行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2011年5月22日(日)の日記

2011年05月22日 | 日記

数日前から作成してきたコンテンツは、昼飯をはさんで午後3時ごろまでに文章を書き上げ、推敲して午後5時前にはUPする。

昼飯はスーパーでの買い物ついでに南行徳駅前へ行って、マクドナルドキチンフィレオのセット。 

昼飯のときは昨日の続きのような暑い晴れだったが、家に帰ってしばらくしたら外が暗くなってきて、一時、夕立みたいな雨の音が聞こえた。午後6時代に晩飯に出たときは空気がひんやりとして、弱い雨になっていた。

晩飯は南行徳公園そばの定食の大谷亭

銀だら照焼きの基本食を食べる。

今日、UPしたのは謎と不思議の部屋コンテンツ。今の臨海部にある物流施設と過去の時代の物流施設だった祭礼河岸を絡めて、いろいろと考えていたことを書いた。アイデアは去年の8月1日の日記-長文だったが、その後半部分に書いている。そのときはオリックス不動産の千鳥町の物流施設が建設中で、今年2月のオープン予定だというのが分かったから、この施設が出来たら他のいろんな物流施設もまとめて写真に撮って、コンテンツとしてまとめようと思っていた。そして2月の最後の週に旧江戸川沿い、押切の祭礼河岸跡などを写し、3月最初の週末には臨海部から江戸川放水路対岸、葛西や荒川を渡ったところの江東区新砂あたりの物流施設もまとめて撮影し、春分の日の連休ぐらいには完成させてUPさせようと考えた。ところがその翌週末に東日本大震災が発生。臨海部の道路などにも液状化の被害が出たりして、作る予定のコンテンツの作成にかかる気もしなくなり、延び延びになっていた。

押切の排水機場が昔は行徳河岸(祭礼河岸)という貨物専用の河岸だったというのは、郷土史の本で読んだことはあっても、実はあまりピンと来ていなかった。行徳で船が着いていた場所というと、やはり本行徳の常夜燈のところがまず頭に浮かぶ。旅客用というのは、それを利用した人の記憶に残るから、語られることも多く、多くの人の頭に残って行く。それに比べると貨物用とか荷物用というのは地味な存在だ。列車でも自動車でも船でも飛行機でもそう。SFに出てくる宇宙船でも、ドラマを作りやすいのは人が大勢乗っている船だから、貨物船というのは乗る人も少ない地味な存在になってしまう。そして、人に乗ってくれるようにアピールする必要もあまりないし、基本、物を入れたり載せたりする場所で、人がいる場所のような明るい照明もいらないから、地味だけでなく、暗いというイメージにもなる。でも、人も物も動くことで、世の中は機能しているのだから、どちらかだけでよいということにはならない。

今回のコンテンツを作って、行徳が過去も現在も、江戸~東京を取り巻いていくつもある中継拠点の一つだと認識したが、なにか惑星の衛星軌道上にある宇宙ステーションのようだと思えた。これは、自分がそうした映画やドラマを好むので、そう思ったわけだが。(小中学校の社会科(地理)で聞いた「衛星都市」という言葉も思い出した。)

映画・ドラマの宇宙ステーションというと、例えばこれ。「2001年宇宙の旅」に登場する地球の衛星軌道上の中継ステーション。

でも、これは自分が抱くイメージとはちょっと違う。きれい過ぎるからだ。まあ、この映画が作られた時代(1960年代中頃~後半)は、科学技術が明るい未来を作るという風潮が強かったせいもあるからだろう。

人や物も集まっては散って行くことが繰り返される場所は、もめごとをはじめ、いろんな事件や問題が起こり、その解決が図られ、さまざまな人間模様が展開する"グランドホテル"ドラマの舞台的だといったほうがよいだろう。そしてそういう場所は、きれいなだけでなく猥雑さもまた存在する。

そんな宇宙ステーションというとやっぱりこれ。「スタートレック・ディープスペースナイン」の舞台である宇宙ステーション・ディープスペースナイン。

「スタートレック」の世界には人工重力システムが存在するという設定なので、宇宙ステーションを回転させて遠心力を人工重力にしているわけではない。

それから、これも。「バビロン5」の舞台である惑星間の外交基地である宇宙ステーション・バビロン5。

「ガンダム」に登場するスペースコロニー同様に、円筒を回転させて遠心力を重力とするしくみになっている。

どちらも宇宙ステーションを舞台にいろいろな事件が起こる"グランドホテル"ドラマが基本だが、それだけだと話が持たないし、アピール力も弱いためか、対立する勢力間で戦争が起こる話を組み込んだ戦記ドラマともなっている。

行徳の地域感、特に江戸や明治の行徳に自分が持つ地域感が宇宙ステーション的というのは、別に毎週放映されるドラマのようにしょっちゅう、何かの事件や問題が起こる場所というのではない。事件がまったくないということはなかっただろうけど、そんなにしょっちゅうというわけでもないだろう。宇宙ステーション的とは、不安定感というものだ。宇宙ステーションは、それ自体で多少は移動できるような機能を持っていても、宇宙船のような高い機動力で動けるわけではない。宇宙船なら、対立する敵勢力や宇宙の異常現象などの危険に遭遇すれば飛んで逃げることができるが、宇宙ステーションはそうは行かない。そして、頑丈に作るにしても限度があるから、どんな攻撃にも耐え続けるということも不可能だ。

行徳の地は内陸の宿場町などと違い、川が運んだ土砂が堆積した州の上にある。つまり、海に突き出して水害の危険に常にさらされている環境にある。これが宇宙ステーションの不安定感と通じるものだと思える。

行徳の歴史についての本をいろいろと読むと、昔から繰り返し津波の被害を受けてきたと書かれている。津波というとつい先日の東日本大震災で発生した津波が頭に浮かぶが、行徳の地が繰り返し襲われた津波というのは、台風や低気圧による高潮のこと。辞書で津波という言葉を調べると、海底を震源とする地震や海底火山の噴火で起こるものとしている。そして高潮を、高潮津波とか暴風津波とも呼ぶと書いてあった。(辞書によってちょっとずつ違うが)
今の時代の人間は津波と高潮という言葉を区別して使っているが、海から水が押し寄せてくる現象のメカニズムが解明されていなかった時代の人たちは、みんな津波と呼んでいたのだろう。