一期一会

日々是好日な身辺雑記

紅葉の三頭山へ

2019年11月01日 | 山登り
一昨日は久しぶりにスッキリとした秋晴れとなったので、奥多摩の三頭山(1524m)に登ってきた。
元々は10月中の週末に山登りの相棒と八ヶ岳登山を計画していたが、毎週末の台風襲来で中止となっていた。
相棒は週4日勤務で働く現役なので、いつもは金曜日からの山行きだが、今回は1人での山登りだった。
日帰り登山として、丹沢、奥多摩、奥秩父の山域の1500m位の山を検討したが、台風の影響は未だ残り、鷹ノ巣山や川苔山へのバス路線の日原街道は通行止めになっていた。
川苔山は8月には熊に襲われ大ケガをするという事故が起こり、今月相次いでツキノワグマの目撃情報が確認されているので敬遠はしていたが、百尋ノ滝や渓谷が美しい山だ。

三頭山へは武蔵五日市駅から登山口のある都民の森までバスで行くのだが、それが8:22発で次が11:52なので、7:00発の電車に乗り拝島駅で乗換え、8:00に武蔵五日市駅に着く。
終点の都民の森までは急行バスで70分、料金960円と乗車時間も長く料金も高い。
平日でもリュック姿のシニア男女の登山客が列をなしていたが、運良く座ることが出来た。
秋川渓谷に沿った檜原街道を走るバスから見る檜原村の風景は、山あいにぽつんぽつんと家が点在する、本州内の東京都における唯一の村らしくノンビリとしたもので、兜造りの古民家も見れる。
その古民家も空き家となっているのか、雨戸が閉まっているところがあり、こういう古民家を借りて別荘的に住み、山里の生活をしたらどんなに楽しいだろう。

9:30に着いた都民の森は標高1000mの位置にあり、ブナの森が広がる気持ちの良い場所だ。
(都民の森)






(森林セラピーロード)
三頭大滝までの1kmの道はウッドチップを敷き詰めたセラピーロードとして認定されている。







(三頭大滝)
遊歩道を20分ほど歩くと落差35mの三頭大滝に着く。紅葉の方は例年より遅れている感じ。

沢を右に左にと岩を渡って上って行くと、尾根道との分岐ムシカリ峠に出る。
奥多摩などの日帰り登山にはローカットのトレッキングシューズを履いて行くが、今回は台風の影響による道のぬかるみや沢の増水を考え、ハイカットの登山靴とそれをカバーする防水泥除けの登山ゲイターを持ってきたが、それが正解だった。
ぬかるみは無かったが、沢の水量は多かったのでトレッキングシューズだと濡れていた。











(三頭山と富士山)
ムシカリ峠からの尾根道を20分ほど上って11:10に三頭山(1524m)に着く。
そこからは冠雪の富士山がはっきりと眺められた。
ここでカミさんが作ってくれたオニギリ、唐揚げ、玉子焼き、オレンジの昼飯を取った。
オニギリはコンビニでも買えるのだが、海苔を巻いたあのウェット感が好きなので、いつも家から持って行く。







三頭山から奥多摩湖に下り、麦山のドラム缶の浮き橋を渡って、奥多摩駅から帰るルートにする。
2時間くらいのルートで、昨年新緑の時期に来た時はヌカザス尾根を下ったので、今回は鞘口峠から山のふるさと村に下って浮き橋へのルートにした。
40分ほど下って鞘口峠に着くと、山のふるさと村への道が台風の影響で通行止めになっていた。




浮き橋の通行だけは確認してきたが、山のふるさと村への道に木の橋があるのは知らなかった。
それが流失するという思いがけないアクシデントで、浮き橋を渡った所にある温泉に入る予定が狂ってしまった。
そんなことで、都民の森に下り、バスで武蔵五日市駅に戻り予定より早く17:00には帰宅した。

まだまだ奥多摩、丹沢の山域では紅葉を楽しめるのだろうが、登山の後は脚の痛みが残り、12/1の所沢シティマラソンに向けての走り込みが出来なくなるので、それまでは登山が出来ない。
渓谷のハイキング程度の歩きでの紅葉見物に行こうかと思っている。


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