似顔絵師MOONです。
似顔絵よもやま話をぼちぼちと書いていきます。
MOONの似顔絵エッセイ
星になった少年

「星になった少年」を見た。久しぶりに見た日本映画だ。
素直に感動した。主人公と共鳴するところがないと映画は感動しない、
と前に書いたが、この映画を見てなぜ感動したかといえば、
64歳の私が主人公に共鳴したからだろう。
映画で「テツ」と呼ばれると、一瞬、自分が呼ばれたような錯覚に陥った。
主人公の名前テツが、私の呼び名と同じだったからだ。
タイトルからして、主人公が亡くなってしまうことを暗示している。
実際に交通事故で亡くなってしまうのだが、この映画に暗さはない。
全編に流れる坂本龍一のテーマ音楽が救っているように思う。
家族との葛藤、いじめの問題、国際交流・・・とさまざま考えさせられた。
『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭 最優秀男優賞をかっさらってしまった
柳楽優弥くんの受賞後初主演ということもあって、見に行ったのだが
柳楽優弥くんの起用が見事に成功していると感じた。
日本初の象使いとなり「象たちの楽園」を作る事を夢に走り続け、
21歳の若さで逝ってしまった 坂本哲夢さんの短くも輝やかしい時を
実の母親である坂本小百合さんが綴った本
「ちび象ランディと星になった少年」の映画化である。
この話自体が絵本のようなファンタジーを感じる話であるが、
よく映画化できたものだと感心した。一見の価値ある映画だ。
象使いなるんだという一途な夢を抱いて、単身タイに行き、
象使いの修行をすることになる柳楽演じるテツ、最初は象か相手にされず、
苦労しながら、次第に象使いとして成長していく過程が、タイの大自然を
背景に描かれているのだが、成長の過程と共に柳楽くんの目の輝きが増してくる。
実際に上っ面の演技では象とのコミュニケーションはできないだろう。
特に象と心を通わせ、しつけをする過程は
人間の子供をしつける過程と同じではないかと思った。
柳楽くんは、内に秘めた物を感じさせる。
ヘンに媚びてなく擦れてない。非常に純粋な目をしている。
やはり同年代の他の子に比べて一種異なる存在感を醸し出してる。
この映画はこの原石のような柳楽くんという素材の起用に成功している。
柳楽くんなくしては、この映画は成功しなかったという印象をもった。
実際に坂本哲夢さんが訓練を受け、象使いになっていくという過程を
映画では、柳楽くんが修行の過程を再現してみせてくれている。
「象さんショー」でのシーンでは
象使いになったテツに見事象使いの修行の成果を見せてくれた。
CGや特撮ではない、生の映像の説得力がここにあった。
つまり、柳楽くんの演技云々という領域を越えている。
母親役になる常磐貴子はちょっと若すぎる感はあったが
精一杯生きる母親役を頑張ってこなしていた。
高橋克美演じる父親役はコミカルな演技がちょっと浮いていた。
演技といえば、象を相手に軍人さん役になった
武田鉄矢が、頑張って演技していたのがご愛嬌だった。
動物プロダクションをやっていた一家なので、
ゾウさん以外にもたくさんの動物が出てきて、笑いを提供してくれた。
動物に演技をさせること自体、影の苦労が相当あっただろう。
奇をてらう映画が多い昨今の映画が多い中で
良質で正攻法の日本映画を見た、というすがすがしい思いが残った。
素直に感動した。主人公と共鳴するところがないと映画は感動しない、
と前に書いたが、この映画を見てなぜ感動したかといえば、
64歳の私が主人公に共鳴したからだろう。
映画で「テツ」と呼ばれると、一瞬、自分が呼ばれたような錯覚に陥った。
主人公の名前テツが、私の呼び名と同じだったからだ。
タイトルからして、主人公が亡くなってしまうことを暗示している。
実際に交通事故で亡くなってしまうのだが、この映画に暗さはない。
全編に流れる坂本龍一のテーマ音楽が救っているように思う。
家族との葛藤、いじめの問題、国際交流・・・とさまざま考えさせられた。
『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭 最優秀男優賞をかっさらってしまった
柳楽優弥くんの受賞後初主演ということもあって、見に行ったのだが
柳楽優弥くんの起用が見事に成功していると感じた。
日本初の象使いとなり「象たちの楽園」を作る事を夢に走り続け、
21歳の若さで逝ってしまった 坂本哲夢さんの短くも輝やかしい時を
実の母親である坂本小百合さんが綴った本
「ちび象ランディと星になった少年」の映画化である。
この話自体が絵本のようなファンタジーを感じる話であるが、
よく映画化できたものだと感心した。一見の価値ある映画だ。
象使いなるんだという一途な夢を抱いて、単身タイに行き、
象使いの修行をすることになる柳楽演じるテツ、最初は象か相手にされず、
苦労しながら、次第に象使いとして成長していく過程が、タイの大自然を
背景に描かれているのだが、成長の過程と共に柳楽くんの目の輝きが増してくる。
実際に上っ面の演技では象とのコミュニケーションはできないだろう。
特に象と心を通わせ、しつけをする過程は
人間の子供をしつける過程と同じではないかと思った。
