菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

You rock us! 『ボヘミアン・ラプソディ』

2018年11月14日 00時00分39秒 | 映画(公開映画)

で、ロードショーでは、どうでしょう? 第1402回。


「なんか最近面白い映画観た?」
「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」

 

 

 

『ボヘミアン・ラプソディ』

 

 

 

 

伝説のバンド“クイーン”の栄光と知られざる苦闘の物語を、リード・ヴォーカル、フレディ・マーキュリーを中心に描き出す感動の音楽伝記映画。

 

バンド・メンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの全面協力の下、バンドの誕生から、今なお語り継がれる“ライヴ・エイド”での奇跡の復活までが、全編を彩るクイーンの名曲の数々をバックに、自らのコンプレックスと格闘し続けたフレディ・マーキュリーの愛と孤独とともにドラマチックに描く。

フレディ・マーキュリーにTVドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』のラミ・マレック、ブライアン・メイにグウィリム・リー、ロジャー・テイラーにベン・ハーディ、ジョン・ディーコンにジョセフ・マッゼロ。

 

 

監督は、ブライアン・シンガー。
彼を含めて、3人が関わっている。

 

 

 

 

物語。

複雑な生い立ちや容姿へのコンプレックスを抱えた孤独な若者ファルーク・バルサラは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーが組んでいたバンド"スマイル"に慰さめを得ていた。
彼らとあるきっかけから、バンドに加わることに。
彼らはジョン・ディーコンを加え、バンド名を変え、“クイーン”を結成し、フレディ・マーキュリーと名前も変える。
そして、ついに、彼らはファーストアルバムづくりに突入する。
 

原案は、アンソニー・マクカーテン、ピーター・モーガン。
脚本は、アンソニー・マクカーテン。

 

  

 

出演。

ラミ・マレックが、フレディ・マーキュリー/ファルーク・バルサラ。

グウィリム・リーが、ブライアン・メイ。
ベン・ハーディが、ロジャー・テイラー。
ジョセフ・マッゼロ(ジョー・マッゼロ名義になっている)が、ジョン・ディーコン(ディーキー)。

ルーシー・ボーイントンが、メアリー・オースティン。


エイダン・ギレンが、ジョン・リード。
トム・ホランダーが、ジム(マイアミ)・ビーチ。
マイク・マイヤーズが、レイ・フォスター。
アレン・リーチが、ポール・プレンター。

アーロン・マカスカーが、ジム・ハットン。

ダーモット・マーフィが、ボブ・ゲルドフ。

 

メネカ・ダスが、ジャー・バルサラ。
エース・バッティが、ボミ・バルサラ。
プリヤ・ブラックバーンが、カシュミラ・バルサラ。

 

 

 

 

 

スタッフ。

製作は、グレアム・キング、ジム・ビーチ。
製作総指揮は、デクスター・フレッチャー、アーノン・ミルチャン、デニス・オサリヴァン、ジェーン・ローゼンタール。

 

撮影は、ニュートン・トーマス・サイジェル。

プロダクションデザイナーは、アーロン・ヘイ。
衣裳は、ジュリアン・デイ。
ヘアメイクは、ジャン・スーエル。

 

編集と音楽は、ジョン・オットマン。

歴史コンサルタントは、ピーター・フリーストーン。

音楽監修は、ベッキー・ベンサム。
エグゼクティブ音楽プロデューサーは、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー。

 

 

 

 

 

