平岳大が明かす、海外と日本の制作環境の違い 盟友ウィル・シャープ監督の最新作を観て https://realsound.jp/movie/2022/05/post-1031854.html @realsound_mより
平岳大
「『パラサイト 半地下の家族』がアカデミー賞を獲ったときに、印象に残っているのがプロデューサーの女性が、「韓国のお客さんに感謝する」って言った言葉です。韓国の観客は、それまで自分たちが作ってきた映画について、良いものも悪いものも、ちゃんと批評をしてくれたと。そういう経験を重ねることによって、自分たちがどういう作品を作ればいいのかわかってきたと話されていて、それって日本では絶対ないことだなって。」
「一緒に仕事をしている日本人チームでも、たまに話すんですけど、やっぱり日本の映画作りって、情熱がすごい大事で、その人の情熱の部分が問われるというか。「お前は、それでいいのか!」とか、そういう精神的な話になりがちだと思うんです。海外ではそういうのがまったくないんですよね。映画の現場であろうが何だろうが、金融、メーカー、不動産屋とか、他の仕事とまったく同じような感覚で仕事をしていて。不動産屋で、「お前の営業魂は、そんなものか!」って殴ったりする人は、いないじゃないですか。でも、日本の芸能界っているんですよ。なぜかいまだに。だけど、海外だと、そんな変な人はいないし、怒る監督なんていないんですよね。少なくとも、キャストに対して怒る人なんて、僕はひとりも見たことがない。」
BBC製作の日本ヤクザ×刑事がイギリスでバトルする連続ドラマ『Giri / Haji』、とりあえず2話まで。
めちゃ早展開に編集が心地よい、ヘンテコ日本もうっすらレベルで邪魔にならない。
シナリオもいい。
キャストがよくて芝居もいい。
こりゃ、面白れぇや。
なんで、話題になってなかったんだろう?
米ソのあれが冷戦というなら、実際の戦争は熱戦ということになる。
では、今の日本は、温戦といえやしないか。
戦争が始まって、戦争反対という機運が広まる頃に、戦争はすべてを奪いつくし、戦争自身が終わりを求め始める。