2018年9月21日に宇宙探査機「はやぶさ2」から分離した「MINERVA(ミネルバ)-II1」の2台のローバ(「Rover-1A」「Rover-1B」)が、小惑星表面に着陸し、自律機能による小惑星表面撮像およびホッピング移動に成功したが、このたび、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2台のローバに 「Rover-1A」は、 「みみずく」のフランス語のイブーから“イブー(HIBOU)”、 「Rover-1B」は、 「ふくろう」の英語のアウルから“アウル(OWL)” の名前をつけた。
ミネルバ(ラテン語:Minerva)は、音楽・詩・医学・知恵・商業・製織・工芸・魔術を司るローマ神話の女神で、英語読みはミナーヴァ。芸術作品などでは、彼女の聖なる動物であり、知恵の象徴でもある「ふくろう」と共に描かれることが多い。そこで、女神の聖鳥が「ふくろう」ですので、「ふくろう」にちなんで名前をつけた。「みみずく」と「ふくろう」は微妙に違うが、2台のローバも微妙に違うので、両方の名をつけた。