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除草剤

2018年06月05日 | 野菜・花・植物

毎日摂取している!?除草剤の成分「グリホサート」の危険性

危険な食品添加物より https://tenkabutsu.com/

  日本ではうどんやラーメン、パスタ、お菓子などの原料として欠かせない小麦や豆腐や納豆などの原料として欠かせない大豆の多くをアメリカからの輸入に頼っているのが現状です。

 家畜の飼料においてはアメリカをはじめとした外国から輸入されています。

 理由は、狭い日本では膨大な量の飼料作物までまかなえないからです。

  アメリカから輸入される大豆やトウモロコシの9割以上は、健康への影響が懸念されている遺伝子組み換えです

  しかし、それだけではなく、アメリカから輸入される大豆、トウモロコシには健康に多大な影響を与えると言われている除草剤(ラウンドアップ)が使用されています。

 この除草剤(ラウンドアップ)の有効成分であり、危険な成分であるのがグリホサートです。

 一体、グリホサートはどれ程、危険なのでしょうか。

  そこで今回は、除草剤(ラウンドアップ)の主成分、グリホサートについてご紹介したいと思います。

  知らずに口にしてしまう前に是非、除草剤の危険性について知っておきましょう。

グリホサートとは

  グリホサートは、1970年にアメリカの企業、モンサント社が開発したラウンドアップと言われる除草剤の主成分です。

 有効成分名(正式名称)は、グリホサートイソプロピルアミン塩。

  グリホサートには全ての植物の成長に必要なアミノ酸生成を阻害する働きがある為、どんな植物でも枯らしてしまう非選択性の除草剤と言われています。

つまりそれ程、強力な除草剤と言うことです。

  1974年にモンサント社は、グリホサートのオリジナルの分子を発見したことで、「広域除草剤」として、グリホサートの特許を取得しました。

  噴霧(スプレー)として、葉から吸収させたり、林業の除草剤として利用されるラウンドアップは、モンサント社の「顔」として、世界中に知られることとなりました。

  しかし、2000年に保持していた特許が切れた為、今日ではモンサント以外の多くの企業がグリホサート系の除草剤を製造・販売するようになり、農業、芝生、園芸など多くの目的で使用されています。

  日本で一番売れている除草剤は、「ラウンドアップマックスロード」という日産化学から販売されている除草剤です。

 ラウンドアップは、モンサント社のブランド除草剤ですが2002年に日産化学が日本モンサント株式会社より国内農薬除草剤事業を買収したことで、日産化学は、日本においてラウンドアップの商標権、生産・販売権を持てるようになりました。

 プレハーベスト&ラウンドアップ・レディーとは

  「非選択性除草剤」=「全ての植物を枯らす」と言われる程、威力の強い除草剤であるラウンドアップ(グリホサート)ですので、生育期に直接かければ当然、枯れてしまいます。

しかし、収穫直前に散布することで、小麦など遺伝子組み換えでない作物が早く乾燥する為、収穫が効率的に行えるようになります。

 特に雨が多い地方では、湿気が多くなるので、作物の乾燥にかかる時間は多くなります。

そこで考えられるようになったのが収穫直前の作物にグリホサートをかけて枯らして、乾燥させるということです。

80年代にスコットランドでスタートしたプレハーベストは今日では世界中で行われるようになっています。

  除草や収穫を容易にしてくれるラウンドアップ(グリホサート)ですが収穫直前に撒いてしまえば、小麦などの収穫物には遺伝子組み換え作物と変わらない量、最悪、それ以上のグリホサートが作物に残留してしまうことになります。

 結果、小麦でのプレハーベストがグルテンアレルギーを激化してしまう恐れがあります。

 国産小麦の場合、天日乾燥、或いは乾燥機を利用して、乾燥していきます。

  モンサント社は、より独占的にラウンドアップを世界中に売りつける為に「ラウンドアップ・レディー」に関する遺伝子の特許を取得しました。

 「ラウンドアップ・レディー(Roundup Ready)」とは、遺伝子操作によってラウンドアップ(グリホサート)に耐性を持たせた大豆、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、テンサイ、アルファルファなどを総称した遺伝子組み換え作物のことです。

