宇宙航空研究開発機構(JAXA) の奥村直樹理事長と、フランス国立宇宙研究センター( CNES) のジャン=イヴ・ル・ガル総裁は、火星衛星サンプルリターンミッション(MMX)の検討に関する実施取決めを締結した。
JAXAとCNESは今後、今回の取決めにもとづき、MMXの開発研究フェーズにおいて、CNESからMMXへの提供を期待する以下の3点の協力内容について、共同検討することにしている。
1. 近赤外分光計(MacrOmega)
2. フライトダイナミクス
3. 小型着陸機の搭載可能性検討
計画では、2024年9月に火星探査機を打ち上げ、フォボスとダイモスの2つの衛星のいずれかに、着陸して表面にある物質を採取し、2029年9月に地球帰還を目指す。