとしか思えなかった。加山雄三の歌は「君といつまでも」しか知らなかった。「旅人よ」という歌があるのを知ったのは社会人になって2年か3年ぐらいあとの昭和60年代の前半ぐらいだった。「若大将」シリーズは長い間、キザ男の映画だと思っていた。「若大将」シリーズは東宝の作品だが、怪獣映画と二本立て上映されたりしていたというのを知ったのは、ここ数年のこと。

そうしたキザで嫌味なおっさんと思っていた加山雄三のイメージが変わったのが、1986年(昭和61年)末の紅白歌合戦で白組キャプテンだったときのことだ。「少年隊の仮面ライダー」発言というドジだった。

それはともかく、これまで断片的にしか知らなかった若大将シリーズだが、とにかくその原型の第1作は見ておこうと思った。他にも放映されているが、他にも録画したのがたまっているし、なかなか見る時間がない。

舞台となった京南大学水泳部の合宿所で、トイレの浄化槽の鉄の蓋を使ってバーベキューをやる場面。

父親とは対立する若者で勘当されてしまうが、知り合いや水泳部のマネージャのところを訪ねるときのスタイルは、学校の教科書数冊をぶら下げ、あとは鞄とギターケース。

父親や親の世代とは対立するが、正義感と腕力は人一倍強く、行動は破天荒なところがある。だけど、友人の恋をかなえようとするお人善しなところもある。恋敵は田中邦衛演じる青大将。その青大将が加山雄三演じる若大将・田沼雄一の祖母を車ではねてケガをさせてしまい、それを反省して、水泳大会の会場を離れた若大将を車で送り届ける役を買って出る。そして、きわどいタイミングで800メートルリレーのアンカーに間に合った若大将が、劣勢を挽回して優勝する。たしかに若者受けしそうな役柄だ。

なんか、自分が10代のころにテレビで見たり、学年誌に載っていた小説やマンガで読んだ青春学園ドラマの原型を見る気がした。

その一方で、1960年代の東宝映画だから、特撮映画や、東宝の俳優が大勢出演している初期ウルトラシリーズで見た俳優がどうしても目に付いてしまう。

西条康彦。「ウルトラQ」の一平君。

加山雄三の妹役の中真千子

「ウルトラQ」の「変身」で恋人が巨人化してしまう女性。それにも増して印象が強いのが「ウルトラセブン」第2話「緑の恐怖」で、宇宙ステーション勤務から帰ってきた隊員の奥さん役。夫が実は植物宇宙人ワイアール星人にすりかわっていたという話。箱根へ向かう小田急ロマンスカーの車中で、果物をむいてとなりの席に座っている夫に手渡そうとすると、夫が変身が解けて植物宇宙人の姿になっていたのを見て悲鳴を上げる場面は強烈だった。

それから京南大学水泳部の先輩兼コーチ役が、これも東宝特撮にいろいろと出ていた土屋嘉男

土屋嘉男というとやはり「ガス人間第一号」か。

勘当された田沼雄一が湖の救難監視員のバイトをしているときに、転覆したボートから助けた会社の社長役が、加山雄三の実父の上原謙。

助けてくれた青年に惚れ込んで、娘の縁談を持ってくるのだが、娘役が藤山陽子。藤山陽子というと、「海底軍艦」で旧日本海軍・神宮司大佐の娘・真琴役の印象が強い。父親を「お父さま」と呼ぶ、育ちのいいお嬢さんらしい姿が印象に残っている。