一期一会

日々是好日な身辺雑記

紅葉の京都へ

2022年11月24日 | 旅行
昨日23日(水)からカミさんと紅葉の京都へ来ている。前回京都へはコロナ禍真っ只中の2020年12/3から3泊4日で来ていたが、紅葉には少し遅かった感じだったので、今回は23日からの4泊5日にした。
そして規制緩和で2年前より観光客が多いだろうと、9月下旬には新幹線とホテルのパックを予約した。そんな早めの予約だったが新幹線が取れたのが東京発6:42ののぞみだった。家を早朝5時前に出て、8:51に着いた京都は小雨模様の天気だった。

ホテルは2019年6月に1人で来た時に利用した京王プレリアホテルで、先ずは荷物を預け、上賀茂神社に向かう。
当初の予定がカミさんの貴船神社へ、というリクエストから鞍馬寺→貴船神社→上賀茂神社だったが、鞍馬山の1時間くらいの歩きがあるので、小雨模様の天気に予定を変更した。若い時から京都へ来ているが、神社にはさほど興味がなく、前回外人観光客に人気だという伏見稲荷へ、という声もあったが行かなかった。そして京都最古のお社で世界遺産の上賀茂神社だが、正直なところあまりピンとこなかった。侘び寂びとは違う朱色の鳥居のせいか。
ただ上賀茂神社の門前に広がる社家町は、川に沿って神官の土塀の屋敷が建ち並ぶ風情のある町並みだった。
(上賀茂神社)

(上賀茂神社細殿)

(上賀茂の社家町):

予定を変更した上賀茂神社の後は、穴場寺院としてリストアップしていた東福寺、泉涌寺の塔頭(たっちゅう)の光明院、雲龍院に向かう。塔頭とは禅宗の高僧の塔がある所で、本寺の境内内にある小寺だが光明院は東福寺から歩いて5分の所にある。

東福寺は京都一の紅葉の寺院として人気で、2012年、2020年の紅葉の時期に訪れている。上賀茂神社からバスで1時間で京都駅へ、そこからJR奈良線で一つ目が東福寺駅となる。この時期の京都はオーバーツーリズムとして、観光客の混雑で京都市民の日常生活の足であるバスを利用出来ない問題が言われている。時間的にも電車や地下鉄を併用した方が効率的だ。

東福寺駅に着いたところで、ランチのうどんを食べ、トップ写真の東福寺の紅葉を眺め、多くの人出で混雑が予想される通天橋からの紅葉見物は止め、光明院に向かう。
光明院→泉涌寺→雲龍院と廻ったが、穴場寺院と言われるだけあって、混んでなく静かな寺巡りが出来た。紅葉を背後に配し、白砂と苔の間に点々と石を並べた枯山水の庭は、人の少なさもありゆっくり眺められた。雪見障子の窓から見える風景も良かった。
(東福寺)

(光明院)

(波心庭)



(泉涌寺仏殿)

(雲龍院中庭)

(最後の将軍徳川慶喜が寄進した灯籠)

(雲龍院蓮華の間)




寺巡りの後は15:30にホテルにチェックインし、早速混み合わない内にと大浴場へ。夕食は19:30にカミさんが予約していたおばんざいの店(綴)へ。旅行の日程が決まった9月下旬に予約の電話を幾つかの店に入れたが、紅葉の時期の祝日ということもあってか既に予約で満席の所が多かったと言う。烏丸通りから一本中に入った静かな一角にある隠れ家的なこの店は、味もサービスも良く満足の京都旅行初日の夕食だった。