伝説的バンド"クイーン"をフレディ・マーキュリーの半生を中心に描く音楽映画。
これはクイーンのファンかどうかで沁み方が異なる。しかも、ファンとしての姿勢でもまた異なるというある意味でクイーンの音楽性のよう。
おいらは右目に涙で左目はドライだった。映画的にはいろいろ停滞や上手くまとめただけの所が目立ち、退屈な画も多い。だが、その場にいる彼らの姿と音楽に丸め込まれてしまう。
キャストの憑依、美術が食い入らせる。
現実改変さえ神話作用と飲み込んでしまう。
なるべく音がいいところで観なきゃ。
何度途中で口ずさみたくなったか。何度、音が鳴らないようにスタンプ&クラップして、体がロックしたことか。
心をタイムスリップさせ、青く染める。そういう映画がある。
エンターテインメントの汚れもエンターテインメントするしかない。それを浴びて、悲しみをエネルギーを出せられてしまった。暴けばよいし、装えばよい。まんま実話通りの実話映画なぞありはしないし。それを正しいと諸手を上げて肯定はしないが。よく言えば、キュビズム、いうなればクイービズムか。
帰って、クイーンのアルバムを回させ、ライブ映像を見させるだろう。
綺麗ごとでも、戦いの痕跡は残る臣作。

 

 

 

 

 

 

 

おまけ。

原題は、『BOHEMIAN RHAPSODY』。
『ボヘミア人(放浪民)の狂詩曲』という意味になります。

 



上映時間は、135分。
製作国は、イギリス/アメリカ。

 

 

 

キャッチコピーは、「伝説のバンド<クイーン> その生き様が世界を変えた感動の物語。」。
内容そのまま型。

「彼らの音楽を唯一超える<彼>の物語」というのも。こちらは、物語に語るべき意図を加えて装飾していて、わくわくさせてくれますね。

 

 

オープニングの20世紀フォックスファンファーレは、ブライアン・メイ&ロジャー・テイラーの演奏バージョンになっている。

 

 

 

 

ややネタバレ。

歌基本的には、フレディ・マーキュリーのものだが、ない部分など、わずかにラミ・マレックが、そして、クイーン・エクストラヴァガンザ・ライブツアーのオーディションの優勝者であるマーク・マーテルによる再録音源を使用とのこと。(Wikiより)

 

現在もクイーンは活動しているが、ジョン・ディーコンは音楽業界を引退している。

 

公式サウンドトラックは従来のヒット曲に加えて11トラックの未公開音源(1985年7月のライヴエイドからの5トラックを含む)が収録されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

ブライアン・シンガー監督は撮影中盤(三分の2程度)に降板し、途中は撮影監督ニュートン・トーマス・サイジェルが指揮をとっていた。最終的には、製作総指揮にクレジットされているデクスター・フレッチャーが後を引き継ぎ、完成させた。
デクスター・フレッチャーは今作の後でエルトン・ジョンの半生を描く『Rocketman』を監督している。

 

『ボヘミアン・ラプソディ』はシングルとして発売され、売り上げランキングで9週連続一位を獲得している。

 

 

話を分かりやすくするため、面白くするため、もしくは、事実改竄をしたいがための脚色が過ぎるとの指摘があり、評論家からは低評価を受けている。

一例。
アメリカツアーはモットザフープルの前座なので満席はクイーンの人気とは言い難い。

ジム・ハットンはウェイターではなく美容師で、自宅ではなくゲイクラブで出会っている。

ライヴエイドに出演決定後、フレディがエイズ感染をメンバーに打ち明けるが、ライヴエイドは1985年でフレディが実際に診断を受けたのは1987年。

フレディがソロアルバムを出すと言ってメンバーの決裂を助長するが、その時にはすでにロジャー・テイラーとブライアン・メイはソロアルバムを発表している。

ライブエイドの2か月前に日本でライブを行っている。

 

 

ただ、クイーンというバンドが音楽をエンターテインメントで彩って来た歴史から考えると、映画は映画と受け止めるのが肝要。
それが正しいとは言わないが、実話を基にした映画が事実通りでしかなかったことなどほぼないのだから。

 

 

 

ライヴエイドでは全6曲演奏しているので、実際に撮影も通してやったらしい。
その他にも他にも逸話を再現したシーンを撮影しており、4時間を超える映画になるくらいあるそう。
ライヴエイドの完全版はなんらかの形で公開を考えている模様。

 

 

 

 

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