空に問う。

空に問うても果てがない

道の途中

2015-10-21 09:14:50 | 日記
自分の部屋で声を殺しながら泣くなんてあるとは思わなかった。

母には大好きな墓参りでも良妻気取りの付き添いでも何時間でもして来いって家を出て行って貰った。

自分がひとりぼっちだなんて知ってる人生が楽しいわけはない。幼ないころに芽生えた自我は他人と自分を比べるようなやり方で目覚めた。人間はひとりぼっちだ。そんな風に思いながら、無邪気な子供らに囲まれている。おいらは上手く話せなくなった。そして吃音を患った。

それを来たなあいモノでも見るような母の顔を今も覚えてる。まさか4歳児にはっきりとした意思があるなんて思わないもんね。人間だから気に食わないと顔に出る。そんなあたり前な反射的なことがとても怖かった。その頃からすでに人間嫌いが始まっていたのなら、おいらも相当なバケモンだけど。

きっと母には「そんなに悲しくはなかったろう」と優しい言葉をかけてくれる人やそばで励ましてくれる友達もいなかったのかもしれない。あれだけ自分のことを話さないで聞き役に徹していたら、向こうには何も伝わらないだろう。自分の不器用さを不幸と取り間違えてる。

母は他人の不幸が大好きだ。ゴシップ好き。でも普通と同じ事を嫌う。おいらはただ普通になりたくて、平平凡凡になりたくて、真面目に生きるけど真面目に生きれば生きるほどそれは遠くなった。人生ってそういうものだと半ばあきらめみたいに思っているけど、それはきっと言い訳に過ぎない。

闘うことを嫌い。逃げた。

だから普通になんてなれない。

誰が基準かと言えばとても曖昧なのですけどね。

母が現実を直視しなくなったころ。その原因もまたおいらだったんだろう。嫌な話を聞かせてやった。

他人を殴るのが好きだった。なぶるのが好きだった。

こぶしが痛いほどに何かそこには繋がりがあるんじゃないかと思ったが、誰も殴り返してはくれなかった。

どうせひとりぼっちなんだから。みんな敵に思えた。

酷く自分勝手な人間だった。

悪くばかり言うけれど母は善良過ぎるくらい善良で、正しすぎるくらい正しくて、手加減を知らない。知らないところで祖父母が泣いていたことを知らない。自分を犠牲にした親を憎んでいることにも気づかないくらいの無垢な魂だ。それは行動を見ていれば分かった。祖母は晩年もそんな母の気性を心配して孫であるおいらにいろんな話を訊かせてくれた。

「あんたらはおらんかったかもしれんけど、〇〇ちゃんのために結婚させなきゃ良かったね」そういう風に言われた訳じゃないけど、そんな風に聞こえた。そんな風に聞こえたから伝えたら「バカだね」と涙ぐんだ。

でも母の人生のためには父との結婚は不要だった。違う相手と結婚して、それでも両親を選んで生まれてきたいとは思わないけど。父の子であるのが嫌で、母の子であることが嫌だった。優しくしてくれた祖父母をオマケみたいに考えたくない。祖父母はおいらを大学にあげてくれて月謝を出してくれた。あれは生前分与だから気にするなと励ましてくれた。孫の顔も見せてやれずに何の恩返しもできないまんま亡くなった。

姉が同窓会に行くので新しい服を買った。それが母には気に食わない。娘を睨み付けている。敏い目はそんな瞬間を見逃してはくれないから、どろどろした心をつい思ってしまう。父がこういう時なのに浮かれやがって・・・・・。しかし姉の変なところで切れているけど、そういう事を思っていたので不参加すると言い始めたから楽しんで来いっておいらが行かせた。しぶしぶ母も承知したけど、本当は気晴らしをする娘を妬んでいたんだと思う。父の手術も成功して転移もないと言われてもなお、良妻のふりする母は賢母の顔を忘れてしまう。

新しいキレイな服を買う姉が、キレイに染めたその髪がデザインよりもその金が惜しい、欲しいとそんな目をしてる。

正確には母は務めた経験がない。要するに世間知らずだ。旦那の金で飯を食い、不平不満を漏らしてる。そんな人はこの世にごまんといるからしょうがないんだけど、幸せになれない自分をいつも自慢するように嘆いてた。この人って大丈夫なんだろうか?そう思った。嫌な目に合うとそれをなんでも叔母のせいにした。父のせいにした。父と叔母は性格が似てる。・・・おいらならばとても一緒に暮らせない。矛盾を抱えながら過ごす母の心は摩耗して、おいらと同様に壊れていった。

