一期一会

日々是好日な身辺雑記

高速バスで長崎へ

2023年04月28日 | 旅行
今朝は6:30といつもよりだいぶ遅く目が覚め、早速一階にある大型風呂へ。14階建ての西鉄ホテルはロビーも広く、全体的にゆったりした作りだ。大型風呂にはサウナもありアメニティも充実していた。一人旅の時は味も素っ気もない寝るだけのビジネスホテルに泊まっているが、今回の西鉄ホテルは正解だった。
入浴の後はホテル内にあるローソンでサンドイッチ、ヨーグルト、野菜ジュースを買い、NHK BSの朝ドラを見ながら食事。

そしてホテル向かいのバスターミナルからノンストップの高速バス長崎駅前行き8:19発に乗って長崎に向かった。長崎へは2時間半、普段九州の地図を見ることがないが、関東での距離感からすると軽井沢あたりだろうか。

長崎駅前には10:50に到着。福岡からは新幹線があるのだが一部佐賀県の武雄が開通していないので、乗り換えないといけない。特急利用でも30分しか違わず、料金は倍以上なのでバスが効率的だ。

長崎は2度目で、前回は定年まで勤めた会社の社員旅行だったので、10数年前になるのだろうが、あまり記憶がない。48歳から60歳まで働いたこの会社、電機メーカーとリース会社の合弁会社で、業績も安定し堅実な会社だった。非上場会社で業績も良かったので、経営の自由度が高かったのだろう。入社3年目が創立10周年でオーストラリアのゴールドコースト旅行、20周年がハワイ旅行だった。

社員旅行と言ってもガチガチのスケジュールではなく、基本自由参加で現地でも一回会食パーティーがあるくらいで、あとはフリーだった。ゴールドコーストでは外資コンピュータ会社時代の同じリストラ組の仕事仲間が移住していたので、一日車で観光案内してもらった。そこには電機メーカーからの出向社員で飲み仲間だった同僚も一緒だった。

ハワイ旅行はオワフ島ワイキキのヒルトンビレッジに宿泊し、オプション旅行として自己負担のハワイ本島日帰り観光もした。
またバスを利用してサーフィンのメッカであるノースショアなどを1人で島内を廻った。
記念旅行としてのイベントなので、不参加者には10万円の支給があったようだ。
当時600名の社員の何割参加は知らないが、大変な経費だったろう。上場会社なら
(そんな事をするなら株主還元をしろ)と言われそうだ。

その他の年一回の地域サイトごとに実施される社員旅行への参加は、沖縄だけだった。12、3年毎に替わった職業生活も運が良かったのか、それぞれ良い思い出があるし、何より家族の生活の基盤を築く事が出来た。

(国宝 崇福寺)
(国宝 大雄宝殿)


カミさんと娘は11:30に長崎空港に到着したが、特に合流する事もなく自由行動にした。今日の予定は崇福寺→坂本龍馬亀山社中資料館→出島→オランダ坂洋館→グラバー園→大浦天主堂とした。

崇福寺は長崎で貿易を行なっていた、福建省出身の華僑の人達が、中国から僧侶を招き創建した、中国様式の寺院では日本最古のものだ。国宝でもある朱色の三門は、禅宗黄檗宗のお寺というより、台湾でよく見かけた寺院のようだ。




坂本龍馬の亀山社中記念館は、土、日、祝日のみの開館で生憎の休館だった。坂と階段を登った先にあるのだが、徒労に終った。高校生時代に読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が坂本龍馬への関心だったが、今の若い人たちはNHK大河ドラマ福山雅治主演「龍馬伝」が坂本龍馬への関心なのだろう。そのブームは長くは続かないし、司馬遼太郎の描いた坂本龍馬と福山雅治ではイメージが違った。ブームも去り土、日、祝日のみの開館となったのだろう、残念!


坂本龍馬像のある風頭公園から電車通りまで下りてきたら13時。中華街での昼食を考えていたが、腹も空き、歩き疲れてもいたので、最初に長崎チャンポンの文字が目についた店に入る。カウンター席5つだけの小さな店だが、3人の先客があり、壁には沢山の色紙が貼ってあるので、地元の隠れた名店なのかと思った。
60代か70代のご主人夫婦と、他の客がいなかったので、しばらくおしゃべりをする。
その後の予定の出島、オランダ坂、グラバー園、大浦天主堂への行き方を聞き、歩きで廻る事にする。
他には墓石の家名が金色に塗られているが、どんな意味があるかとか、ジャパネット高田が進める長崎振興プロジェクトの話とか旅雑誌では見れない話を聞いた。



(出島)



(グラバー亭)

(大浦天主堂)


この後定番のコースを廻ったが、そこはガイドブックで知られているところなのでカット。大浦天主堂から下った所にあるANAクラウンプラザに17:00にチェックイン。カミさんと娘は既にチェックインを済ませ定番コースの観光中だった。


娘が予約したANAクラウンプラザは1フロア100室くらいの大型ホテルだ。
歩き疲れと汗をかいたので、風呂に入りのんびりしていたら、19:00に中華街で待合せとの連絡。
姪がオススメの福寿という中華店は満席で入れず、京華園という店に入る。
ここも満席だったが暫く待つ。中華街の店でも客があまり入ってない店もあるので、
満席でも待った方が良い。それでも5分ほどで席に案内された。クルーズ船が入港しているらしく外人観光客もいた。

食事の方は中華料理なので、特に味が変わるわけでもなく、食レポのブログでもないのでこのへんで。


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