ホテルに荷物を置いて、まずは観光へ。
この日の夕方にはアンコールワットのサンセットツアーが予定されているのだけど、
夕方までの空いた時間を利用して、ドライバーさんに別料金でお願いして、
東南アジア最大級を誇る湖「トンレサップ湖」へ行ってみました。 ホテルからは車で15分くらいだったと思います。
向かう車中で、ドライバーのHさんが私達に教えてくれた事。 それは
街や遺跡近くにいるストリートチルドレンや物売りの子供に直接お金をあげないように。
あげるとお金を貰って生きて行くのが当たり前に感じてしまったり、バックにいる大人に強要させられ続けてしまう恐れがあるから
それよりもたくさん観光したり(どこを見るのにもお金がかかるので)お土産などを買ったり、
サービスを受けた対価としてチップをあげるなどのほうが回り回ってカンボジアの支援に繋がると言っていました。
団体観光客相手のトゥクトゥクとかでも、間に入る旅行会社に売上のほとんどを持って行かれてしまうのだとか・・・。
なので彼らの手元に残るお金はごくごくわずかで、いいサービスを受けたと思ったら気持ちでチップは不可欠なのかもしれませんね
(ちなみにドライバーのHさんは元トゥクトゥクの運転手さんだったそうです)
トンレサップ湖は大きかった! おもに韓国人・中国人の団体の観光客でいっぱいでした。
船に乗って、湖周辺に住む人々の暮らしぶりを見たりできる人気スポットのようです。
この湖周辺に入るのに1人10$。 船に乗るのに1人15$。
私達は個人だったので、船は貸し切り。 船内はこんな感じで湖の水質はご覧の通り。
↑ 「まだ子供?」と思ったけど彼らは18歳だと言っていた。 左のコは英語を話すガイド役で右のコは船の操縦士。
2人とも背が低く、手足だってかなり細い。 主人と並ぶとお父さんと息子という感じ
暑かったけど、心地良い風で船の上は快適でした~。
ガイドの青年は私達の写真を撮ってくれたり、とても親切でした。
「別の船が近づいてきたなぁ~」と思ったら、子供が身軽にもピョンと私達の船に飛び乗り、飲み物を売りに来たり・・・。
たらいに入って遊んでいる子達や、学校もありました。 ここは韓国の支援で運営している学校だそうです。
親子が乗っていると思われる船を追い越すと・・・・かわいいお譲さん達が私達に手を振ってくれました! 笑顔に癒されます
以前この湖には、たくさんのワニがいたそうですが、
ワニ皮は売るといい値段がつくから、人々が全部捕獲してしまったから今はもういないのだとか。
水質や衛生状態も心配する所だけど、子供たちが裸で湖で泳いでいたり、大人が網で魚を獲ったり
周辺の人々の暮らしがよくわかりました。
ここで獲れた魚を干して、発酵させて「魚醤」を作るそうですよ。 ナンプラーですね。
水上の家や商店もありました。
湖の中ほどまでくると、岸がまったく見えない位大きい事がわかりました! さすが東南アジア最大級
まるで海にでも出ちゃったかのようでしたよ~。
ぐるりと1周観光を終えて、船を降りる時にガイドと操縦士の青年達に
「素晴らしいガイドをしました。もし僕らに満足だったらチップをください」と堂々と言われ、(カンボジアではこれは普通なのかも?)
びっくりしたけど彼らもこれで生活をしているのだ・・・と思い、気持ちを渡しました。
さてさて、夕方になりアンコールワットを眺めながら夕涼みをするツアーへ出発
まずは明日からの本格的な観光を前に、私達はアンコールワットの3日間共通パスポートを購入。
1人40$で、その場で顔写真入りのチケットを作ってくれます。 写真は不正使用されたり使い回し防止の為でしょうね。
1日券、3日券、7日券とあるみたい。 チケット売り場は遺跡とは別の場所にあるのでお間違えのないように。
このチケットは各遺跡に入る際に、必ずチェックされるのでなくさないよう常に携帯しておくように、との事でした。
西門のお堀の外から望む憧れの「アンコールワット」
今日は中に入らないから先ほど購入したチケットは必要ないのだけど、朝はチケット売り場が混むからとHさんの判断で。
なるほどね~!
これがホテルのパッケージに組み込まれている「サンセットを見ながらの夕涼み」で
ワインも事前にスパークリング、白、赤から好きな物を選べ、おつまみも数種類から選べました
私達はスパークリングにサテ―&タロイモチップスを選択して、お堀に腰かけて2人で乾杯~
冷たいおしぼりも用意されていました。
「では、ごゆっくりお楽しみください」と、Hさんは車の中で待機。 私達が気が済むのを待っててくれます
たくさんの観光客がこのサンセットを見に来てたけど、本格的に乾杯しちゃってるのは私達だけ・・・
ジロジロもの珍しそうに見られたけど、そんな視線も気にせず夕方の涼しい風とこの景色を満喫~!!!
気になったのは、このコの視線
カンボジアって犬が多い印象。 どこにもいるのだけど、吠える事なくおとなしくて、このコは主人の足元から離れない!
私達のおつまみ目当てで、ジーッと餌ちょうだい的な無言のアピールをし続けてきたこのワンコにサテ―をちょっとあげました。
すっかり酔いもまわった頃には、だんだんと人影が少なくなってきた。
本当は運がいいと真っ赤に染まる夕焼け空に浮きあがるアンコールワットが見れるらしいけど、
この日はちょっと雲が多めで、あまり空が色づく事がないまま気がつくとすぐ暗くなっちゃった!!!
まぁ雨に降られなかっただけでしょう~。
日没後の遺跡周辺は、街灯も少なく一気に真っ暗になり足元も悪いし物騒なので、
ツアーに入っていない女性だけで行く場合はどうぞご用心を!