
僕の工房は 鍵盤楽器を作るスペースでは
恐らく 世界一 狭いような気がする
完成した楽器を 倉庫へ運んで 夕方から作業に入った
2005年の秋から 製作を開始した楽器
これは チェンバロなのに強弱が出せるメカニック
うまくいけば 全く新しい楽器
なのに 僕は躁鬱が激しい性格
エネルギーが とぎれとぎれになって
2007年の6月から この楽器に全く とりくまなかった
2007年の冬から 作業を再開したのは
5月の末から 韓国で開催された
調律師の世界大会に 出品するため
当時のブログを見返すと
確かに すごいエネルギーで ラストスパートをして
とりあえず弾ける状態にして 車で韓国に乗り込んだ
でも そこまでだった
レームダックというのか 疲弊しきってしまい
去年からは 別の楽器を新たに製作し始めて
このフォルテチェンバロを ほったらかしにしていた
新しい楽器の装飾も終わり 2003年の楽器のオーバーホールも終わり
ようやく 広くなった工房で 2年半ぶりに この楽器に取り掛かる
いよいよ ラストスパート
今年は ピアノが発明されて 300年という記念の年
300年前 チェンバロに強弱をつけようとして
撥弦楽器 つまり 弦をひっかくチェンバロではなく
打弦楽器 つまり 弦を叩く仕組みに変わって 強弱が可能になった
だから 僕は そこに挑みたい
撥弦楽器で 強弱が出せる楽器を 作りたい
成功する確率なんて 低いことは 分かっている
だから この300年間 誰も挑むことがなかったんだ
再会した フォルテチェンバロは いろいろ傷んでいて
でも 大きな狂いはなく ゆっくりと調律した
ピッチが安定してきて いよいよ 鍵盤から しっかりやり直す
僕の 楽器技術者としての 最大のライバルは
ピアノを発明した クリストフォリ
彼との勝負でもあるし 自分自身との勝負も再開する
300年目の2009年は あと2ヶ月半
僕は なんとしても 年内に完成させたい
結果が失敗であってもいいから 完成させてやる
「本当の失敗とは挑戦しないことであり
本当の成功とは自分を知ることである -Ma Ayak Xomon」
恐らく 世界一 狭いような気がする
完成した楽器を 倉庫へ運んで 夕方から作業に入った
2005年の秋から 製作を開始した楽器
これは チェンバロなのに強弱が出せるメカニック
うまくいけば 全く新しい楽器
なのに 僕は躁鬱が激しい性格
エネルギーが とぎれとぎれになって
2007年の6月から この楽器に全く とりくまなかった
2007年の冬から 作業を再開したのは
5月の末から 韓国で開催された
調律師の世界大会に 出品するため
当時のブログを見返すと
確かに すごいエネルギーで ラストスパートをして
とりあえず弾ける状態にして 車で韓国に乗り込んだ
でも そこまでだった
レームダックというのか 疲弊しきってしまい
去年からは 別の楽器を新たに製作し始めて
このフォルテチェンバロを ほったらかしにしていた
新しい楽器の装飾も終わり 2003年の楽器のオーバーホールも終わり
ようやく 広くなった工房で 2年半ぶりに この楽器に取り掛かる
いよいよ ラストスパート
今年は ピアノが発明されて 300年という記念の年
300年前 チェンバロに強弱をつけようとして
撥弦楽器 つまり 弦をひっかくチェンバロではなく
打弦楽器 つまり 弦を叩く仕組みに変わって 強弱が可能になった
だから 僕は そこに挑みたい
撥弦楽器で 強弱が出せる楽器を 作りたい
成功する確率なんて 低いことは 分かっている
だから この300年間 誰も挑むことがなかったんだ
再会した フォルテチェンバロは いろいろ傷んでいて
でも 大きな狂いはなく ゆっくりと調律した
ピッチが安定してきて いよいよ 鍵盤から しっかりやり直す
僕の 楽器技術者としての 最大のライバルは
ピアノを発明した クリストフォリ
彼との勝負でもあるし 自分自身との勝負も再開する
300年目の2009年は あと2ヶ月半
僕は なんとしても 年内に完成させたい
結果が失敗であってもいいから 完成させてやる
「本当の失敗とは挑戦しないことであり
本当の成功とは自分を知ることである -Ma Ayak Xomon」
そんな時代が来るまで みな手作りだったよね
同じように作っても 全く同じものが
ふたつとして なかった時代
楽器でも 着物でも
そんな時代に蹂躙されることなく
職人にしか出来ないモノ 残していこうぜ!
こんな大きな楽器を作られていたんですね!
チェンバロに触れたことはありませんが、ピアノでもそれを生んでくれる職人さんがいる、ということをしみじみ想像したことがありませんでした。
実際にそういう方がいるんだなぁ・・と感動です。
なんだか難しいことはよくわからないけれど、頑張ってください♪