土橋の枝垂れ桜～北広島町土橋

　夕刻になって予報通りに綺麗に晴れてきたので、芸北の一本桜の偵察を続けることにしました。移原の石橋正光屋敷跡から雲月山の麓の土橋の枝垂れ桜に移動しました。山深い里の無人となった民家の庭先に孤高の枝垂れ桜が立っています。訪れたこの日は樹全体が花弁や蕾に包まれてきた時期のようで、樹の輪郭が桜色に染まって来ていました。夕刻ももう遅く西の山の端に陽が隠れようかという時間でしたので、忙しくシャッターを切り続けました。〔4月7日(金)〕

↓　静かな山里の無人の庭先に咲く孤高の桜です。樹の上部の花弁はよく開き、全体的には5～6分咲きといった感じでした。

↓　天頂部をはじめ樹の外縁部の花はよく開いて、西に傾いた陽を浴びて燃えるように輝いていました。

↓　樹下から見上げると、見事に枝垂れる枝も見受けられましたが、全体的にはまだ蕾も多くまだ花の密度が薄い感じは否めませんでした。しかしながら美しい樹形は健在です！

↓　あと数日で真っ白で潤沢な花弁が房になって枝垂れ落ちる様を目にすることが出来そうでした！

↓　森と田園に囲まれた静謐な山里の一軒家の庭先に立つ一本桜です。留守宅の環境をいつも見事に整えられていることには頭が下がります。

↓　見事に枝垂れ落ちる枝先です！房々とした花に包まれた姿を今年も見てみたかったものです。

↓　雨空から急速に晴れてきた空に綿雲が懸かりました！

↓　素直に伸びた枝がこの樹の健全性を現しているように思えます。

↓　西の山の端に夕陽が隠れて桜が色を失ってきました！