東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) の村山斉機構長が 「Genius:100 Visions of the Future (天才たち:未来を見据える100のビジョン) 」の一人に選ばれた。
これは、世界に影響を与えている偉大な100人のビジョンと知恵をまとめた本を出版するという、アインシュタイン財団によるアインシュタイン・レガシー・プロジェクトの一環として行われる取り組み。
アインシュタイン・レガシー・プロジェクトとは、物理学者のアルバート・アインシュタインが1915年から1916年にかけ相対性理論を発表してから100年になることを記念して、アインシュタイン財団が進めているプロジェクトのこと。
この一環である「 Genius:100 Visions of the Future 」には、物理分野のみならず、薬学、化学、経済、文学、芸術の分野や起業家などから選ばれており、2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授やマイクロソフト社共同創業者の Paul Allen (ポール・アレン) 氏、海洋学者の Sylvia Earle (シルビア・アール) 氏、ナイジェリア人作家のChimamanda Adichie (チママンダ・アディーチェ) 氏なども名を連ねている。
これら選ばれた100人のビジョンをまとめた本はイスラエル生まれの芸術家/建築家であるRon Arad (ロン・アラッド) 氏によってデザインされ、3Dプリンターを用いてアインシュタインの顔を模した本として制作される予定。