余桃之罪、もしくは電光朝露

関西フィル、日本センチュリー、京都市交響楽団、大阪フィルの定期会員です。アイドルやら声優やら。妄想8割、信憑性皆無。

大阪フィルハーモニー交響楽団 第442回定期演奏会

2010年10月15日 | 大阪フィルハーモニー交響楽団
10.10.14(木)19:00 ザ・シンフォニーホール
10.10.15(金)19:00 ザ・シンフォニーホール
大阪フィルハーモニー交響楽団 第442回定期演奏会
指揮/オリバー・ナッセン
ピアノ/ピーター・ゼルキン
コンマス/崔文洙(大阪フィルハーモニー交響楽団客演コンサートマスター)
曲目:
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
バルトーク/ピアノ協奏曲第3番
ナッセン/交響曲第3番op.18
ドビュッシー/交響詩「海」

やはりこのプログラムだと7割ぐらいの客。
プログラム解説には演者の共通項として生誕80年になる武満のことについて触れられていた。ほんまやで、ドビュッシー1曲どかして武満でも1曲放り込んだったらよかったんや。と思うわけ。この二人で東京では追悼コンサートやったらしいじゃない。それを大阪でもやりたかった。岩城さんが生きていればきっとそうしたに違いない。
もっとも、そうしたらそうしたで客足は一層遠のくわけだが・・・。
にしてもナッセン太ったな。もともと大柄だったのに。

牧神。
自身も優れた管弦楽法の使い手であるナッセンだけに精妙でバランスのとれた美しい出来。フルートが期待以上に健闘した。

バルトーク。
名手P・ゼルキンなので楽しみにしてたけど、実際はあまり良いものではなかった。スコア出してきた時点で嫌な予感はした。彼のスケジュール見るとどうも久々にやる曲を大阪でおさらいしに来た模様。強い打鍵でも全く音を混濁させずにキリキリと進めるところなどは流石と思ったものの、全体には温い仕上がり。

休憩挟んでナッセンの自作。
標題音楽的な内容らしいのだがプログラム読まないことにはまずそれと認識出来る部分無し。
ギターまで出してくるカラフルな作品で見て聞いて愉しい作品ではあった。それだけの作品。前回やったヴンダー城のなんとかとなにが違うのか。

海。
牧神同様。重層的な響きを上手く処理して雄大な海が聴こえた。
しかしこれがナッセンを是が非でも呼ばなければ達成できない成果なのかは分からん。
関西なら沼尻さんあたりで似たような演奏出来るでしょうに。なぜわざわざ。

コンマスが崔さんで定期初登場でした。次は英次のシュトラウスだ。

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