  これらの作物はラウンドアップ(グリホサート)をかけても決して枯れることはないので、飛行機などで空から除草剤を撒くだけで簡単に除草を可能にしてくれます。

 特に数百~数千haの大規模農家にとって、人手や手間、時間をかけずに除草を可能にしてくれるラウンドアップ(グリホサート)とラウンドアップ・レディーは大変、魅力的です。

  モンサント社にとっても自社で作った除草剤(ラウンドアップ)と自社で作ったその除草剤に耐えられる遺伝子組み換え作物をセットで売り出せば除草剤の売上げと特許料という2つの莫大な利益を手にすることが出来るようになります。

 つまりラウンドアップ(グリホサート)と遺伝子組み換え作物は切っても切れない関係にあるのです。

  近年、アメリカでは大多数の農地でグリホサートに耐える雑草が増殖して来ていることから2013年に米国環境庁は残留許容量を引き上げました。小麦は、6倍に引き上げられ、30ppmとなり、これは遺伝子組み換え大豆の許容量(20ppm)の倍です。

これによって、小麦によるグリホサートの使用量はより大きくなったことになります。

  小麦や大豆の中に、高い濃度で、グリホサートが残留してしまうという非常に恐ろしい事態に陥っていることに市民団体「マムズ・アクロス・アメリカ」やEUなどは、アメリカを強く非難しています。

プレハーベスト散布禁止やグリホサートの禁止、または規制を求めるムーブメントは、全米各地、世界各地で大きくなりつつあります。

危険な除草剤で、より危険度UP!?

  もうグリホサートだけではコントロール不能であるとして、モンサント社は、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の一種であるジカンバという除草剤耐性の大豆を開発し、ダウ・ケミカル社でも枯れ葉剤の主成分の1つ2,4-D耐性遺伝子大豆を開発しました。

  2,4-D耐性遺伝子大豆は、米国環境保護局がダイオキシン発生源の1つとして認めたこと、そして2,4-D耐性雑草がすでに出現していること、そして何より36万以上のアメリカ国民から反対の声が上がったことで、2012年春に予定していた枯葉剤耐性遺伝子組み換えの承認は見送られることとなりました。

  ブラジルでもこの枯れ葉剤耐性遺伝子組み換えに対する反対の声は強く承認にストップがかかっています。

 特に危険な遺伝子作物に危険な除草剤を散布することは、より危険度が増すということに他なりません。

  しかし、日本では、禁止や規制を求める動きは少なく、マスコミに取り上げられることもないというが現状です。

しかも日本はなんとジカンバ系除草剤耐性大豆、2,4-D耐性遺伝子大豆やトウモロコシを次々と承認してしまいました。

  企業ロビーに屈した米国も枯葉剤耐性大豆を承認することになりましたが遺伝子組み換え食品の抵抗感は世界的に高まっていること、世界最大の消費国である中国やロシアが承認しない姿勢を見せている為、栽培などは大きく行われてはいません。

  ラウンドアップ(グリホサート)の効力低下に対する代替策として、登場したモンサントのジカンバやダウ・ケミカルの2,4-Dはどちらも危険性の高い農薬です。

そして、どちらもすぐに雑草に耐性を持たれてしまうことで、より使われる量が増していくことが予想されます。

 結果、環境中の微生物、小動物の健康により多大な影響を与えてしまうことでしょう

  いくらかけても、どんな除草剤でも効かない。それどころか、大量使用によって、耐性雑草が広がってしまうということは、遺伝子組み換え技術の有効性が薄っぺらいものであるということを示していることに違いありません。

