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[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(8)暖とすみれと音楽と。

2018-05-17 | DEAN FUJIOKA
復讐モノが怖いという人は、ちょっと刺激的なラブストーリーと思えばいい。このドラマ、暖とすみれの恋物語。あとはオカズと思えば。ナンテネ!





だってねえ、脱獄後にすみれちゃん、あなたがそばにいてくれさえすれば、こんな復讐はしないですんだかもしれないんだよ。あれから、運命に引き裂かれた2人がどうなるかハラハラドキドキ。これは王道をゆくラブストーリーとしても傑作だと思いながら見てる。
今日の5話は、ついに二人だけで話すシーンが見られそう。その前に音楽をベースに4話までの2人を振り返ってみた。

モンテ・クリスト伯の2つの曲、ディーンさんのEchoと、青木カレンさんSet a Fire。どちらも暖とすみれのことが歌詞に入ってる。ドラマの中ではどんなタイミングで使用されるているのか気になったので振り返って確認してみた。それまではなんとなくポジティブ暖とネガティヴ暖の違いかな、ぐらいに思っていた。

音楽に集中してみると、どちらの曲にもボーカルver.とインストver.がある。フルに全部使われる回とそうじゃない回があり、3話までは2つとも必ず暖(真海)の映像にかぶせて使われていた。4話で初めてSet a Firerが暖(真海)と関係ないシーンにも使用されていた。


<第1話 曲とシーン>
●Echo
遠洋漁業に出ていた海進丸が海難事故から戻ってきた。生還者を親族・仕事関係者が出迎え、ごった返しているシーンに、Echoのインストver.が流れている。公安の入間が捜査のため現場を嗅ぎ回っており、不穏なニオイ。

次は暖とすみれが落ち合う防波堤の岩の上。幸せな二人のキスシーンと、周辺人物の鬱屈した気持ちを対比させるように、Echoのボーカルver.が入ってくる。

人物背景的に悪意MAX。主人公が策略に陥る瞬間を曲が暗示している感じ❗️

●Set a Fire
幸せの絶頂、結婚披露宴会場で暖が逮捕。車で連行されていくのをウェディングドレス姿のすみれが追いかけているシーンでSet a Fireインストver.が大音量で流れる。(暖にとってはすみれの最後の姿。)



孤島の刑務所で暖が壮絶な拷問を受けるシーン。と同時に冤罪を訴え署名活動をするすみれ、退職届を出す神楽、オーディションでチャンスを見つける南条、警察で表彰される入間が同時進行で描かれる。ここにSet a Fireボーカルver.が流れる。拷問の果てに、ここ、お前の墓場だ!と独房に入れられるまで。

暖の過酷なシーンが後からも目に浮かぶ印象的な使い方。


<第2話 曲とシーン>
●Echo
脱獄後、すみれが旧友と結婚したことを聞かされた上、守尾漁業の元社長を見舞った際にどちら様ですか?と聞かれ、失意のあまり死んだも同然の暖。ここからシンガポールの銀行に入るまでをEchoボーカルver.が寄り添う。曲の嘆き部分が暖の心情にピタリ重なり見る者までを悲しみの淵に誘う。

突然、EchoのWave部分のインストが冴えわたる。暗唱番号入力、英語でThe Count of Monte Cristoと名乗ったあと、静かに流れるEchoのボーカルに乗って、穏やかに正当に銀行に迎え入れられるところまで。

曲の転調をドラマチックに取り込んで、暖の死から真海の転生までを一気に表現しきった音楽的にもドラマとしても手際鮮やかなシーン。Waveサウンドに荘厳で華麗なイメージがあることを気づかせてくれる。見た目はどうでも内面は誇り高い貴族。意気揚々とした印象すらある。

●Set a Fire
親父と呼んだファリアを葬い、遺体袋で海に放り込まれた後、首尾よくナイフで切り裂き脱出。この時に流れるのがSet a Fireインストver. 。ここで思い出すのはすみれの最後のシーン。同じ曲で思い出と直結。海の底から浮上できた推進力は、暖のすみれに対するポジティブな恋心だったのだと思う。まだこの時は待っていてくれてると信じていただろうし、すみれは暖にとって海の中に差し込んだ一条の確かな光だったはず。