柳楽くんは、内に秘めた物を感じさせる。
ヘンに媚びてなく擦れてない。非常に純粋な目をしている。
やはり同年代の他の子に比べて一種異なる存在感を醸し出してる。
この映画はこの原石のような柳楽くんという素材の起用に成功している。
柳楽くんなくしては、この映画は成功しなかったという印象をもった。
実際に坂本哲夢さんが訓練を受け、象使いになっていくという過程を
映画では、柳楽くんが修行の過程を再現してみせてくれている。
「象さんショー」でのシーンでは
象使いになったテツに見事象使いの修行の成果を見せてくれた。
CGや特撮ではない、生の映像の説得力がここにあった。
つまり、柳楽くんの演技云々という領域を越えている。
母親役になる常磐貴子はちょっと若すぎる感はあったが
精一杯生きる母親役を頑張ってこなしていた。
高橋克美演じる父親役はコミカルな演技がちょっと浮いていた。
演技といえば、象を相手に軍人さん役になった
武田鉄矢が、頑張って演技していたのがご愛嬌だった。
動物プロダクションをやっていた一家なので、
ゾウさん以外にもたくさんの動物が出てきて、笑いを提供してくれた。
動物に演技をさせること自体、影の苦労が相当あっただろう。
奇をてらう映画が多い昨今の映画が多い中で
良質で正攻法の日本映画を見た、というすがすがしい思いが残った。
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新潟の方なんですね。ビックリしました。私も新潟市在住なもので。
とても深い感想で、私なんかお恥ずかしいったらないです
とてもたくさんの映画を観ていらっしゃる方ならではの感想ですね。私には表現できないことがしっかり書いてあって、勉強になります!
こちらからもTBさせてください
MOONさんの文章を読んで、再び感動が蘇りました。
柳楽くんが実際にタイで修行をして、象使いとしての
勉強をしてきたからこそ、実話を元にしたこの映画が
感動できる作品の一要素になっていた気がします。
機会があれば、もう一度見に行ってみたい映画ですね。
MOONさんは新潟の方なんですか?
私も新潟出身なのでちょっとびっくりです。
私も柳楽くんの存在感はすごいと思います。
彼が演じるとドキュメンタリー的というか、本当に象と頑張って心を通わせたんだな、という気がします。
タイのパートが特に素晴らしいですね。
「星になった少年」すごく興味があったので、参考にさせていただきました(^ー^)
記事やみなさんのコメント・TBを見てるうちに本当に見たくなってきましたw
近々絶対に見に行こうと思います!!感想書いたらTBしますね(^∀^)
TBどうもありがとうございました。
つまらん記事の方にまでTBくださいまして、
恐縮です・・・
こちらからも、TBさせていただきます。
柳楽くんの演技は、やっぱりいいですね。
ゾウも好きなので、かなり前から楽しみにしていた映画なんですが、本当に凄くよかったと思います!
柳楽クンの演技とてもいいですよね~
演技していない時の柳楽クンもなかなか好きです(><)
MOONさんの記事を拝見させていただきました。
大人な男性の方の書く文章は、やはり私のような未熟者とは違うなぁ…と思いました。
映画の製作過程とか、あまり想像することなく没頭して観てしまいましたが、象さんという動物を使った映画撮影はとても大変だったんだろうなぁとMOONさんの記事を読んで、改めて映画を思い出してみました。もう一度観るときは、MOONさんの記事を参考に違った主観で観てみたいと思います。
ありがとうございました
時間があるときに、またじっくりこちらのブログを読みにうかがわせていただきますね。TBさせていただくこともあると思いますので、どうぞよろしくおねがいします。
柳楽君の表情が今の若者にはないものがあって、とても見ごたえが
あった映画でした。今思い出しても
動物があいてなので、撮影にもかなり苦労があったことでしょうね。
多くの人に見てもらいたい映画です
トラックバックありがとうございました。
みなさんのコメントを読んでいると、この映画の人気の高さに驚いてしまいます。
作品としては決して派手ではないし、強く何かを訴えているわけでもないと思うのですが、やっぱり観たかたそれぞれに伝わるものがあるんでしょうねえ。
観てから何日も経ちますが、いまだに心の中にじんわりと残るものがあります。
本当にいい映画なんだなあとつくづく思います。
でもホントに良い映画のようですね。
是非観に行きたいです。
柳楽くんの出演作を観るのはこれが初めてでしたが、
彼の存在感、とくに目の力に圧倒されました。
動物たちの可愛さも印象的でした。
こちらからもTBさせてください。
やっぱり柳楽くんはいいですね~。
あの不器用そうなあどけなさ、すばらしいです。
あの澄んだ眼差しを持ったまま大俳優へと成長してもらいたいものです。
ありがとうございます。
しかも、こんなステキなおじさまだったなんて。
こんな事を書いたら、おこがましいのですが、
私の感じたものと似たような感想をお持ちの様子。
なんだか、嬉しくなりました。
また、ゆっくり読ませていただきますね。
TBありがとうございます!
