行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2011年6月11日(土)の日記

2011年06月11日 | 日記

土曜日は時間が取れるが、雨のようだから映画を見に行くことにする。今、やっている映画で興味が湧いた「プリンセストヨトミ」の六本木ヒルズのTOHOシネマズでの時間を調べたら、午後1時10分の回があった。4月に行ったときに上映トラブルがあって、帰りに貰った特別招待券を使うことにする。ネット予約では使えない招待券だから、チケット窓口でチケットと交換になる。席に余裕があるだろう1時間程度前に着いてチケットと交換すれば、ちょうど昼飯時だから、上映までの時間を昼飯に使える。

この土日の洗濯物は半分ずつやって、脱衣場の突っ張り棒に干して除湿機の速乾モードで乾燥。部屋に軽く掃除機をかけて出かける。六本木ヒルズへ着いたときは雨はほとんど上がっていたが、まだ地面は濡れていた。

チケットカウンターへ並ぶ。ミニシアターではカウンターでチケットを買うが、シネコンではほとんどネット予約しているから、チケットカウンターに並ぶのは久しぶり。

出かけるタイミングが思っていたよりも遅れたので、チケットと交換したら、開映まで40分ぐらいしかない。店選びをしていたらあっというまに時間が経つ。すると、TOHOシネマズ入口そばの大屋根広場に飲食コーナーがあった。5人の料理研究家による食イベントということで、パスタ、ホットドッグ、サラダが5種類ずつのメニュー。混んでいなかったし、ここで昼飯を済ませることにする。

パスタからホタルイカのハリハリアラビアータを食べる。

グラスビールやその他のドリンクもあったが、映画を見る前だから水気はやめておく。アルコール類を飲んだら、見ているうちに眠くなるだろう。

プリンセストヨトミの感想(ネタバレあり)。

同じ原作者(万城目学)の映画化作品は前に「鴨川ホルモー」を見ている。まとめ方は今回の「プリンセストヨトミ」のほうが手堅い。話は荒唐無稽な設定だが、特撮を駆使したスペクタクル場面や、大掛かりなアクション場面はなく、登場人物どうしのドラマが中心。そのせいか、終盤がどうも盛り上がらない。タイトルからすると、豊臣家の血を引く少女、つまり豊臣の姫が何か特別な役割を果たしたり、特別な能力を発揮するのか期待したが、そういうのはなかった。その少女が前半で、暴力団組長の息子相手に仮面ライダーのような飛び蹴りを食らわせて、驚異的な身体能力を見せつける場面があるから、後半の展開に期待してしまった。が、空振りに終わった。

劇中の「大阪国」というのは、地域に伝わり神社という形で祀られている信仰のようなものだと思えた。だから、話は「もし、そんな信仰が存在したら・・」を前提にした思考実験の物語。なんとなくスタートレックシリーズを見ているような気がしてきた。「プリンセストヨトミ」はコミカルな描写を多くしているから、そういうところは違うが。スタートレックは、未来の時代を舞台に、地球とは異なる文化を持つ異世界(異星)との関わりを描く話が中心となる。「プリンセストヨトミ」は過去(大坂の陣)とそこからつながる現代が舞台。
・スタートレック:主人公たちが属し、地球を含む惑星連邦 vs 登場する異星
・プリンセストヨトミ:主人公たちが属する東京の会計検査院 vs 大阪
の似た構図が見え隠れするように思えた。

それと、大掛かりなアクションなどがなく(主人公がピストルで狙撃されるというのぐらいはあったが)、登場人物どうしの会話を中心としたやりとりで結末に持って行くというところが、スタートレック的と思えた。スタートレックと言っても、映画作品は戦いなどのアクションシーンが多いが、そちらではなく、テレビシリーズのエピソードに多く見られる展開だ。

登場人物の物語としては、父親と子供の関係に焦点が当てられている。でも、なんか既視感があった。分かり合えなかった父親との関係を修復するというストーリーで、主役を演じるのが堤真一。というと、数年前に見た「地下鉄(メトロ)に乗って」がそんな話だった。

夜は居酒屋オンドリへ。まずはビール中生。

焼鳥で上から砂肝、ねぎま、れば、皮

ビールが終わったら地酒に切り替えて、初めて見る和歌山の地酒で紀土。つまみは活〆ハマチの刺身

2杯目の地酒は磯自慢。つまみはバイ貝煮

バイ貝は一見、たった3個だが、実は食べ甲斐がある。巻貝だから身を出すのが難しい。だけど、殻はそんなに固くないから。手で割れる。取り出しやすい部分を食べ終わったら、殻を割って奥のほうのワタ(写真の矢印と丸)を食べるとこれがおいしい。

締めはライムハイと茄子味噌田楽