ひとつだけ念のために尋ねてみた。

おいらは今回の件で父は死なない。自力で回復してるししてもらうと宣言した。医者の首を傾げるような早期のガンだった。手術直前に胃カメラを二度飲んだ。手術例がいちばん多いガンだから見間違えはないだろう。病院内外で名医と言われてる意志だ。

カンちゃんの方からのネガティブアタックがそろそろ効果を失い始めたころ、それでも全身倦怠感であったおいらは何だか別の可能性も探してみることにした。まずは整理しながら考えた。時を同じころ、今まで隠してきたばあちゃんの秘密を父が話してくれた。毎日神棚の水や米を変える内に父の心の中に変化が起きて疑問が湧いたんだろう。父の気分が優れないとおいらの体調が悪くなったりする。それなのに翌日には父はピンピンしてる。おいらはひどい頭痛に襲われたり、極端な不安にさらされて、とてもとても死にたくなった。その衝撃がその当時のおいらの中にあるはずはない。確かに面接落ちたりしていたから焦りはあったけど、もう焦り=死ぬなんて考えてもみなかった。

悪霊じゃないけど何者か家の中にいる。祝いのフリして犬神モドキがやってきた家だから何があっても不思議ではないが、霊能者Mさんに言われた通り施餓鬼供養をしたら空気の通りも良くなっていた。

父は六月に鼻の手術を終え、その時はピカピカの年相応の健康体だったはずなのに顔色が悪かった。それから癌が見つかるまでおいらは軽い胃炎に悩まされてきた。吐き気もあったし。息子がトイレやキッチンのシンクで吐いているのに両親ともあとになっても「知らない」と言う。その時はこの夫婦間に死ぬ男と死ぬ男を主人に持つ女しかいなかったんだろう。

まあ単に感情移入し過ぎておいらが先進的な感応をしたのではないかと思わないこともない。胃がんのくせに吐き気も自覚症状もない父。吐き気や頭痛に悩まされ続ける息子・・・・・。なんか変だと感じた。その瞬間に偏愛してるばあちゃんの執拗な念のようなものを感じた。その頃から父は父でなくなった。今まで知ってたはずの父はいない。暇なので数年前の写真の整理の中の父は自分の知ってる父なのに。術後に見た父はもっと知らない何者かに変質していた。

手術前に念のため、病気治癒の祈願を受けに行ったらサービスなのか、後ろめたいのか特殊祈願を正当な人数でしていただいた。そこまでのお金を包んだわけではない。その直後からおいらの胃痛は消えてどんどん上り坂を駆け上がるように体力は回復した。父とのリンクが切れたんだと思った。幼いころから父が病になるとおいらも病気になったから、入院する姿をあまり覚えていない。で、父は元気になる。おいらの幸福成分や体力を奪うみたいに。

おいらは死に際の親戚の見舞いにいった試しがない。何故だか死が近づいてる人がいると熱を出して寝込む様な子供だった。だから最後に見るのはいつでも元おじさんや元おばさんの遺体だった。父は生前は病院へ通うが、あんまり近くの親戚じゃないと友達の葬式でも行かない。おや?

父も具合が悪いはずなのに親戚がなくなった途端にみごと回復してる・・・・・・。

そういうのが久しぶりに父とおいらの間で起こっていた。かつて感じていたものだからすぐに思い至る。

一族の家が枝葉まで絶えたわけでない。嫁に出た身をちゃんとクリアして生きてる。いつか婿養子になって跡継ぎとなる娘の旦那は思い病気にかかってる。悪い冗談みたいでしょ。男で残ってるのは父とおいらと年の離れたふたあいとこと、祖母の本家の息子と祖母の妹の息子だけ。年の離れたふたいとこの家に女の子が三名いるだけで跡継ぎは生まれていないし、祖母の本家の息子夫婦には子供はなく、妹の息子はおいらと同じで一人ものだ。

悪い冗談か、悪夢みたいでしょ。

20日のおじさんの命日には何もせずに父が退院したら墓参りに行こうと約束した。日ごろあまり付き合いはないし、頻繁に家を訪ねるのも変な話だからだ。叔母もノーリアクションみたいだし。