「星になった少年」は感動的でとてもいい映画ですね。坂本龍一さんの音楽も気に入ったのでCD買いました。聴いてると映画のシーンが浮かんできていいですよ!
絵の方ものすごく上手いですね。うらやましいです(´∀`)
TBありがとうございました。
ではでは、
こんばんは。TBありがとうございました。素敵なご感想ですね。てつがあの少年だったとは知りませんでした。 目と気が違うなとは思っていましたが。
今は亡き両親が新津の生まれです。新潟県人大好きです。毎年両本家の墓参りに行きます。
地震、大雨にも文句を言わず頑張ってる姿は、越後の歴史風土が培われてきたからでしょうか。
河合継之助の米百俵精神もすごいすね。
「亡国のイージス」も昨日観ました。これも凄い。
「国とはなんぞ?」と言う命題を起こりうる物語で国民に突き刺しましたね。 どきどきでした。 お元気で。
初めてトラックバックされました。
すごいうれしいです。
これからもちょくちょく訪問させていただきます。
私も同じような感想を持ちましたが、私のような独りよがりの拙文ではなく、MOON様はずっとすばらしい表現をされておられると思いました。
本当に、この哲夢役は柳楽くんでなければできなかったと思います。
一人でも多くの方に見てもらいたい映画です。
こちらからもTBさせていただきました。
「星になった少年」は是非、子供にも見てもらいたいですね。家族について考えさせられる作品ですよ。あっ、ちなみに私は中学校で美術を教えています。似顔絵師さんの仕事って、自分の才能を生かして仕事を楽しんでやってらっしゃる。ブログも今度ゆっくり拝見させて頂きます。
はじめまして!!!
星になった少年を観にいきたくて仕方ないのですが、まだ小さな子どもがいるために今回は断念せざる終えません。
でも、素敵なお話なんだということは、MOONさんの日記で随分伝わってきました。
これからも、遊びに来させていただきます。
・・・それと、私のほうのTBが変なのかもしれないのですが、直接blogからは飛んでくることが出来ませんでした。今回は管理者のページから飛んできたのです・・・。もし、MOONさんがお分かりならこちらに直接飛べるように設定しなおしていただけますか???
よろしくお願いします(*^_^*)
こちらからもTBを試みましたが不可でした。
excite内でのTBしか出来ないPC未熟者なのです。
blogも拝見させていただきました。
似顔絵なんて素敵ですね~
また機会があったら訪問させていただきます♪
本当に良い映画のようですね、時間を見つけて是非観に行きたいです。
柳楽くんの演技も期待できそうです。
三児の父でも有り、父母経営の幼児園の園長もしています。近いうちにお父さんの読み聞かせの会を企画したいと思っています。その時は泣かないで最後まで読みきりたいと思います!ありがとうございました。
柳楽君の演技が最高でしたねえ・・・。
私も象使いになってみたくなりました。
似顔絵師をされてるんですねえ・・・。
すごいですね~。
元の話を知っていたので、最初からウルウル状態でした。ラストはボロボロでした(笑)
像って、ホントに優しい目してますよね。
それだけでウルウルきちゃいました☆
TBありがとうございました。
「星になった少年」、いい映画ですね。
お母さんが屋根の上で泣くシーン、忘れられません。
今までこらえていたものがあふれ出てきてしまったような・・・
私も号泣してしまいました。
あぁ感動した良い話だったというだけの感想しか持っていなかったのですが、MOONさんの記事を読んで、今度はただ話を追って感動するだけでなく、もう少し深く考えながら見てみたいと思いました。本当にありがとうございました。
この映画だけは見たいですね。
映画館は無理かもしれないのでビデオで見ます。
しばらく学会でいなくて、帰って来てみたらTBしてあって、すごくうれしかったです!
しかも、たくさんの方がおなじことを考えていることがわかって、なんていうか、とにかくうれしいです。
またじっくりみに来ようと思います。
ウチのブログもまた来てください!
おねがいしますね~。