里の家ファーム

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NHK『ガッテン!』

2019年04月17日 | 健康・病気

 

NHK『ガッテン!』の番組内容に視聴者の合点が行かず、炎上した理由

DIAMONDonline 2019/04/17

  岡田幹治

  3月13日に放送されたNHKの人気番組「ガッテン!」が、「毎日の洗濯で伸び伸び、ヨレヨレになった衣服を、まるで新品みたいに戻すワザ」を紹介したところ、ツイッターなどに批判の声が飛び交った。

「『ガッテン!』にはガッカリ 柔軟剤の宣伝じゃないか。香害で苦しんでいる人がいるのに NHKに抗議とツイッターを炎上させたい」

「シワシワの衣服を回復するって、どこがガッテンや、身体が回復不能になるわ」といった激しい声もあった。

 何が問題になったのだろうか。

ヨレヨレ服を新品のようにする「ワザ」に

柔軟剤使用を推奨

「ガッテン!」は、「食・健康・美容・住まいに関する裏ワザを公開する」という触れ込みの番組で、NHK総合テレビで毎週水曜夜に放送される。

  3月13日は「部屋干し臭を消す」「がんこな黄バミが家庭で落とせる!」に続く「洗濯シリーズ」の第3弾だった。

 番組はまず、洗濯を繰り返すと、服はどんどん傷み、ヨレや伸びがひどくなっていくが、そのダメージを少なくするには、洗濯槽に入れる衣類の量を容積の5~7割にするのが有効と説明した。

 これが「ふだんの洗濯でヨレや伸びを減らすワザ」だ。

 続いて、大矢勝・横浜国立大学教授が、「傷んだ衣類を復活させるワザ」として、番組で紹介したのが次のような方法だ。

 ――10リットルの水に、およそキャップ1杯分の柔軟剤を溶かし、傷んだ衣類を浸して繊維の奥まで浸透するよう30秒程度もみ込む。衣類の形を整え、軽くたたんで洗濯機で脱水する。すすぎはしない(これが重要)――。

 柔軟剤のパッケージに表示されている「使用量の目安」は、65リットルの水にキャップ1杯分だから、推奨された方法では柔軟剤の濃度は6倍になる。

 画面には柔軟剤の容器が何度も鮮明に映し出され、古着業者が大量の柔軟剤を使って古着を新品のようにして店頭に並べていることも紹介された。

 ゲストの「すすがないで皮膚は大丈夫か?」との質問に、大矢教授が「この程度なら大丈夫」と答える場面もあった。

 番組の最後は、次のような自画自賛の場面で締めくくられた――。

 アフリカ・コンゴ共和国には、世界一、服にお金をかける人たちがいるが、彼らにとって悩みは汗で服が汚れやすく頻繁に洗濯をしなければならないこと。そこで、番組で紹介した方法を試していただくと大成功で、喜んでもらえた。

消費者連盟の「110番」で

「香害」の原因商品のトップ

 このワザに、「香害」の被害者たちが怒ったのは、大量のCMで売り上げを伸ばしている「香りつき柔軟仕上げ剤」が、頭痛や、化学物質過敏症などの健康被害をもたらす「香害」の“元凶”だからだ。

 化学物質過敏症は、ごく微量の化学物質にさらされるだけで、頭痛・めまい・筋肉痛などの多様な症状が起きる病気だ。

 たとえば、消費者団体の日本消費者連盟が一昨年に実施した「香害110番」に寄せられた苦情では、柔軟剤が原因商品のトップだった。

 なぜ柔軟剤は被害者を苦しめるのか。それは柔軟剤の成分を見れば理解できる。

 花王の柔軟剤「フレア フレグランス」を例にとると、有効成分は(1)エステル型ジアルキルアンモニウム塩だ。このほか(2)ポリオキシエチレンアルキルエーテルや(3)香料が含まれている。

 このうち、(1)は「陽イオン型」の界面活性剤で、洗剤などに使われる「陰イオン型」の界面活性剤より皮膚などへの刺激性・毒性がはるかに強い。

 (1)は別の分類では「第4級アンモニウム化合物」の1つだ。この化合物は生物の細胞膜を不安定にして細胞を殺す作用を持ち、殺菌剤などに使われているが、人の細胞にも同じく作用し、アレルギー・皮膚炎・角膜障害などの原因になる。

 また(2)は、「人の健康を損なうか、動植物の生育に支障を及ぼすおそれのある物質」と政府が判断し、監視している462物質の1つだ。

 これらはPRTR法(化学物質排出把握管理促進法)の「第一種指定化学物質」と呼ばれる。

 (3)の「香料」は、3000以上もある成分(物質)からメーカーが複数(数種~数十種)を選んでブレンドした調合香料である(個々の物質名は明らかにされていない)。

 香料成分の中には、アレルギーやぜんそくの原因になる成分、ホルモンかく乱作用や発がん性を持つ成分などがあることが明らかになっている。

「ガッテン!」が教えたワザを使った衣類が増えれば、どうなるか。

 まず、着用した人が、繊維にくっついた上記の成分の作用で肌荒れを起こす可能性がある。

 柔軟剤が肌に悪いのは、番組に出たアナウンサーが手袋をつけて柔軟剤を扱っていたことからも明らかだ。

 それ以上に心配なのは、成分が気化して周囲に放散されることだ。これを化学物質に敏感な人たちが吸い込めば、ぜんそくや化学物質過敏症を発症したり、悪化させたりする。

 番組では「皮膚への影響や柔軟剤の香りが気になる方」向けに「もう一度洗濯する」「無香料の柔軟剤を検討する」などの注意が流されていたが、これは「香害被害者」にとってほとんど意味がない。

