球形ダイスの目

90%の空想と10%の事実

8月の霹靂

2017-08-07 | たぶん難解な話
衝撃の一日。
昼過ぎとおやつの時間に立て続けに親族の訃報が入った。

母方の祖母と父方の祖母が。住んでいる場所も全く違う。
同じ日に全く違うところにいた二人が亡くなるとは…
こんなことってあるのか、と兄弟でその驚きを確かめる。
91歳と105歳で、二人とも老衰だ。大往生と言って良い。
僕があれこれ言うまでもなく天晴なことだろう。

しかし、実際家族のLINEグループでそのニュースを聞いたとき、
結構ショックが大きく、暫く呆けてしまった。
母方の祖母は以前から危ないと言われていたが、
父方の祖母は特にそういう兆候もなかった。
余裕で110歳まで生きそうに見えた人が、
ちゃっかり日本最高齢いけるんじゃないかと思っていた人が
まったく呆気なく逝ったことは、なんていうか、自分が思っていたことは
本当に狭く部分的なところだけを見たものだったのだな、
という恥ずかしさを感じさせるものだった。

心に雨が降る。いや、今日は天気も悪い。
雨模様の8月7日。台風が近づいているのか…
北関東の暑くじめじめした空気が強い雨と風に覆われ、それが憎らしい。
星空で送ってやれよ、って。何雨降ってんだよ、って。

空気読めよ天気、ではもはや何を言っているのかわからないが、
今夜は、せめて空いっぱいの星空を眺めたかった。

おばあちゃんとおばあちゃん、本当にご苦労様でした。

二人のおばあちゃんのことをぼんやり考えながら、
本日この世に生まれたであろう、どこかの子供のことをぼんやり考えた。
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