MOONIE'S TEA ROOM

大好きな読書や言葉、料理のコトなど。

『花びら姫とねこ魔女』

2013年10月24日 | BOOKS
『花びら姫とねこ魔女』
作/朽木祥 絵/こみねゆら
小学館


 お姫様好きの女の子たちと、かつての女の子である女性たちに。

 私の好きな『引き出しの中の家』の朽木祥さんのお話に、こみねゆらさんの素敵なイラスト、お姫様と妖精と猫とお花……女の子の大好きな世界です。

 この絵本のテーマは「とくべつ」。
人と違うから「とくべつ」?珍しいから「とくべつ」?高価だから「とくべつ」?可愛いから、お姫様だから「とくべつ」?
 お姫様の「とくべつ」探しの苦労は、現代の女の子にも共通する悩みでもあると思います。

 自分にとっての「とくべつ」って、なんでしょう?

 全部の漢字に「ふりがな」つきで、80ページ。絵本としては、読み応えのある1冊です。
低学年から楽しめますし、大人にも魅力的な1冊になっています。
 おしまいのおしまいにクリスマスが出てきますから、クリスマスのプレゼントにもいいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする