里の家ファーム

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子どもが将来なりたい職業

2017年09月19日 | 社会・経済

「子どもが将来なりたい職業」今と昔の違い

  鈴木貴博 - ダイヤモンド・オンライン - 2017年9月15日

 ITエンジニア、ゲームクリエイター、ユーチューバーが憧れの職業に

 最近、世に出回る「子どもが将来なりたい職業」についての調査結果には、オトナから見ると結構衝撃的な内容が含まれている。その1つで、ソニー生命保険が今年4月に公開した『中高生が思い描く将来についての意識調査2017』をもとに、「なぜそうなのか」を紐解いてみたい。

 調査結果を見ると「女子中学生がなりたい将来の職業」については、私はそれほど違和感を覚えなかった。ベスト3は歌手・俳優・声優などの芸能人、絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)、医師という順で、確かに女子が憧れる職業がそれだと言われると、そうなのかもしれないと思える結果となっている。

 一方で、今回話題にしたいのが男子中学生の結果である。調査によれば「男子中学生が将来なりたい職業」のベスト3は、ITエンジニア・プログラマー、ゲームクリエイター、YouTuber(ユーチューバー)などの動画投稿者、である。これは昭和世代の私の目から見れば「え?」である。

昭和時代の定番(?)である野球選手でも、銀行員でも、科学者でもないというのは、まあ時代が違うから仕方ないのかもしれないが、それにしてもユーチューバ―がなぜこのランクに来るのかが、古いオトナには理解しがたいところである。

 とはいえ、ユーチューバ―になりたいと答えた男子中学生が「複数回答で3つまで」という条件で「17%もいた」のが事実である以上は、中学生にとってユーチューバ―がそれだけ身近で憧れる職業であることを、まず認識したいと思う。

 その上で、この結果からわかることについていくつか分析してみたい。

 まず気づく点は、ITエンジニア、ゲームクリエイター、ユーチューバーは3つともスマホに関係する職業だという共通点がある。つまり、オトナから見れば疑問符が付くこの選択肢も、中学生から見ればものすごく身近な3つの職業が挙げられた結果だと言える。

 2つ目に、にこの3つの職業が、スマホというキーワードの中でも中学生から見れば「儲かる職業」に位置づけられているであろうことに気づかされる。

 このソニー生命の調査は「中高生が思い描く将来について」の調査で、なりたい職業以外にも「中学生が将来についてどう考えているか」についての質問も行なっており、興味深い結果が出ている。

 中学生の回答を見ると、「10年後の日本が明るいかどうか」という質問に関しては「明るい」が39.5%、「不安」が61.5%と暗い将来を予感している中学生が過半を占める。では「自分の10年後は?」というと、「明るい」が54.5%に対して不安は「45.5%」となる。一見数字が逆転しているように見えるが、普通、このような調査では自分に関してはかなり楽観的な結果が出るものだ。そのことを考えると、今の中学生は自分の将来をかなりシビアに見ていることがわかる。

さらに「今のオトナについてどう感じているか?」を訊ねた質問に対しては、9割弱の中学生が「大変そう」であり、「疲れている」と回答している。上記質問と組み合わせてみれば、「自分もこのままいくと同じようなオトナになる確率が高い」と考えるのが自然である。

暗い未来の世の中でかっこよいオトナになりたい願望

 一方、「どのようなオトナがかっこいい」と考えるのかについて聞いた質問の回答では「好きなことに打ち込んでいる」オトナがトップに来る。

 このように、背景となる中学生の考えを踏まえて将来なりたい職業のトップ3を捉え直すと、3つ目の共通点として、「暗い未来の世の中でかっこよいオトナになれる職業」の候補が3つ並んでいるということにも気づかされる。

 さて、では今度は良識ある(?)オトナの立場で、このような中学生の考えについて論評をさせていただきたい。彼らの気持ちに十分に共感した上で、オトナとしての考えを述べてみたいと思う。

 まず感じることは、今の中学生の方が昔よりも大変だということだ。「いい大学を出ればいい会社に入れる」などと言われて育ったオトナたちの世代とは、周囲から教えられることが違う。

 中学生にとっては、塾の先生あたりが一番影響が強いオトナなのだが、そういった先生たちが「これからは他人にマネできない独自の強みを持つオトナになりなさい」と指導する。そして「他人にマネできない強みを持つ人の仕事」としてそういったオトナがイメージできる具体的な職業が、ITエンジニアやゲームクリエイターということなのだ。

中学生にとって、

(1)スマホという一番身近なツールの中に存在する職業で(2)他人にマネできない強みが必要な仕事で(3)好きで打ち込めるかっこいいオトナの仕事で(4)しかも10年後の暗い日本の中で数少ない儲かる仕事

 を考えた結果が、ITエンジニア、ゲームクリエイター、ユーチューバーの3つだという思考が行われたわけである。

 しかし、良識あるオトナとしては、もう1つの真実を中学生に教えておかなければいけないと思う。それは、「その仕事に就いている人たちの中で、本当に活躍できて、本当に儲かるのはほんの一握りの人たちだけなのだよ」ということだ。

 ITエンジニアも、ゲームクリエイターも、ユーチューバーも、有名になって儲かって仕方がないというのはほんの一部の人たちである。ITエンジニアやゲームクリエイターの中には、ブラックな職場でつらい毎日をふらふらになって過ごしている人たちも少なくはない。

夢を持つのは昔も今も同じだが子どもを取り巻く環境は全く違う

 例えて言えば、私のような昭和世代の人間が中学校時代に「将来のなりたい職業は?」と問われて、「プロ野球選手」「映画俳優」「売れっ子の漫画家」になりたいと答えたときと状況は同じだ。長嶋茂雄や石原裕次郎や手塚治虫になれれば話は別なのだが、大半の中学生はその道に進んでもそのようにはなれない。

かと言って、昭和の子どもたちと現在の子どもたちの条件が同じわけではない。昭和の子どもたちにとっては、夢が叶わなくても「会社員になる」というセーフティネットが存在したわけだ。それに対して、今の子どもたちはと言えば、ITエンジニアやゲームクリエイターやユーチューバーの代わりに、もっと安定して現実的な未来の選択肢があるとは言い難い。

 その点が、今の中学生たちの最大の悩み事だということなのかもしれない。今回の調査を見て、改めてそう感じたのである。

 (百年コンサルティング代表 鈴木貴博)


 

 台風が去ってやれやれと思うのだが、未明からの強い雨音で目が覚めた。昼前は一時ではあるが晴れ間も出て慌ててハウスを開けに行った。でも空を見上げるとすぐ近くに真っ暗な雲が近づいている。またすぐ閉めなければならない。
昼からは雨に伴いすぐ近くで雷が鳴っている。

昼過ぎからミニトマトのジュース造り、更新が遅くなりました。

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