宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した衛星SARデータによるインフラ変位監視ツール「ANATIS」(アナティス)について、商用利用事業者を公募した結果、中日本航空(代表取締役社長:柴田拓)とシンスペクティブ(代表取締役CEO:新井元行)の2社と知的財産許諾契約を締結した。
これにより、事業者による事業準備が整い次第、ANATISを利活用したソリューションサービスの提供等が開始される。
JAXAは、ANATISを普及させ、衛星データを使ったインフラ変位モニタリングの社会実装を進めることで、国・自治体等によるインフラの調査・点検の効率化を実現し、社会課題の解決に貢献することを目指している。
この取り組みを進めるために、商用利用事業者の知見やノウハウなどが必要不可欠であると考え、ANATISを社会に広め、役立てていただける事業者の公募を今後も引き続き実施していく。