菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

耳で知る胸の内。 『偽りの隣人/ある情報員の告白』

2022年12月03日 00時00分35秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1646回

 

『偽りの隣人/ある情報員の告白』(2020)

 

原題は、『이웃사촌』。
『隣のおじさん』。

英語題は、『BEST FRIEND』。
『親友』。

 

製作国:韓国
上映時間:130分
映倫:G

 

配給:アルバトロス・フィルム  
 

 

スタッフ。

PD:イム・ミンソプ
監督:イ・ファンギョン
脚本:ユン・ピルジュン、イ・ファンギョン、キム・ヨンソク
助監督:チョ・ヒョンス
撮影:ホン・ジェシク
照明:キム・ジェグン
編集:キム・ソンミン、チェ・ジェグン(M&FC)
美術:カン・ソヨン
武術:ユ・サンソプ、チョン・ウジェ(ソウルアクションスクール)
音楽:イ・ドンジュン

挿入曲:ナミ(羅美)『ピングルピングル(クルクル)』

 

 

出演。

チョンウ   (ユ・デグォン 盗聴チーム長 国家安全政策部)
キム・ビョンチョル  (トンシク 盗聴チーム員)
チョ・ヒョンチョル  (ヨンチョル 盗聴チーム員)

オ・ダルス    (イ・ウィシク 総裁 ポミン(寶民)党)
イ・ユビ    (イ・ウンジン ウィシクの娘)

キム・ヒウォン  (キム室長 国家安全政策部)
チ・スンヒョン  (トンヒョク 国家安全政策部)
キム・ソンギョン  (ヨンジャ ウィシクの妻)
ヨム・ヘラン    (ヨス(麗水)宅 ウィシク家の家政婦)
チョン・ヒテ  (ハン・ジェグン秘書 ウィシクの補佐官 ポミン(寶民)党)
キム・セドン (キム・セドン議員)
チョン・ヒョンジュン (イ・イェジュン ウィシクの息子 国民学校生)
キム・ドンギュ    (チュングォン テグォンの弟)
キム・ギチョン    (警察幹部)
ファン・ビョングク  (報道局長)
チョン・チャヌ   (チョン・チャヌ教授)
ユ・ジョンホ    (ヤン・マンソプ 国会議員 ポミン(寶民)党)
ハン・スンジュ   (ユ・ミンソン テグォンの息子)
ミン・ギョンオク  (テグォンの母)

パク・チョルミン   (ミン・ノグク(閔露國) 国会議員 ポミン(寶民)党)
シム・イヨン (チヨン ウィシクの妻)

 

 

物語。

1985年、軍事政権下の韓国。激しい弾圧を逃れ、海外に身を置いていた野党政治家のイ・ウィシクが、次期大統領選への出馬を表明し緊急帰国を果たす。
しかし、出馬を阻止しようとする国家安全政策部によって自宅軟禁に処せられる。
ウィスク家の隣家には秘密裏に盗聴本部が設置され、諜報員のユ・デグォンが2人の部下とともに、24時間体制で盗聴と監視を続けていく。
彼らはウィスクを共産主義者に仕立てるために情報収集をしていく。
だが、ウィスクは家族を愛し、まっとうに国のことを思う父であり、政治家だった。

 

軍事政権下の韓国を舞台に、自宅軟禁になった民主派の次期大統領候補の盗聴を命じられた諜報員の活動を描く社会派サスペンス・コメディ・ドラマ。

 

主演は、『レッド・ファミリー』のチョン・ウと『国際市場で逢いましょう』のオ・ダルス。

 

監督は、『7番房の奇跡』のイ・ファンギョン。

 

 

左遷の危機にある盗聴チームが、自宅に隔離された政治家の家族の姿にだんだんと親近感を抱いていくのがいいのよね。
コミカルな方向性で政治劇を見せながら、きっちり人間関係のドラマへとスライドさせ、シリアスが忍び寄ってくるのがいい配分。

『張り込み』、『善き人のためのソナタ』、『レッド・ファミリー』の影響下を感じられる。

自分達の仕事に疑念を抱き、思い入れでだんだんと矛盾を抱えていくのが、いいドラマを盛り上げます。
キャラの描き方と芝居でそこを強化。
サスペンスもありますが、人情寄り。
韓国映画ならではの現実味ありの人情劇でフィクションに昇華させてます。

 

 

 

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