JAZZ最中

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新しいチェリスト block ice & propane / ERIK FRIEDLANDER

2018-10-08 13:02:09 | チェロ無難


新しいチェリストと書いたけれど、新人ではない。こちらが初めて知ったという意味。
中古屋さんの珍しい楽器の棚を見ていてまるで知らない人のアルバムがあった。ってこの棚のミュージシャンはほとんど知らない。どんな楽器を使っているのかをみるのだけれど、「compositions & improvisations for solo cello」とある。チェロのソロってめったにないからこれは失敗してもいい。



中を開けばこんな写真、エリック・フリードランダーという人のチェロ演奏だそうです。
1曲目、ピッキングでちょっとバンジョーのブルースの感じがある。
2曲目もピッキングでこちらはよりカントリー色を強くしています。
3曲目はアルコになってこちらはアイリシュがはいっている感じ。
アルバム情報をみるとフォークに分類されています。この人のお父さんは有名な写真家リー・フリードランダーというかたで、夏になると一家をつれてキャンプをしてアメリカをあるいたというその思い出を音楽にしたようです。
この人異色のチェリストといちづけられているようで、ベースのハーヴィー・シュワルツに巡り合ってプロの演奏家になる決心をしたそうで、ハーヴィー・シュワルツってとてもうなづけます。
調べたらかなりたくさんのアルバムをだしているようで、ジョン・ゾーンとも親しいようです。いくつか試聴して、2枚ポチリました。
1枚がこちら、ジョン・ゾーンのレーベルから出ている「Book of Angel」シリーズのVol.8がこの人の演奏、チェロでのゾーン曲集です。スピリチュアルでチェロの音が響く1曲目がとてもよくて、チェロ好きにはこれはいい。



分類はワールドになっていました。1枚じゃ足りないようでもう一枚2010年のアルバム「ALCHEMY」というアルバム。こちらはジャズに分類されていました。ピアノ、アコーデオンギ、ギターなどが入りますが、ミュージシャンの記載は一切なし。このようにいろんな音楽に多彩だから、一人多重かもしれません。
こちらはジャズでフリーも入って、だけど現代音楽の無調とかではなくワールドに近いかんじです。



このチェリスト、昔のアラン・シルヴァみたいに弾くこともあるけれど、ハーモニーに戻るし、フォークの感じとスピリチュアルな感じも持っている。多彩な音色も使っているのでチェロをクラシックだけにとどめない人にはおもしろいところがあると思う。

アメリカに戻ったデヴィッド・ダーリングがまったく面白くなくなったから、このエリック・フリードライダーというひとはもう少し追っかけよう。


block ice & propane / ERIK FRIEDLANDER

ERIK FRIEDLANDER  cello

1.King Rig 05:58
2.Dream Song 06:33
3.Airstream Envy 07:10
4.Road Weary 04:14
5.Night White 09:01
6.Block Ice & Propane 07:14
7.A Thousand Unpieced Suns 02:27
8.Rushmore 09:55
9.Rusting In Honeysuckle 03:29
10.Cold Chicken 01:09
11.Yakima 08:59
12.Pressure Cooking 03:11
13.Valley of Fire 09:50

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