資産を手に入れた真海が、守尾信一朗に恩返し。1億円の小切手に驚き、窓を開けて贈り主を探す信一朗。ここにSet a Fireボーカルver.が入ってくる。埠頭にいる神楽、南条に真海が接近。幸せを祈りますと言い残し、クルーザーで出航。その男を遠くから見つめるすみれ。

いまは平穏な暮らしをしているすみれの心に波風を立て、やがてset a fire 小さな火を灯す予感。


<第3話 曲とシーン>
二人の初めての再会ではもう一つ楽曲が登場する。どよ〜んという効果音のような始まりで、複雑な二人の関係をイメージさせるインストルメンタルな曲。





●Echo
南条家ですみれ手作りのシフォンケーキを食べた後、パーティの招待状を渡すよう指示。ここでEchoボーカルver.が入る。復讐モードに入ったことがよくわかるシーン。復讐する相手からもらったものは食べてはならない。だから、吐き出す。

Echoの底流にある赦しにはまだ遠すぎる。悪魔の蠢き。復讐の開始。いまはこの曲はキケンなニオイがする。長いフルバージョンのどのパートを切り取るかによってかなり印象が変わる曲だと思う。予告編で繰り返し聴いているパートは復讐という言葉といま一体化して攻撃的にさえ感じられる時がある。恐くてぞっとするほど美しく、そして哀しい。それは暖ではなく真海のイメージだ。

●Set a Fire
ドゥカッティに乗った女が別荘に着くと、ハンマーを打ちける音が。Set a Fireボーカルver.挿入。真海が壊しているのは神楽からもらったリール。(フィッシングファンには申し訳無いけど、ただただ壊し続ける真海の顔がたまらなくエモくセクシーで何度もリピしてしまう。)バイクの女の正体が愛梨だとわかる衝撃。殺すなんて簡単すぎる、壊すんだよと呟く真海に戦慄!

この歌の中にいるはずの暖を思うと、ひたすら泣けてくる。


<第4話 曲とシーン>
真海とすみれのすれ違いシーンで、またドヨーンの曲。真海が暖モードに切り替わる瞬間だと思えばいいかな。

●Echo
Echoボーカルver.が流れるのはドラマの最後。留美と完治が無事つながったと報告する愛梨に、復讐計画の内容を説明する真海。ゲームが予想外にうまく運んでいること、DNA鑑定の結果を素晴しい!と表現する。自分が引き合せた二人がやがていびつな関係に気づく、と。

闇に潜む真海の顔にEchoのWaveなサウンドが重なるとますます非人間性がクローズアップされる感じ。銀行で名乗りをあげた時に荘厳で気高いと感じていた曲のイメージが変わり、悪魔の高笑い的に聴こえる。ほんとに多面性があって奥行のある曲だ、凄いね、このEchoって。

●Set a Fire
ドラマの絵的には暖のいないシーンで初めてこのSet a Fireボーカルver.が使用された。神楽の自宅で留美が神楽に罵倒され、自尊心を粉々にされ行き場をなくしてしまうシーン。その後、神楽が部下に命じる。香港へ行き南条のことを調べて来いと。一方、留美は完治にお金を渡し、ついに二人が結ばれる。神楽と南条の共食いも、留美の行動も、すべて真海の策略通り。

映像には出てなくても闇で糸を引く真海の存在に震撼させられる。あれ?暖は?暖の哀しみはどこに行ったの?

そして、今夜5話!


●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(1)第一話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(番外編)第一話。 
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(2)第一話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(3)第二話。
●モンテ・クリスト伯と「西の魔女が死んだ」。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(4)第二話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(5)第三話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(6)第三話。
●「モンテ・クリスト伯」原作・TVドラマ比較<人物>
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(7)第四話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(8)暖とすみれと音楽と。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(9)第五話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(10)第五話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(11)第六話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想番外編(12)第七話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(13)第七話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(14)第八話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(15)第八話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(16)第八話。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(17)最終回。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(18)最終回。
●モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-感想(19)最終回。
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