母はおいらから訊いていた。自力の話はさておき、なんでか父が何者かに生かされているような感じがすること。そう言えば祖母の警告で父は助かったけど犠牲者が出なかったわけではない。未来に起こりえることを預言しない人がたくさんいるのは、その災害や事件そのものを消し去ることが出来ないからだ。父の身代わりは近所にすむ気のいいおじさん。せめて身代わりが遠い場所に住んでる知らない人だったら・・・・。そう思ったときにばあちゃんとの交信を断ち切ることにした。それは神社にお詣りして誓約した。もしも父の危険を知らせるサインを出されてもおいらにはもう声は届かない。もう普通にいっちゃってるような怒鳴り声で「なんとかしろ」と言ってくる。溺愛どころの剣幕ではなかった。・・・だからいつも父の言う”線の細い人”というイメージと遠くかけ離れていた。まあ死んでから本性が出るタイプの人もいるけど。

まあ先祖が子孫に悪さしないと思っていたので、その頃はそれで辞めた。

今も後ろで怒鳴っているかもしれないけど。霊的難聴なので聞こえない。

それをしなくても生きられるから、縁を繋いではダメなんだ。父は寿命で死なないといけない。これは本心だ。他人の幸福や気力を奪われたおいらからすればそれは邪道以外の何物でもないし、父の事は疎ましく思うし、たくさん生きたし、こんなんでよく生きれたねとも思う。自分が霊的な啓示を受けなくなったころと同時期に父は「自分は死ぬのではないか」という発言をしたり、どんなに検査してもソレ以上悪くはならないのに、自分は「死ぬ病」かかってように時々変調をきたすようになった。まあ労災詐欺みたいな医者の元で仕事を辞めたかった父は熱中症を起因といして目いっぱいの三か月入して、病人になって戻ってきた。誰も父を病気と思っていなかったようで、医者は医者で叔母に「出たくないといんさるし、痛いといいんさるしね」と父に責任を押し付けていたようだ。その話を先日ちょうど病院の待合室で訊いた。

薬を飲んでいれば死ぬはずはないんだけど、偏った食事制限を課したせいで栄養失調で昨年倒れた。その日もまた神社にお詣りした日だ。皮肉だ。結果的にそれから総合病院に通うことを強要してかかりつけ医に通わなくさせた。そして鼻の肉腫が見つかり癌が見つかった。あのまま前の病院に通っていたら、父は今も癌を知らず手遅れで来年には死んでいただろう。

問題はすみやかに緩やかに流れてる。おいらだって一度捨てた嫌いな職種の面接を受けて二度とも自分から断った。流れに背くような自分を欺くようにそれらを選んだ理由がわからずにいるけど。まっ呪いと言うことにして流すことにした。

去年と同じことをしてはいけない。なぜたまたま去年の今ごろの出来事を憶えているかと言えば、もうクライマックス寸前に会社が牙をむいたからだ。最低でも15日前には発しなくてはいけない辞令を15日を切ってから発動された。カンちゃんと同じワーキャー叫ぶ危険な分子と判断されたおいらを会社が抱え込もうとしたので対抗したからだ。営業を閉鎖したり、特にクビにする理由もないおいらを解雇したら会社として罰せられるからだ。それに気が付いたのが15日を切ってからだというのもお粗末だ。こじれたときに自主退社も検討して元上司と話合いを持った。しかし営業閉鎖の解雇でいいと約束してくれた。1か月ルールや15日ルールを知っていたおいらはそれでもおいらが不要だという会社の強い意思を感じた。排除力って言うのかな。ゴミ捨てるみたいに要らないって感じかな。まあ好都合なので怒りもしなかった。まあおいらには違う眞守があったから、それで終わり。

するな。動かすなとお願いすると、してしまうし、動かす。最近はそんな行動もなかったから失念していたけど、その毛があることに失念していた。

まあ万が一は起こったかもしれない。それは普通に生きていても同じことだ。しかし憎むことと恨みを晴らすことを養分にして生きている母には万が一が酷だった。父がなくなると年金が消える。万が一にも死んで貰っては困る。

