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気配り板垣&勘助の殺陣ー『風林火山』鑑賞記、4

2007-01-30 23:29:30 | S.Chiba
              『風林火山』
           第4回 「復讐の鬼」

 今回は、大分馴染んできた千住明氏のテーマ音楽・サウンドトラックの事を少し。大河ドラマのサウンドドラック・テーマ音楽は、どれも良いな~と思うのだが、知らず知らずの内に覚え、そして、忘れるの繰り返し。最近では「新撰組!」のテーマ曲(歌入り)が、いまだに頭から離れない。(笑)
 今回のテーマソングは、馬が走る姿にぴったり!画面の馬にまたがって走る武将たちのイメージそのもの。聞くたびに、わくわくして来る。そして、途中ゆったりと流れるような旋律から、又、馬が走るような勇ましい旋律に変わると同時に、千葉ちゃんの名前が出る。ここが毎回とっても楽しみな一瞬なのだ。(笑)

 さて、遂に、待ちに待った千葉ちゃん・板垣と内野・勘助の殺陣のシーン!ミツが武田信虎に惨殺され、怒りに燃える勘助の剣。それを、ニヤリ受け止めいなす板垣の剣の殺陣は、期待通り見ごたえ十分。林邦史朗氏指導の殺陣は、まず、板垣の足も使ったぶつかり合いが面白い!途中、剣をしっかり支える左手一本で刀を持ち切りかかり、すぐさま持ち替え右手を添えて構えるあたりは、通が見たらニヤリとするだろう。足袋から指が出ている足の悪い勘助ならではの足運び。それを見ての板垣の攻め。首に刀を突きつけるまで、緊張感がみなぎって、最高でした。

 今回の乗馬のシーンは、走り抜けるのではなく、お供を連れてゆったり。自然と馬と一緒になって進んでいく感じが、乗りなれた感じでとてもよかったです。このシーンで流れるちょっとユーモラスなサントラも効いています。(笑)

 勘助らを家に迎え入れての千葉ちゃんのきびきびとした動き、そして、晴信、勘助、板垣3人がにらみ合う初顔合わせシーンは、内野さん本当に良い顔をしていました真っ向勝負の晴信も、まだ若いこともあって、きりりっとした視線が良い!板垣が見守る中、脚本・大森寿美男氏の心に残る重い台詞を爽やかに、言い切って去っていく姿は、気品も漂っていて先が楽しみ!(笑)

 最後の見せ場は、勘助を探りに行かせる為の密談?!シーン。「おかしら!」と口走りそうになった方も多かったのでは?(笑)

とにかく、今回も板垣は大忙し。恨みを持った者たちを屋敷に召抱え、晴信の希望通りそのもの達を引き合わせ、裏で勘助に仕事を与え様子を見る。武田家の重臣として、晴信守役として、そして、今はそうと気づかぬ二人だが、勘助の後の後ろ盾役として、仕事をこなす板垣。今回も、十分に、千葉・板垣を味わうことが出来ました!
コメント
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