一期一会

日々是好日な身辺雑記

台湾一周の旅/ 台南観光

2018年07月02日 | 旅行


昨日の鳥頭山ダム見学の後は、台南駅に昼頃に着き中山路を真っ直ぐ15分程歩くと交差点の角に、
林百貨という台湾初のデパートがある。
1932年に日本人の実業家林方一氏によって創立され、2013年にリニューアルオープンしたデパートだ。
その林百貨の真向かいに台南で2泊する(フーワードホテル タイナン)があるという分かりやすい場所だ。
中山路という通り名は台湾にはよくあるらしいが、孫文の号「中山」に由来し、メインストリートに付けられている。

(フーワードホテル タイナン)



(林百貨)





ホテルは15時チェックインなので荷物を預け、リストアップしていた台南市内の見所を廻る。
林百貨は東京にも無いようなセンスの良いショップが入っており、当時のエレベーターも動いていた。

(慕nx‘紅豆の紅豆湯)



次は見所ではなくデザートの店で、幾つかの台南ガイド本に載っていた(慕nx‘紅豆)という古民家を改装したカフェだ。
台湾風のお汁粉にサツマイモが入った紅豆湯(60$)を昼食替りに食べる。
お汁粉というより、甘さ控えめのあっさりした味で、出雲ぜんざいのようだった。
話はそれるが、アンコ系の甘いものが好きで、最近凝っているのがスーパー成城石井で売っている
明治43年創業(新杵)の白玉クリームぜんざいで、このアンコも甘さ控えめだが絶妙だ。
先月は山友達と川越で飲んだ時に駅ビルの成城石井で2個買い、先々週末にはカミさんが2個、
土曜日に来た娘が2個買ってきた。賞味期限があるので冷凍し、1日1個づつ食べた。
まぁ、わざわざここで披露する話でもないがアンコ関連話として。
新杵の白玉クリームぜんざいおススメです。

(神農老街)



今回の台湾旅行で(老街)という昔ながらの街並みを見て歩く事にしているが、台南の神農老街を歩く。
夜になると提灯に灯りがともり、情緒ある風景らしい。ここでは暑さに耐えかねラムネを飲む。

(赤嵌城)



台湾は1653年にオランダに占領されたのだが、その時に建てられた城が赤嵌楼で、
そのオランダ軍を駆逐し台湾の英雄とされ、台南には幾つもの銅像が建っているのが鄭成功だ。
鄭成功は長崎県の平戸に中国人の父と日本人の母の間に生まれ、7歳まで日本で育った。
台湾の歴史上の英雄は蒋介石ではなく、鄭成功という日本との不思議な縁だ。

(国立成功大学)





その鄭成功の名前がついているのが、日本統治時代の台南高等工業学校が前身の国立成功大学で、
その当時建てられた建物が残り、中庭には昭和天皇が皇太子時代に植樹したガジュマルの木がある。

この日は朝から鳥頭山ダム、午後から歩いての台南見所巡りをして5時にホテルにチェックイン。
10階建てのホテルは、クィーンサイズとも言うべきベッドで、同じフロアに乾燥機付き洗濯室もある。
嘉義、台南と今のところホテルには外れがない。





暑さの中一日中歩き廻り水モノの飲み過ぎか、そんなに腹も空いてなかったが、夕食はホテル近くの
(度小月担仔麺)で台南名物の担仔麺と青菜のおしたしを食べる。
この店は歴史ある人気店らしく、台北にも支店があり、日曜日という事もあり家族連れで混み合い味の方も申し分なかった。