JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

アメリカ奏者リーダー会議 like minds/BURTON

2006-10-12 20:54:58 | 聞いてますCDいいと思う
なんともすごいメンバーで録音されたアルバムです。
各楽器奏者のリーダーが集まった、業界リーダーの総会みたいなものです。ご発言は、持ち寄った曲の比率と同じで、メセニー4、コリア3、バートン2その他の方が1です。というよりロイ・ヘインズさんはしっかりサポートに回って、相づちをうつ程度ですが、これが会議を通じて正確です。バートンさんが流れのなかで議長を務めます。議題は“シングルトーンのホーン奏者がいないグループ運営について”です。メセニーさんの“Question And Answer"で始まりますが、これで会議の色合いがはっきりします。このクインテット、ピアノ、バイブ、ギターとソロをとりますが、バックに回った2つの楽器がかぶってしまうのでないかと思う編成です。コリアがギターの裏で良いメロディを入れたり、さすがリーダーの人ばかりなので、聴く方は、ソロに行ったり、バックに行ったり、ベースやドラムへかなり移ろいます。ホランドさんも後半はっきりした主張を行いました。私としては、6曲目の“Country Roads"という昔も考慮した発言が嬉しかったです。
全体的に実力者の協調が目立ち、この顔ぶれであれば、もう少し問題発言があっても良かったのではないかと言う指摘も一部にありますが、アメリカ本土では、かなり好意的に受け取られたと報告がありました。(ベスト・アルバム・ジ・イヤー)
※ このようなテーマの話し合いが実際行われたかは定かでありません。

LIKE MINDS / BURTON-COREA-METHENY-HAYNES-HOLLAND

Gary Burton vibrapone
Chick Coria piano
Pat Metheny guitar
Roy Haynes drums
Dave Holland bass

1 QUESTION AND ANSWER
2 ELUCIDATION
3 WINDOWS
4 FUTURES
5 LIKE MINDS
6 COUNTRY ROADS
7 TEARS OF RAIN
8 SOON
9 FOR A THOUSAND YEARS
10 STRAIGHT UP AND DOWN

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