一期一会

日々是好日な身辺雑記

ミャンマー・旅の終わり

2016年06月30日 | 旅行



今日は10:00にチェックアウトして、ヤンゴン行きのバスが出る所まで、
ホテルの人にバイクで送ってもらう。この乗合いミニバスはエアコンなしの
古ぶるしいバスで、ヤンゴンまで1.000チャットだと言う。
あまりにも安いので、空港近くのアウンミンガラーバスセンターまで行くか
念押しをし、送ってもらったホテルの人にも確認し、大丈夫と言うので
乗車したがこれが失敗だった。

エアコンなしの車でもクラクションを鳴らしながら猛スピードで走るので、
窓から風が入り涼しい。そんな生活をかけた運転のお陰か1時間半位したら、
アウンミンガラバスセンターはあっちだ、というジェスチャーで降ろされる。
やはりバスセンターには行かず 、 近くの路上で降ろされたのだ。
見渡してもバスセンターらしきものが見えない。
そんなに遠い筈がないが、さてどうしたものかと考えていたら、
タクシーが寄ってきて止まり、声をかけてきた。

この時英語じゃないのを気にかけず、地球の歩き方の地図を見せ、
日本人墓地に寄ってから空港に行ったら幾らだ、と聞いても全く通じない。
その内に携帯を取り出し何やら話し出し、その携帯に代わってくれと言う。
出た相手に(Yangon Japanese Cemeteryに行きたい)と言っても通じず携帯を返す。
日本人墓地は分からなくても、地図には英語で通り名やバスセンターの名前が
書いてあるので分かりそうなものだ、というのはこちらの勝手な思い過ごしだった。

それでも本を貸してくれ行くから、というようなジェスチャーをするので
値段交渉に入ったら、35.000チャットと大きく吹っかけてきた!
これには少々頭にきて今までの空港からヤンゴン市内、
ヤンゴン市内からバスセンター までのタクシー料金をまくし立てた。
英語は通じなくても、こちらの怒りは通じたようで、35.000から25.000、
そして18.000と値下げしてきた。

何じゃそれは、と思い(Just 10.000)とノートに書いて差し出したら、
15.000と書いて返してきた。
ここでミャンマーで覚えた(徳を積む)を思い出し15.000で了承する。
バスセンターまで行き、日本人墓地を探しているようだが、
分からないようだったので、諦めて空港に行くように言う。
これもようやく通じたようで、英語にミャンマー語で返ってくるので、
コミュニケーションが取れるわけがない。
そして、空港はターミナル1へと言ったにも関わらず、到着ビルに着ける始末だ。
ザックを背負ってるんだから、お迎えじゃなく出発だろう!と思うが、
一方通行なので大きく廻らないといけないのでそこで下車し歩く。
この運転手は言語能力より別な能力が足りないのかと思ってしまう。

日本人墓地に寄らなかったので、10.000チャットでも良かったのだが、
15.000チャットを払い財布に残ったのは5.500チャットになった。
KFCの5.000チャットのセットを食べたら、殆どミャンマー貨幣は無くなった。
ターミナル1はエアアジア他2社が利用しており、 カフェが4店とコンビニが1店で、
入国審査を済ませ中に入ってもレストランも免税店も無かった。
現在工事中でもうすぐオープンするというポスターが貼られていた。
これでミャンマー土産を買う機会が 無くなった。

バンコク行きは30分遅れての出発だったが、50分位でドンムアン空港に着いた。
やはりスワンナプーム国際空港と比べると、照明も薄暗く地味な感じだ。
免税店が4店ほどあったが、特にタイらしき土産品も無かった。
何よりタイは乗継ぎだけで旅行はしてないので、タイ土産というのも変だ。

出発ロビーでFree WifiのUsernameとPWが取れたので、
Youtubeに繋いだら問題なくさくさく動いた。
Youtubeはヤンゴンで一度繋がったが他では全然駄目だった。
オフラインで書いたブログをUploadするようなのには良いが 、
日経新聞の様に一週間分の紙面をDownloadする様なものは、
ミャンマーでは駄目だった。
そういう点では通信インフラもこれからという段階だろう。

今、iPhoneでYoutubeの音楽を聴き、iPadでネット証券のサイトを見たり
このブログを書いている。良い時間潰しになった。
久しぶりに(天国への階段)や(Smoke on the water)を聴いていると、
ミャンマーでの非日常生活が、いつもの日常生活に戻る感じだ。


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