この母は人に褒められるのが身上で、昨日は隣の空き地に放置されていた竹を役場の人が処理してくれた。それを一番に喜ぶおいらに一言も告げずに朝早く家を出ていた。普段の母ならば家にいて質問さることもあるからと身構えるはずなのに、何も言わずに出ていった。念のために20日においらがしてはいけないと忠告したことを実行することにした。どんな理由であっても父に生きて欲しいのは残念ながら母だけなのだ。父の病に騙され続けた子供たちはとっくの昔に割り切っている。それが寿命なら仕方ないと。誰も味方がいない。母が半ば確信犯的に実行した理由があった。母だけの命のための選択だ。だからきょんと同じで真逆の事をした。寺の前を通りかかっただけで人はものをくれない。去年は父方のひいじいちゃんに何だか呼ばれて墓参りに行くと帰ったら本家筋のおじさんの報せを受けたのだ。普通はこんなことないだろう。こんな偶然があるはずはない。いつもひいじいちゃんの墓参りは祖父母の墓参りについでで、そこだけを目的に菩提寺を目指したことはない。

菩提寺に行けば自分に火の粉が降りかかると踏んだ母は自分の親の墓前に立った。そこには因果によってなくなり、生家の山にある一族の地に埋葬された違う宗派で弔われた弟もいる。もう掘り返しても骨も土に帰っていて、何を思ったのか、その穢れた土地の土を持ち帰り墓に収めた。すぐにじいちゃんが倒れて数年入院して亡くなった。何度も言うけど寝た子は起こしてはいけない。そういうのも来ていたから少し祖父母の不謹慎さを恨んだけど再度供養してもらった。墓前に立つとためらうのだ。・・・・元の宗教で供養してほしいと感じる。でもそれは母の男兄弟がすることで、おいらが決めていい事ではない。伝えようがない。母は息子のために必死になれる親ではない。自分のためなら息子を売るような人なのだ。そういう部分を忘れていた。悪質で邪悪な部分を。まあ神官のくせしておいらを呪ったカンちゃんと同質ですね。そういう部分を叔母が見抜いていても不思議ではない。叔母にはカンがある。それがあるから口が悪くても我がままでも今日があるのだ。

息子の言いつけに背き万が一に備えた母。この気持ちだけは反吐が出そうだから理解したくもない。エゴだから嫌いだ。そりゃみんな後ろめたくて邪で誰だって相手の上に立ちたいと思う。そこで上に上がれる人は人の倍の努力をする。金を惜しまずに他人のために使う。母のはただただ執拗に妬むだけ。鬼を飼っている。信心深いふりをしても分る。勉強不足だから感情って訴えるとはもはやおいらのような人間からすれば愚かで滑稽だ。いつまでも声高に主張すれば言い分が通ると思っている。同じ手口に引っかかりたくてもそれをしてしまっては築き上げたものが崩れ去るから出来ない。もう孝行息子はいないのだ。したことは正義だ。故人を悼み成仏を願う。でも故人にも残された家族にも大切な日だ。もしかするとおじさんはカンちゃんや土地の障りで父の代わりに命を取られたのではないかと思う。思うんではなくそう感じる。誰か一人はこの家から犠牲になる気がした。だからこそあんなに開運グッズや縁のあるそれぞれの神社で連続祈願をして貰ったのだ。逸れたけど、逸れたのは他で償われる。退院が決まった人の突然死。死因は持病ではなく心不全だ。おそらく数年しか持たなかっただろうが、それでも元気になって退院が決まった2日前に亡くなった。

そうした見返りは必ず訪れる。命を取った以上は相手にも相応な返しがあったはずだ。カンちゃんは本当に列悪なのだ。母と同じで神と仏と言う自分と違う存在がしでかしたことだから罪の意識がまるでない。それではまるで同じではないか。おいらとカンちゃんが似ていたんじゃなくて、母さんとカンちゃんが似ていたんだ。カンちゃんは母を通じてこの家を見張っていたのだと思う。なら分かるよね。家の張った結界を掃いたりした原因。掃除は正しい事だから、別に疚しいことじゃない。ただ息子が「一週間はそのままに」を守れなかっただけなんだから。

母が多重人格者の風であるように違和感を感じたのは、おいらは実際に多重人格で投薬を続け苦しんでいる人を知っていたから、いくら人格を後退させることが出来ても普段使わない神経を使っているわけで相当疲れやすしに元気がない。母は元気もりもりだ。基地外のフリして乗り切ろうとした。

アウトです。

それもう人がする所業でもかなり悪意に満ちたものですよ・・・・・・・。

朝の意味もない強い破壊衝動に駆られて、もう少しで18の時みたいに身体の自由を奪われる寸前だったから、母には悪いけど家を出て貰った。今はとても普通だ。地震も起きていないし、あれは放たれた方の呪詞だろう。母の目を通してみても、おいらはかなり良くなっていて大丈夫な感じになったから、その希望を狙ってきた。絶望と同じで人を死に駆り立てる感情の中で恐怖心よりも強いエモーショナルを刺激された。木の神さんが防いでくれた。ありがとう。

