一期一会

日々是好日な身辺雑記

台湾旅情報

2018年07月12日 | 旅行



6/29(金)から7/10(火)までの12日間、台湾を鉄道でぐるりと一周の旅をしたが、一番感じたのは意外と言葉が通じない事。
よく聞いていたのが日本語が通じるという事だが、勿論最初から日本語で話しかける事はしなかったが英語も通じない。
これはホテルフロント以外での話だが、個人旅行なので電車やバスを使って移動・観光する時に困る。
バスに乗る時は行き先の台湾語での発音が分からないので、メモパッドに書いたものを提示し、
料金を確認し入れるのだが、お釣りは出ないので硬貨は常に持ってないといけない。
料金を入れると運転手からコンビニでのレシートや札のような物を渡される。
これをレシートだと思いそのまま持って降りたら、呼び止められて返すように言われた。
当然最初は何を言われているのか分からなかった。別の乗車で渡された札は下の写真で、当用漢字ではないが何となく分かった。
(この票を保管しておいて、下車時に回収するよ。失くしたり毀損したら、全線全額分支払ってもらうよ)と。



台湾には悠々カードというSUICAのようなICカードがあり、コンビニで簡単に買えるのも知っていたが、
一人旅だとこれくらいしか人と話す機会がないので、電車もバスも現金支払いにしていた。

今回の旅行で奇遇だったのが、行きと帰りの飛行機の隣座席が同じ日本人の若い女性だった事。
行きの時は彼女も一人旅の様で機中では本を読んでいたし、私も京成スカイライナーから中公新書(台湾)
を読んでいたので声をかける事はしなかったが、降りる時に私のザックを取ってくれた。
それが帰りの飛行機に乗った時の隣座席の女性が来る時の人と同じかなと思ったが、02:55発の深夜便だったので、
機中が暗くなって就寝態勢だったので、声をかけなかったが、5時過ぎに明るくなってきたので、
確認の声がけをしたら同じ女性だった。12日間の台湾旅行というのも珍しいと思ったが、台湾在住の友達との旅行との事だった。
ICカードは金額不足でも下車出来て、次にチャージする時に引かれる事や、余った分の精算の仕方などを教わった。
旅慣れた感じで、中南米のグアテマラに居た事があるということや、スペイン語が話せるらしいので、
後で考えてJICAの青年海外協力隊員だったのかと思ったが、初対面の若い女性に根掘り葉掘り聞けなかった。
台南に行ってた時も同じ時期だった。成田に着くまで今まで行った国の話などをした。

台湾高速鐡路(高鐵)の新幹線利用は桃園から嘉義までで、九州と同じくらいなので在来線の台湾鐡路(台鐡)で一周出来る。
台北市内は台北捷運(MRT)が走っており、路線は色別となっているので分かりやすいし、
トークンの買い方も簡単なので特に悠々カードの必要もない。
台鐡の電車は日本で言う優先席は(博愛席)となっていたが、何となくこっちの方が柔らかくて良い気がする。

今回の旅行は、日本統治時代の歴史ある建物や、老街と言われる古い街並み、客家や原住民の住む村、
景勝地の太魯閣国家公園、阿里山などを主な見所として計画したが、ガイド本に載っていない情報も
下のWebサイトに載っている。

TAIPEI NAVI

ぐるっと台湾を一周して感じたのは、言葉の問題は別にして総じて台湾の人は親日的だと思う。
東日本大震災の時に台湾から寄せられた義援金が65億円と、世界で一番だったらしい。
高雄には竹下通り的存在として(原宿王竹商圏)というエリアもあり、台北では西門から台北駅までの
地下街で日本の色んな商品のフェアをやっていたが、日曜日という事もあり大変な人出だった。

次に溜まっているJALマイレージでカミさん来るとしたら4泊5日くらいで台南、台北と廻るのが良いだろう。
台南は台湾の京都と言われる歴史ある街で、日本統治時代の歴史ある建物も残っており、マンゴーや
紅豆かき氷なども美味しいし、のんびりと過ごせるだろう。また行こうと思っている。