先日NHK「クロ現」で取り上げられていましたので改めてご紹介いたします。
マイブログ「日本が誇る画期的なテクノロジー」より
プラスチックに替わる新素材:セルロースナノファイバー
セルロースとは植物繊維の一種、それをナノレベル(1/10億m)まで細かくした素材
京都大学 生存圏研究所:矢野浩之 教授は、セルロースを微細化すると優れた特徴を発揮することを発見した。
●強度
紙の原料となるパルプを水に溶かし、機械や特殊な化学薬品などを使って細かくほぐす
ノリのような液体を乾かすと、鋼鉄と ほぼ同じ硬さを誇る。
●耐熱
さらに160度に熱した油に入れると、わずか10秒でプラスチックは変形するが、セルロースナノファイバーは耐える。
●透明なフィルム
またフィルム状にしたセルロースナノファイバーを特殊な液に浸すと透明になる。
髪の毛の約1/2万の細さながら抜群の強度を誇る新素材従来のプラスチックに替わる より性能の優れた材料。
今までプラスチックでは入れなかった環境にも入っていく可能性がある。
ライバルとされるのは、すでに航空機などで実用化されている炭素繊維石油や石炭を原料にして作られる。
一方 セルロースナノファイバーは植物由来コストでも優位に立つと言われている。