 被害者たちは他人が使う柔軟剤で健康被害を受けているからだ。

怒る「香害」被害者

「被害の拡大に加担」

 こんな事情があるから、被害者たちは黙っていられない。

 フェイスブックには、「香害の増加、化学物質過敏症患者の増加につながるでしょう。NHKが柔軟剤の宣伝ともいえる番組を報道したことに抗議します」「柔軟剤を広めるのはやめてほしい」などの声が寄せられた。

 さらに、コンゴまで出かけてこのワザを披露して喜ばせ、健康への影響を知らせずに柔軟剤を売り込んだのは罪深い、という指摘もあった。

 この番組について、油脂・石けんに詳しい長谷川治さん(洗剤・環境科学研究所代表)はこう批判している――。

「柔軟剤の成分がたっぷり残った衣類を着て大丈夫なのは、肌の強い人でしょう。そうでない人には影響が出ます。

 番組の前半で紹介していた“ヨレヨレにならない洗い方”(洗濯物は洗濯槽の5~7割にする)を徹底すれば、柔軟剤を使わないで済み、労力も少なくて済みます。それなのに、なぜ柔軟剤を推奨するのか。

 業界が香りつき柔軟剤の売り上げを増やそうと躍起になっているのを、後押ししているように見えます。

 視聴者の受けだけを狙った番組であり、皮膚の弱い人や化学物質に敏感な人への配慮が感じられない番組でした」

 公害問題に取り組んでいる日本消費者連盟は、放送2日後の3月15日に、NHKに対し「抗議文」を送った。

「この番組は、香害という公害被害の拡大に加担しているに他なりません」「香害が社会問題となっているこの時期に、その元凶である柔軟剤を推奨する番組を放送したことの責任は重大です。断固抗議するとともに、番組内容の訂正、撤回を求めます」という内容だった。

NHKは反論、「専門家に取材」

「使い過ぎは注意喚起した」

 これに対してNHK制作局科学・環境番組部の出田恵三部長は3月22日、次のような回答(要旨)を寄せた。

「番組では、衣類を長持ちさせる様々な洗濯のコツを、大学などの研究機関、メーカーなどの取材を通じて紹介しました。その中のひとつとして『月に1回程度、柔軟剤で処理する』方法を伝えしました」

「上記の方法を紹介するにあたっては、香りによって体調不良を訴える方や化学物質過敏症の方がいらっしゃることを踏まえ、香り成分や界面活性剤などに詳しい専門家や研究機関に取材しました」

 さらに、「番組では、『毎月1回程度や気になるときに』といった使い過ぎへの注意喚起や、香害や化学成分などが気になる方に向けて『無香料の柔軟剤の使用』や『柔軟剤で処理した後に改めて水洗いすること』などの情報を伝えました」と、回答は続いた。

 回答の内容について、日本消費者連盟が3月28日に出田部長に電話で確認すると、洗濯のコツを取材した相手は大矢教授と洗濯機メーカー、香り成分などについて取材したのは、厚生労働省健康局や国民生活センターなどだった。

 またNHKの取材に対し厚労省健康局は、柔軟剤などで健康障害が起きるという指摘について「医学的には危険性を判断できない」と回答したという。

過去にも批判受ける

柔軟剤使った「除電ぞうきん」

「ガッテン!」は、2017年10月18日放映の「なぜ出るホコリ! 原因はそこだった!?」でも、柔軟剤の使用を推奨している。

 柔軟剤数滴(数ミリリットル程度)をバケツに垂らして5倍に薄め、その中にぞうきんを1~2分漬けた後、固く絞って5分ほど乾かせば、「除電ぞうきん(柔軟剤ぞうきん)」になる。

 これで床・壁・棚・家具などを拭けば、柔軟剤には静電気防止効果があるので、ホコリの発生源である静電気を除去でき、ホコリもたまらないと、番組で説明した。

 このときも、「そんなことをすれば、家の中が柔軟剤の成分だらけになる。ホコリが気になるなら、きちんと掃除をしよう」といった批判がツイッターなどで流れた。

 ほかにも「ガッテン!」では、「行き過ぎた表現」が混乱を招いたとしてNHKが謝罪し、再放送を取りやめたことがある。

 2017年2月22日放送の「最新報告!血糖値を下げるデジタルパワーの謎」だ。

 この番組では、「睡眠薬で糖尿病の治療や予防ができる」と説明した際、特定の医薬品とわかる映像を流し、しかも「副作用の心配はない」とした。

 これに対し視聴者や医師から「睡眠薬の不適切な使用を助長しかねない」「副作用を軽視している」などの批判が殺到。

 日本睡眠学会は「番組で取り上げられた睡眠薬は、国で承認された効能・効果は『不眠症』に限定されており、糖尿病に処方することは認められていない」などという内容の「見解」を発表した。

「ガッテン!」は、簡単に合点してはいけない番組なのだ。

(ジャーナリスト 岡田幹治)


 わたしもテレビが見られたころはよく見ていた番組です。当ブログ関連記事「香害」もご覧ください。

 なんか、一気に夏ゥて感じ。江部乙では20℃を超えました。明日もこのような陽気らしいのですが、そのあとはまた10℃位まで下がってしまうようです。

今日、ようやくハウスビニールかけました。天気予報を見て風の弱まる16時を予定していたのですが14時から強行。何とか落とすことなく、無事に終わりました。

畑の雪は完全になくなりました。

福寿草。

我が家の前の畑は、ようやく畔が見えてきたところです。まだ30㎝以上あります。

部屋の中では、切断したミニトマトがこんなに長い根を出しています。鉢上げ作業中です。

これは、チャイブ。

 

 

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