●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●アクセルスペース、来年中に超小型衛星3機打ち上げ予定

2016-04-09 12:45:04 | 人工衛星

 アクセルスペースは、地球観測画像データのプラットフォーム「AxelGlobe」のための画像を取得する超小型衛星「GRUS(グルース)」を、2017年から2022年にかけて50機打ち上げる計画だが、その第一弾として、2017年には3機の打ち上げを予定している。

 「AxelGlobe」は、アクセルスペースが整備する超小型衛星群によって地球上の全陸地の約半分、人間が経済活動を行っている地域のほぼ全てを毎日撮影、画像データを蓄積し、過去から現在にわたるデータを分析することで、未来予測に繋げていくことを目指す。

 さらに自社衛星画像だけでなく、オープンプラットフォームとして、航空写真などの精度の異なる画像データ、気象などの非画像データの組み合わせによる広範な解析基盤を実現するとともに、データにアクセスするAPIを公開し、様々な事業者が独自のアプリケーションを開発できる体制を整え、衛星データのビジネス活用を広げていくことを目指す。

<超小型衛星「GRUS」の概要>

•質量:約80kg
•高性能光学望遠鏡を搭載し、地上分解能2.5m、撮影幅50km以上の画像を取得

<アクセルスペースの実績と計画>

•2013年11月 世界初の民間商用超小型衛星「WNISAT-1」打ち上げ成功
•2014年11月 地球観測ビジネス実証用超小型衛星「ほどよし1号機」打ち上げ成功
•2016年春  北極海観測用超小型衛星「WNISAT-1R」打ち上げ予定
•2017年    AxelGlobe向け超小型衛星「GRUS」3機を打ち上げ予定

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