したくもないのに神棚の世話をして、仏間で線香を焚いた。邪魔なのは今回の「隙間」を作った母。好きなだけ墓参りにいけと追い出した。行く場所はないから父のところだろう。まあいい。もう感情の上では親でも子でもない。子供の一番大切な資質まで傷つけたのだ。母がやろうと煽りを受けるのはおいらだから元も子もない。血を入れ替えたり別の遺伝子に変えることは不可能。今日は破壊魔に付けこまれてるからなんとか鎮静させないと・・・・・・・・。ここで祝詞などあげたら逆効果であるからしない。今日は密教の日だ。空海が入滅した日付・・・・・。

やっとデゥースまで持ち込んだのにね。今はもうサーブも打てない。アドバンテージはカンちゃんだ。

まさか、母の弱音に恐怖心に付けこむなんて・・・・・・・。同質だからしょうがない。

おじさんの家にも父の入院が伝わった。あり得ないほど感謝されているから息子さんも見舞いに行きそう・・・・。それが考えうる一番悪いケース。おじさん・・・・どうか止めてください。おじさんは息子さんを愛しているはずです。父とは違うはずです。この二か月余り息子から気力を奪ったのは父であり祖母であり、完結させたのが母でした。こんな呪われた家族なんて崩壊するしか、解体するしか方法がない。父がいない今だからこそ、おいらは満心を込めて死者や呪詛が入り込まない場所としてビルドアップしていたのに・・・。ジェンカみたいに一瞬で崩れ去った・・・・・。

おいらはもうすぐ強制的に家を出ないといけなくなる。出来ることをして出ていこう。姉のサポーターももう卒業する。やっぱりおいらを信じては貰えないようだ。

変りたくなければ変わらなくてもいい。憎しみが生きる支えでもいい。でもおいらはもうそういうのがダメだ。ダメ人間になった。名の通り薄情になった。

絶望を希望を、限界が救うなんて思わなかった。

もう家族の一員とは思えないし、そう呼ばれるのも不快でしかない。

破壊衝動は収まったし、何も壊すことなく終わった。母の心は壊したくてももうとうの昔に壊れているから、ひびくらい入っても平気だろう。何食わぬ顔で今は日常に戻る。おいらが暴き立てなければ罪も罰も呪いも何もないと思い込んでる。でも実践したと言うことは認めたと言う意趣返しだから、おそらく思い込みで跳ね飛ばせるほどの威力はないし威勢もないだろう。おいらは良くなる風には何も言えないし、これだけは嘘はつけない。

もう他人に近い同居人だ。とにかく昔のつてをたどってみよう。

ただ生きるためならなんだって良かった。母さんあなたを喜ばすために頑張ろうと思っていたんだけど、挫かせたのもまたあなたですね。こんな皮肉を繰り返す気はもうない。

カンちゃんの仕業なのか、おばあちゃんか見分けがつかないくらいに似ているから、へっぽこ霊臭男のおいらには嗅ぎ分けられないけど、自分のばあちゃんが悪霊だったなら、それはすごいショックなものなんだね。

突然(葬儀)、人が来てもいいようにふすまを張り替えると言い出したあの母はどこへやら?姉は縁起が悪いからとダメ出ししたけど・・・・。銀行から亡き父名後のハガキが届いていたこと。積立金みたいだった。あれがあるから小銭があるのか。浮かばれねえ。本当はただ黄ばんだふすまを新調したい言い訳を探していたから、賛成してやった。もう何が何でも金を掴ませたら買う。

まあ悪霊ババアより、カンちゃんの存在よりも母の仕打ちは応えたなぁ。カンちゃんがまさか二人いたなんてね。上げ足の取り方も同じだし、バチも一緒だ。内側から壊されたものがもう元には戻せないって分かったいるんだろうか。神棚の前に立ったらテレビ消して座り直してさ、おいらは神職じゃねえからあんたの闇は祓えないよ。心の闇じゃない闇の心なんだからね。おいらの黒い光とも違うしなぁ。

なかったことには出来ないよ。例えば今神社に行って相談しててもね。これは一方向の問題でもないのだから。アプローチが違う。

謝ってすむ問題じゃない。すべてを憎めよ。もう遅い。


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