2000年10月、「20世紀の館」というホームページを立ち上げた。
開設してから丁度5年を経過したことになる。
このサイトは1940年から2000年までの60年間の、
いわば巷の文化史のデータをまとめたてあるので、20世紀に生まれた人
には是非一度遊びにきていただきたい。
20世紀から21世紀に移行する前に、私が生きてきた20世紀の記録を
私なりに残しておこうという想いをこめて作った。
出来事、流行語、音楽、日本映画、外国映画、出版、ラジオ(TV)番組、
人気漫画、手塚治虫、アニメ、物故者、誕生者のデータを2年の歳月を
費やして、60年間分のデータを集め、その断片をまとめたものだ。
特に手塚治虫とマンガに関するデータには力を注いだ。
マンガの神様、手塚治虫は昭和3年に生まれ、平成元年に亡くなった。
手塚治虫が生きてきた時代をたどると、昭和が見えてくる。
学校では歴史という科目があるが、大切ば戦後の日本の歴史については
おしなべて、素通りに近いように思えてしょうがない。
つまり、学校では昭和時代は、期末になって、時間が足りなくなるのだ。
マンガの専門学校の講師をしていた私は、漫画家ではないので
マンガは教えられないが、年配者として教えられることがあるだろう。
そこで、マンガを通して昭和の歴史を学習しよう、という大胆な企てを立て
データをワープロでまとめて、学生のために副読本を作った。
題して「巷の文化史・のぞき窓」。
ホームページ「20世紀の館」を立ち上げた動機は
このデータをインターネットで公開しようという気持ちになったことだ。
まず、ワープロでまとめた膨大なデータをパソコンに取り込むことから始めた。
HTML語という呪文のような言語と格闘しながら、次第にHTML語が
なんとなく理解できるようになり、作業が加速していった。
手作業で60年間のデータをなんとかカタチにし、四苦八苦しながら
私がはじめてホームページというものを作ったのは
私が勤めてきた専門学校を定年退職をする一年前だった。
開設して5年、多くの方々から来観していただいた。
現在のアクセス数は36700となっている。
2005年も暮れようとしている。最近の社会の出来事をみていると
暗澹たる思いになる。一体日本はどうなってしまったんだろう。
耐震強度偽装事件は、効率・利益を求めるあまり、社会のモラル、
生命の大切さを忘れた企業の体質が露呈してしまった事件である。
女児殺害事件が連続して発生したが、
凶悪犯罪が私たちの身の回りに日常化していることを意味している。
救いようのない事件が続出した。日本は何かが壊れている。
日本人のアイディンティティはどこにいってしまったんだろう。
平成に入って、モノは豊かになったが、心は貧しくなってしまった。
昭和時代はモノはなかったが、心は豊かだった。気概・覇気があった。
あなたが生まれた20世紀には、すばらしい宝物があった。
失ってしまった大切な宝物を是非探しにきていただきたい。
自分史を作ろうとしている人には、多いに役に立つことと自負している。
戦後を支え、来年から定年退職を迎えようとしている
心から「団塊の世代にエールを」贈りたい。
改装なった「20世紀の館」の館主より
開設してから丁度5年を経過したことになる。
このサイトは1940年から2000年までの60年間の、
いわば巷の文化史のデータをまとめたてあるので、20世紀に生まれた人
には是非一度遊びにきていただきたい。
20世紀から21世紀に移行する前に、私が生きてきた20世紀の記録を
私なりに残しておこうという想いをこめて作った。
出来事、流行語、音楽、日本映画、外国映画、出版、ラジオ(TV)番組、
人気漫画、手塚治虫、アニメ、物故者、誕生者のデータを2年の歳月を
費やして、60年間分のデータを集め、その断片をまとめたものだ。
特に手塚治虫とマンガに関するデータには力を注いだ。
マンガの神様、手塚治虫は昭和3年に生まれ、平成元年に亡くなった。
手塚治虫が生きてきた時代をたどると、昭和が見えてくる。
学校では歴史という科目があるが、大切ば戦後の日本の歴史については
おしなべて、素通りに近いように思えてしょうがない。
つまり、学校では昭和時代は、期末になって、時間が足りなくなるのだ。
マンガの専門学校の講師をしていた私は、漫画家ではないので
マンガは教えられないが、年配者として教えられることがあるだろう。
そこで、マンガを通して昭和の歴史を学習しよう、という大胆な企てを立て
データをワープロでまとめて、学生のために副読本を作った。
題して「巷の文化史・のぞき窓」。
ホームページ「20世紀の館」を立ち上げた動機は
このデータをインターネットで公開しようという気持ちになったことだ。
まず、ワープロでまとめた膨大なデータをパソコンに取り込むことから始めた。
HTML語という呪文のような言語と格闘しながら、次第にHTML語が
なんとなく理解できるようになり、作業が加速していった。
手作業で60年間のデータをなんとかカタチにし、四苦八苦しながら
私がはじめてホームページというものを作ったのは
私が勤めてきた専門学校を定年退職をする一年前だった。
開設して5年、多くの方々から来観していただいた。
現在のアクセス数は36700となっている。
2005年も暮れようとしている。最近の社会の出来事をみていると
暗澹たる思いになる。一体日本はどうなってしまったんだろう。
耐震強度偽装事件は、効率・利益を求めるあまり、社会のモラル、
生命の大切さを忘れた企業の体質が露呈してしまった事件である。
女児殺害事件が連続して発生したが、
凶悪犯罪が私たちの身の回りに日常化していることを意味している。
救いようのない事件が続出した。日本は何かが壊れている。
日本人のアイディンティティはどこにいってしまったんだろう。
平成に入って、モノは豊かになったが、心は貧しくなってしまった。
昭和時代はモノはなかったが、心は豊かだった。気概・覇気があった。
あなたが生まれた20世紀には、すばらしい宝物があった。
失ってしまった大切な宝物を是非探しにきていただきたい。
自分史を作ろうとしている人には、多いに役に立つことと自負している。
戦後を支え、来年から定年退職を迎えようとしている
心から「団塊の世代にエールを」贈りたい。
改装なった「20世紀の館」の館主より