【俺は好きなんだよ】第1813回
『オー・マイ・ガール ~なんで今なの!?~』(2022)
原題は、『OMG! Oh My Girl』
別題は、『OMG!オー・マイ・ガール』。
製作国:タイ
上映時間:124分
スタッフ。
監督:ティティポン・グートトーンタウィー
脚本:ティティポン・グートトンタウィー、タナラム・プラメブーン
出演。
ウォンラウィー・ナティー (ガイ(กาย))
プルーンピッチャヤー・コーマラーラチュン (ジューン(จูน))
マイケル・プー (ピン(ผิง)/ガイの友人)
シワット・シリチャイ (ター(ต๊ะ)/ガイの友人)
パチャラ・ジーラティワット (ピート(พีท)/ミュージシャン)
ワス・プレウムサクンタイ (レックス(เล็ก)/ジューンの友人)
Thaenrak Asavalertlak (パティ(แพตตี้))
Ploi Horwang (リー(เจ้รี่)/ガイの一番上の姉)
Napassanan Sirindasuphasiri (ジン(เจ้จิน)/ガイの二番目の姉)
ラシカ・サイセン (キー(กี้)/ガイの妹)
物語。
2010年代のタイ。
大学生のガイは、親友ピンから同じ大学のモテモテ女子ジューンに告白するのにどうしたらいいかと相談を受ける。
ジューンのことが気になっていたガイは、ピンがふられてしまいそうな方法を教えてしまう。
だが、あることに悩んでいたジューンは、その告白に救われ、二人は付き合い始めてしまう。
ピンとジューンが付き合い始めたことで、関わる機会が増えたガイは彼女への恋g子悪露w募らせるが、親友の恋人である彼女に思いは秘めておくしかない。
恋はいつでもタイミング。
ガイとジューンの恋はいつでもタイミングが悪い。
ジューンに恋人がいる時、ガイはフリー、ジューンが恋人と別れた時には、ガイにパートナーがいる。
ガイは紙のいたずら、恋のタイミングを乗り越え、ジューンにその恋心を伝えられるのか、それとも恋心を忘れられるのか。
恋のタイミングに振り回される男女の恋模様を描いたロマンティック・コメディ。
監督と共同脚本のティティポン・グートトーンタウィーは、これまでに撮ったミュージックビデオの再生回数の多さでタイで話題になり、そのMVはストーリー性が高いものが多く、その手腕を買われ、GDH559社(現在GDH社)のオファーにより、今作(初長編)に取り組んだ。
主演のウォンラウィー(愛称スカイ)は、全国の学校で開催されたオーディションを経て、人気学園ドラマ『Hormones』シーズン3でブレイクした新星。
もう一人の主演であるプルーンピッチャヤー(愛称ジュネ)は元BNK48(バンコク・フォーティーエイト)のメンバーで、現在は女優業に専念。
劇中で流れる音楽は主にJITIVIことJitivi Banthaisongだが、挿入歌『NOT READY TO LOSE YOU』は、STAMPとChristopher Chu、主題歌『คืนวันศุกร์(Friday Night)』は、BOWKYLIONとTHE TOYS。
『バッドジーニアス』『女神の継承』『プアン』で知られるタイ映画界で信頼のブランド制作会社GDHによる一風変わったラブコメ。
相変わらず語りの巧みさと俳優の目利きが素晴らしい。
一本の軸はありながらもどこへ転がるかわからないのはさすが。
しかも、ただのキレイキレイな人物描写にしない生々しさがいいんです。
神を出しておくからこそのリアルさでバランスをとってます。
ネタも映像的に見せたり、脇キャラにも愛情を注いでいるのが好み。
小ネタもいい感じです。
犬と猿(犬猿の仲はタイでも通じるのかしら?)で見せる巧みさもいいのよね。
NETFLIXにて2023年8月16日より配信。
ややネタバレ。
NETFLIXの配信なので、クレジットの途中で次を進めてきますが、たまにある音声だkで、最後の最後にもうひとネタを音声で聞かせるところがあるので、注意。
現在のGDHは、以前のGDHが分裂したもので、GDH559という社名だったが、社名を再びGDHに変更している。