 リホサートが及ぼす健康への害とは

  日本で最も使われている農薬がラウンドアップなどのグリホサート系です。

  米国環境保護庁(EPA)は、グリホサートは比較的毒性が低く、発がん性の可能性はないとしていましたがカリフォルニア州はグリホサートを発がん性のリストに加えています。

  これにより、モンサント社は、カリフォルニア州内で販売するラウンドアップの製品のパッケージに警告表示を行う義務が生じ、また同州の環境健康危険評価局が危険であると判断した量のグリホサートを散布する場合にも同様に警告表示を行う義務が生じることになりました。

  また世界保健機関(WHO)まで「発がん性の疑いがある」と評価されています。

  事実、グリホサートの使用量と比例するようにリンパ腺のガンが増加したとある調査によって、報告されています。

  そして、グリホサートは、実験によって、内分泌かく乱物質であることが判明されています。

  内分泌かく乱物質の場合は、農場や芝生に散布する希釈レベルではなく、もっと薄い超微量(低濃度)でのラウンドアップ(グリホサート)でも危険性は変わらないということがその影響を調べた研究結果によって明らかになっています。

むしろ高い濃度では観察されない為、比較的高い濃度で実施されている安全性の研究では問題は検出することは出来ないと言います。

  フランスのカン大学の内分泌の分子生物学者であるジル=エリック・セラリーニ氏によるとグリホサートは人間の胎児・胎盤・臍帯細胞に有害であると強く訴えています。

  事実、実験動物のラットに2年間、超微量のラウンドアップ(グリホサート)を晒したところ、超微量のグリホサートであっても体内の組織や遺伝子に多大なダメージを及ぼすことが分かっています。

  生殖機能障害、不妊、流産、先天異常など内分泌撹乱物質として生殖に多大な問題を生じさせてしまうグリホサートは実に脅威であるとして、EUの法律では内分泌かく乱物質である殺虫剤の販売は市場では禁止されています。

  アルゼンチンでは、家畜の奇形が多発しており、ラウンドアップ(グリホサート)の関連性が疑われています。

  アメリカでは被験者131人中、93%が尿からグリホサートが検出されており、特に子供にその濃度は高い傾向にあることが分かっています。

  グリホサートが及ぼす健康への害は、ガンや生殖機能障害だけに留まりません。

 喘息やセリアック病、免疫力の低下、腎臓機能障害、肝機能障害、消化器疾患、糖尿病、心臓病、自閉症、アルツハイマー、鬱病など実に多くの問題を引き起こすと言われています。

 というかモンサントも発がん性ありと認めているんですね。

 http://sustainablepulse.com/2017/08/09/monsanto-admits-untested-roundup-herbicide-could-cause-cancer-in-secret-court-documents/#.WZG8_lVJbIX

 なのに何故日本で平気で販売され、平気で使用されているのでしょうか。。。

 おわりに

  グリホサートが及ぼす影響は、私たち人間だけに留まりません。

グリホサートは地球の生態系(環境)まで破壊します。

 事実、ミツバチは、世界中でその姿を消しています。

グリホサートなどの農薬や遺伝仕組み換え作物などが巣に戻る経路の認識能力(方向感覚)に障害を及ぼすことで、激減しているのではないかと考えられています。

 花の花粉を運ぶミツバチがいなくなれば、果物や野菜、ナッツ等は作られなくなります。

 農作物が生み出せなくなれば家畜は死に絶え、乳製品、肉は生産不能になります。

 つまりミツバチの絶滅は人類や動植物の絶滅を意味しているのです。

 またグリホサートによって、植物プランクトンもその姿を消していると言われています。

 植物プランクトンが絶滅すれば、海の生き物は全て絶滅するでしょう。


 数年前まで、近くに蛍が生息していました。この蛍が増えることが楽しみでした。しかし、ここに除草剤がまかれてしまったのです。その年から蛍は出てきていません。https://blog.goo.ne.jp/mooru1949/e/d2f3da230d6995062c412406491e18b5

当ブログ2020.3.23「除草剤に代わるもの」参照ください。