一期一会

日々是好日な身辺雑記

水郷古鎮の朱家角へ

2023年10月22日 | 旅行
上海旅行6日目の18日(水)は水郷古鎮の朱家角にカミさんと行ってきた。朱家角は1700年前の三国時代から水運の町として栄えた。古鎮とは中国語で古い町という意味で、鎮は行政区の単位だが、文鎮、重鎮と同じような意味なのだろうか。明の時代には周辺で一番大きな鎮となった。

婁山関路駅から地下鉄2号線に乗り、虹橋火車駅で17号線に乗り換え朱家角まで約1時間だ。






駅を降りて観光客の流れについて20分ほど歩くと放生橋に着く。この橋は明の時代の1571年に架けられたもので、5つのアーチをもつ全長72m、幅5.8m、高さ7.4mの水郷一の橋だ。放生橋の上からは白壁と黒瓦の江南地方の民居が並ぶ趣きのある風景が眺められる。橋を渡ると明、清時代の建物が並ぶ昔ながらのストリート北大街になる。細い路地の両側にみやげ物や名物の肉入りのチマキが並んでいる。そんな北大街をブラリ歩きをしていると昼頃になる。

要所要所でWechatメールでカミさんが息子に連絡していると、(舟に乗るのも良いよ)とのアドバイス。それを受けて帰りはのんびりと水路を舟に乗り朱家角駅の近くまで戻る。





朱家角の後は、第2次世界大戦の頃には
10万人の日本人が暮らしていた虹口を散策しようと思っていたが、婁山関路駅まで戻ってきた時は14:00を過ぎていたので止めた。そしてハイアットプレースホテルの隣りのビルにある息子オススメのスイーツの店に行き、ここで新しい体験をする。
上の写真の大理石風のカウンターでメニューを見ながら注文したら、若い女性店員が何やら戸惑った様子で、若い男性店員に声をかけスマホを使いだす。どうやら注文は成立したようで、しばらくしたら注文通りの品が出てきた。

私が注文したのは、昼食兼用だったので腹に溜まりそうな物だったが、甘酒のような味と豆腐とプリンの中間のような食感で美味しかった。他の入ってくる客を見ていると、テーブルの上のQRコードをスマホで読み取り、それで注文と支払いをすませるのだ。店員とお客の接触は品物を持ってくる時だけだ。

その後は私はホテルに戻り一休み、カミさんはそのままショッピングモールへ。
今回はどちらのホテルもプール付きだったので水着を持ってきたが一度も使わずじまいだった。10時OPENをせめて7時OPENにしてくれれば利用できたのだが。

17時頃になってショッピングモールのスーパーでワインを買い息子のマンションへ。
この日のメインは出前で取った雲南料理で、今までとは違う味付けで、これも美味しかった。
翌日は息子が休みを取って蘇州を案内してくれる事になっていて、孫と嫁さんは最後となったが、最初の日は別れのバイバイをした時にグズつき泣き出した孫も、
この時は普通に別れの挨拶をした。
来年3月末に一時帰国するのでまた会える。
これもコロナが収束したからだ。