宮崎県庁内環境メルマガより抜粋した
宮崎県「エコ通信」より抜粋
http://eco.pref.miyazaki.jp/e_tusin/index.html
本日2月16日(水)は、京都議定書が発効し、地球温暖化 問題への国際的取組が重要な一歩を踏み出します。そこで、今回は「京都議定書」をテーマとして情報をお届けします。
--- 目次 -----------------------------------------
(1) 京都議定書って一体何?
(2) 日本の二酸化炭素排出量って世界で何番目?
(3) ノーマイカー通勤でCO2削減!
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(1) 京都議定書って一体何?
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簡単に言えば、「地球温暖化を防止するための国際条約」となりますが、主な内容について御説明します。
【主な特徴】
1)地球温暖化の原因となる温室効果ガスを減らすための目標を含んでいる。
2)その目標は、先進国向けのもののみで、発展途上国の目標は、この条約には含まれていない。
3)京都メカニズム(※1)という特殊な仕組みを含んでいる。
4)森林吸収源(※2)という特殊な仕組みを含んでいる。
【目標】
2008年から2012年の期間に、先進国全体で、温室効果ガス6種類の排出量を、1990年レベルから少なくとも5%削減する目標が定められています。
日本は6%。
(HFCs、PFCs、SF6については1995年を基準年として選択することができる)
【対象となる温室効果ガス(6種類)】
○二酸化炭素(CO2)
・・・石油や都市ガス等化石燃料の燃焼、廃棄物の焼却等
○メタン(CH4)
・・・家畜の反芻、糞尿、水田耕作、ガソリン・軽油の燃焼
○一酸化二窒素(N2O)
・・・麻酔ガス、家畜糞尿、ガソリン・軽油の燃焼
○ハイドロフルオロカーボン(HFC)
・・・エアゾール製品の噴射剤、カーエアコンや冷蔵庫の冷媒
○パーフルオロカーボン(PFC)
・・・半導体等製造用や電子部品等の不活性液体等として使用
○六ふっ化硫黄(SF6)
・・・変電設備に封入されている電気絶縁ガスや半導体製造用等として使用
(※1)京都メカニズム(国際的に協調して約束を達成するための仕組み)
(1) 共同実施(JI)
先進国どおしが共同で排出削減や吸収のプロジェクトを実施し、投資国が自国の数値目標の達成のためにはそこで生じた削減量を獲得できる仕組み。
(2) クリーン開発メカニズム(CDM)
先進国と開発途上国が共同で温室効果ガス削減プロジェクトを開発途上国において実施し、そこで生じた削減分の一部を先進国がクレジットとして得て、自国の削減に充当できる仕組み。
(3) 排出量取引
先進国間で、議定書で課せられた排出割当量の一部を取引することができる制度。
(※2)森林吸収源・・・森林等の吸収源による二酸化炭素吸収量を導入
京都議定書の発効は、条約参加国の55か国以上、かつ、先進国の1990年における二酸化炭素排出量の55%以上を占める国が批准することが条件であり、今回ロシアが批准したことにより条規条件を満たし、二酸化炭素排出量第1位のアメリカ抜きでの発効となりました。
また、議定書に「途上国には温暖化ガスの削減の目標を課さない」とあるため、経済が急成長し、今や世界第2位の二酸化炭素排出量国となった中国についても削減目標が課せられていません。
◎もっと詳しい情報が知りたい方は、
全国地球温暖化防止活動推進センター ホームページをご覧ください。
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(2) 日本の二酸化炭素排出量って世界で何番目?
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温室効果ガスのほとんどは、二酸化炭素が占めています。その排出量上位10ヵ国は次のとおりです。日本は第4位で5.2%、二酸化炭素換算で12億トンを排出しています。ちなみに世界の排出量合計は230億トンにもなります。
1位 アメリカ・・・24.4% 6位 ドイツ ・・・3.4%
2位 中国 ・・・12.1% 7位 イギリス・・・2.5%
3位 ロシア ・・・ 6.2% 8位 カナダ ・・・1.9%
4位 日本 ・・・ 5.2% 〃 イタリア・・・1.9%
5位 インド ・・・ 4.7% 〃 韓国 ・・・1.9%
(オークリッジ国立研究所 2000年)
日本の温室効果ガス排出量は減るどころか、基準年(1990年)より10%近く増加しています。ということは、京都議定書の目標数値を達成するには、現時点で約16%の削減をしなければいけない状況になっています。家庭から排出される二酸化炭素排出量は、5.5%(日本 2002年)です。
小さな取組かもしれませんが、家庭内で電気をこまめに消したり、自動車のアイドリングをやめたり、私たちができることから実践することが基本だと思います。
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(3) ノーマイカー通勤でCO2削減!
