千葉工業大学惑星探査研究センタ（PERC）と民間の宇宙開発企業アストロオーシャン（東京・中央）が、3月2日（土）に世界初となる大学ロケットによる洋上発射実験の実施を、千葉県夷隅郡御宿町の網代湾上から、高度250mに向け超小型ロケットを打ち上げ、成功した。
宇宙塵採取を最終目的とした高度30km級小型観測ロケットの打ち上げが2020年、洋上から発射される計画。
PERCが開発する高度30km級小型観測ロケットは、民間企業・大学等による小型のロケットを活用した新たな知見の獲得・蓄積、将来ミッション・プロジェクトの創出、宇宙システムの基幹的部品や新規要素技術の実証実験などの機会を提供することを目的としている。
PERCの小型観測ロケットは、2020年の高度30km級ロケット実験以降、高度100kmへの到達を目標として開発がすすめられ、宇宙空間からの宇宙塵回収を目指す。
比較的自由度の高い打上環境の構築を目的に、ASTROCEAN社が目指す石油掘削リグを用いた洋上からのロケット発射プラットフォームの実現に向けて相互に協力し、早期実現を目指す。
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