『伏木商店街の不思議』(フシギショウテンガイノフシギ)
太田 忠司 著
河出書房新社
ひとつの商店街を舞台にした、31話のショートストーリー。
266ページで31話ですから、1つのお話が10頁以下。
一つ一つ完結しているので、どのお話からでも読むことができますが、やっぱり最初から読んだほうがいいかな。(後ろのほうに商店街の秘密?が出てくるので……)
表紙の絵も、目次の後の商店街のイラスト地図も素敵です。
1話がそれぞれ1つのお店にまつわる不思議を描いているのですが、感動するもの、笑えるもの、ホロリとするもの、恐さを感じるもの……作品ごとに違った味わい。
人間の良いところも悪いところもキレイなところも汚いところも、みんな私の中にあるからこそ楽しめるんでしょうね。
とくに印象に残ったのは「星見る頃」と「秘伝の味」。
読む人が違うと、印象に残る作品も違う気がします。
それにしても。
こんなふうにいろいろなお店が集まって、今でも営業している商店街って、今でもどこかにあるんでしょうか。
大型店へ行けば何でもそろう時代に、それでも商店街が懐かしくなるのは、私たちの世代までかもしれないなぁ。
太田 忠司 著
河出書房新社
ひとつの商店街を舞台にした、31話のショートストーリー。
266ページで31話ですから、1つのお話が10頁以下。
一つ一つ完結しているので、どのお話からでも読むことができますが、やっぱり最初から読んだほうがいいかな。(後ろのほうに商店街の秘密?が出てくるので……)
表紙の絵も、目次の後の商店街のイラスト地図も素敵です。
1話がそれぞれ1つのお店にまつわる不思議を描いているのですが、感動するもの、笑えるもの、ホロリとするもの、恐さを感じるもの……作品ごとに違った味わい。
人間の良いところも悪いところもキレイなところも汚いところも、みんな私の中にあるからこそ楽しめるんでしょうね。
とくに印象に残ったのは「星見る頃」と「秘伝の味」。
読む人が違うと、印象に残る作品も違う気がします。
それにしても。
こんなふうにいろいろなお店が集まって、今でも営業している商店街って、今でもどこかにあるんでしょうか。
大型店へ行けば何でもそろう時代に、それでも商店街が懐かしくなるのは、私たちの世代までかもしれないなぁ。