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京都議定書の発効日である2月16日(水)は温室効果ガス削減の取組の一環として、宮崎県内全域にノーマイカー通勤を呼びかけています。公共交通機関で通勤が可能な方は、積極的に「ノーマイカー通勤」に御協力ください。なお、当日は、宮崎市内の一定箇所において、通勤時間帯における優先バスレーン等の監視も行われます。
宮崎県内には、マイカーなしでは不便なところも多くあります。その場合は、駐車や長時間停車するときにエンジンを切るよう心がけてください。大気汚染物質の排出削減にも寄与します。1世帯が1日5分間アイドリングをやめると、年間で約40kgの二酸化炭素を削減できます。もちろんガソリン代も年間で2000円程節約できます。
※ これまで、マイカー通勤自粛の取組日を「ノーカーデー」としていましたが、今後は、宮崎市や関係団体と統一した「ノーマイカーデー」として普及啓発を行います。なお、「ノーマイカーデー」は、自家用自動車に加えバイクも自粛の対象となります。
(世界で、この地球上で最初の具体的な温室ガス削減目標が入っている京都議定書が発効されたという記念すべき今日、私は前日の理事会準備で疲れ果てた身体をのんびり休め中です(笑)。
日進発の話題でなくてすみません…しかしこの宮崎県のメルマガはなかなか情報が豊富でタイムリーです。
愛知県もこういう気の利くことしてくれればいいんですけど…裏で聞く話では、なかなかそこまで…。
あ、日進ではエコシール制度とか始めてますけど…あ、このブログには載せてなかったな。でも今環境課と微妙な関係なんでPRどうしようかな(笑)byかにえ)
宮崎県「エコ通信」より抜粋
http://eco.pref.miyazaki.jp/e_tusin/index.html
本日2月16日(水)は、京都議定書が発効し、地球温暖化 問題への国際的取組が重要な一歩を踏み出します。そこで、今回は「京都議定書」をテーマとして情報をお届けします。
--- 目次 -----------------------------------------
(1) 京都議定書って一体何?
(2) 日本の二酸化炭素排出量って世界で何番目?
(3) ノーマイカー通勤でCO2削減!
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(1) 京都議定書って一体何?
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簡単に言えば、「地球温暖化を防止するための国際条約」となりますが、主な内容について御説明します。
【主な特徴】
1)地球温暖化の原因となる温室効果ガスを減らすための目標を含んでいる。
2)その目標は、先進国向けのもののみで、発展途上国の目標は、この条約には含まれていない。
3)京都メカニズム(※1)という特殊な仕組みを含んでいる。
4)森林吸収源(※2)という特殊な仕組みを含んでいる。
【目標】
2008年から2012年の期間に、先進国全体で、温室効果ガス6種類の排出量を、1990年レベルから少なくとも5%削減する目標が定められています。
日本は6%。
(HFCs、PFCs、SF6については1995年を基準年として選択することができる)
【対象となる温室効果ガス(6種類)】
○二酸化炭素(CO2)
・・・石油や都市ガス等化石燃料の燃焼、廃棄物の焼却等
○メタン(CH4)
・・・家畜の反芻、糞尿、水田耕作、ガソリン・軽油の燃焼
○一酸化二窒素(N2O)
・・・麻酔ガス、家畜糞尿、ガソリン・軽油の燃焼
○ハイドロフルオロカーボン(HFC)
・・・エアゾール製品の噴射剤、カーエアコンや冷蔵庫の冷媒
○パーフルオロカーボン(PFC)
・・・半導体等製造用や電子部品等の不活性液体等として使用
○六ふっ化硫黄(SF6)
・・・変電設備に封入されている電気絶縁ガスや半導体製造用等として使用
(※1)京都メカニズム(国際的に協調して約束を達成するための仕組み)
(1) 共同実施(JI)
先進国どおしが共同で排出削減や吸収のプロジェクトを実施し、投資国が自国の数値目標の達成のためにはそこで生じた削減量を獲得できる仕組み。
(2) クリーン開発メカニズム(CDM)
