一期一会

日々是好日な身辺雑記

海沢探勝路を大岳山へ

2013年08月19日 | 山登り



15(木)も前週に続いて山登りに行ってきた。8日(木)の丹沢・塔ノ岳が良く整備された山だったので、
ちよっと違う感じの日帰り登山のルートを・・・と思い、水場が多いということで奥多摩の地図から探す。
そこで探しあてたのが滝のある沢の脇を通る海沢探勝路を大岳山へ登るルートだ。
このルートは地図上では破線で表示されている。一般的なルートではないという意味だ。
6時15分に家を出て、拝島で奥多摩行きに乗換える。電車の中は平日とはいえ、
お盆休みのせいかリュック姿の人で混み合っていた。8時に終点奥多摩駅の一つ手前の白丸駅で下車。
この無人駅に降り立ったのは私だけ。そしてホームには「入山の皆様へ!!奥多摩の山には熊が生息しています、入山する際には鈴等音の出るものを携帯するなり十分に注意して行動して下さい」との看板が。
この種の看板を見ると登山家山野井泰史氏が奥多摩で熊に襲われ、ヘリコプターで青梅の病院に運ばれ、90針を縫う大怪我をしたことを思い出す。

熊に出会ったら背中を見せて逃げたら駄目で、顔を見ながら後ずさりする、と何かに書いてあったなぁ、
と思いながら青梅街道を奥多摩駅方向に15分程歩き、海沢大橋で多摩川を渡る。



海沢沿いの林道をしばらく歩くと、「がけ崩れ」「通行止め」の看板と柵で道がふさがれていた。
車は通れないが、歩くのは大丈夫だろうと、地元の人に確認していたので、そのまま林道に入っていく。
一時間程歩くと、大岳山への登山道海沢探勝路の入り口に着く。ここにも看板があり
「ベテランの方のみ・・・」との表示と、木には下のような貼り紙が。



ベテランと言えるかどうか分からないが、自己流ではあるが長い間山登りはしてるなぁ、それにしてもまた熊に注意かぁ、具体的な出没日時も入っていて説得力があるなぁ、と思いつつ進む。



丸太橋を渡り、5分ほど進むと三ツ釜の滝があり、ネジレの滝、大滝と続く。
今回はこの三つの滝を見る為のルート選定だ。大滝下降地点から先は悪路との標識があった。



さほど難しい道ではなかったが沢沿いなので岩が滑りやすいのと、夏草が道を覆っている個所もあった。
枯れた沢も登るので目印の赤いリボンを探しながら進むがその目印もあまりなかった。
ただひたすら地面を見ながら歩き、時々顔を上げて前方を確認するという単調で急な登りが続く。
下りてくる人も後から来る人もいない。2時間ほど歩いたところで見晴らしの良い道に出る。ここでリュックを下ろし、岩に座り給水の休みを取っていたら、下の方から人の声が聞こえ、若い男性2人組が登ってきた。
「きついですね」と声を掛け合う。そこから稜線を15分程進み、11時50分大岳山山頂に着く。
山頂には10数名の人たちがいた。御岳から登ってきた人達だろう。ケーブルカーで標高を稼げるルートだ。
山頂での昼食後は御岳山へのルートを取り、ロックガーデン経由で下山する。

御岳駅から青梅線に乗り、河辺で下車し駅前の梅の湯で温泉に入り着替え、飲み友達と待合せている
国分寺に向かう。そしてイタリアンの店で石窯ピザとビール、ワイン一本を飲み、
この日の平日休みは終わった。

次の山行きは、9月13日からいつもの山友達との会津駒ヶ岳行きである。










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