先進国と開発途上国が共同で温室効果ガス削減プロジェクトを開発途上国において実施し、そこで生じた削減分の一部を先進国がクレジットとして得て、自国の削減に充当できる仕組み。
(3) 排出量取引
先進国間で、議定書で課せられた排出割当量の一部を取引することができる制度。
(※2)森林吸収源・・・森林等の吸収源による二酸化炭素吸収量を導入
京都議定書の発効は、条約参加国の55か国以上、かつ、先進国の1990年における二酸化炭素排出量の55%以上を占める国が批准することが条件であり、今回ロシアが批准したことにより条規条件を満たし、二酸化炭素排出量第1位のアメリカ抜きでの発効となりました。
また、議定書に「途上国には温暖化ガスの削減の目標を課さない」とあるため、経済が急成長し、今や世界第2位の二酸化炭素排出量国となった中国についても削減目標が課せられていません。
◎もっと詳しい情報が知りたい方は、
全国地球温暖化防止活動推進センター ホームページをご覧ください。
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(2) 日本の二酸化炭素排出量って世界で何番目?
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温室効果ガスのほとんどは、二酸化炭素が占めています。その排出量上位10ヵ国は次のとおりです。日本は第4位で5.2%、二酸化炭素換算で12億トンを排出しています。ちなみに世界の排出量合計は230億トンにもなります。
1位 アメリカ・・・24.4% 6位 ドイツ ・・・3.4%
2位 中国 ・・・12.1% 7位 イギリス・・・2.5%
3位 ロシア ・・・ 6.2% 8位 カナダ ・・・1.9%
4位 日本 ・・・ 5.2% 〃 イタリア・・・1.9%
5位 インド ・・・ 4.7% 〃 韓国 ・・・1.9%
(オークリッジ国立研究所 2000年)
日本の温室効果ガス排出量は減るどころか、基準年(1990年)より10%近く増加しています。ということは、京都議定書の目標数値を達成するには、現時点で約16%の削減をしなければいけない状況になっています。家庭から排出される二酸化炭素排出量は、5.5%(日本 2002年)です。
小さな取組かもしれませんが、家庭内で電気をこまめに消したり、自動車のアイドリングをやめたり、私たちができることから実践することが基本だと思います。
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(3) ノーマイカー通勤でCO2削減!
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京都議定書の発効日である2月16日(水)は温室効果ガス削減の取組の一環として、宮崎県内全域にノーマイカー通勤を呼びかけています。公共交通機関で通勤が可能な方は、積極的に「ノーマイカー通勤」に御協力ください。なお、当日は、宮崎市内の一定箇所において、通勤時間帯における優先バスレーン等の監視も行われます。
宮崎県内には、マイカーなしでは不便なところも多くあります。その場合は、駐車や長時間停車するときにエンジンを切るよう心がけてください。大気汚染物質の排出削減にも寄与します。1世帯が1日5分間アイドリングをやめると、年間で約40kgの二酸化炭素を削減できます。もちろんガソリン代も年間で2000円程節約できます。
※ これまで、マイカー通勤自粛の取組日を「ノーカーデー」としていましたが、今後は、宮崎市や関係団体と統一した「ノーマイカーデー」として普及啓発を行います。なお、「ノーマイカーデー」は、自家用自動車に加えバイクも自粛の対象となります。
(世界で、この地球上で最初の具体的な温室ガス削減目標が入っている京都議定書が発効されたという記念すべき今日、私は前日の理事会準備で疲れ果てた身体をのんびり休め中です(笑)。
日進発の話題でなくてすみません…しかしこの宮崎県のメルマガはなかなか情報が豊富でタイムリーです。
愛知県もこういう気の利くことしてくれればいいんですけど…裏で聞く話では、なかなかそこまで…。
あ、日進ではエコシール制度とか始めてますけど…あ、このブログには載せてなかったな。でも今環境課と微妙な関係なんでPRどうしようかな(笑)byかにえ)