カーラ・ブレイの新しいアルバムでアンディ・シェパードが落ち着いたプレイでよかったので、名前を見つけて共演者をみるとピーター・アースキンがドラムスを叩いている。アースキンも時々ヨーロッパの上手い人を選んで共演しているからリーダーのベースは知らないけれど拾ってみた。
1959年フランス生まれのベーシスト1995年の録音だから36才の時のアルバムです。
音が出て驚いたのがエレベだったこと、てっきりアコーステックだと思いこんでいました。エレベのパターンの上をシェパードがストレートにテナーを吹いて、アースキンがうまくリズムの形を作ってとても気持ちの良い始まりです。
2曲目、アースキンのドラムスで始まってソプラノ・サックス、エレベのソロはジャコをとても真面目な人にしたような感じ、アースキンのドラムスもエレベといっしょだから一寸ウエザーを思い出す。
4曲目シンセ音がはいるけれどクレジットには表記なし、エレベの哀愁あるソロというのもめずらしい。
5曲目はテナーとソプラノの多重でこのユニットサウンドとしてウエザー・リポートを意識していること間違えなし。
8曲目はコルトレーンみたいな音でスピリチュアルな出だし、と思っているとそれが“バードランドの子守歌”になって面白いアレンジだけれど、ここでのシェパードのソロが圧巻。
10曲目この曲知っているのだけれどどこで聴いたのかは思い出せない。調べてみればシャルル・トレネの「残されし恋には」というきょくだけれど、フランソワ・トリュフォーの「夜霧の恋人たち」の主題歌になったそうだし、アメリカでは「I WISH YOU LOVE」というタイトルでジャズ・シンガーがかなり歌っているので結局どこで聴いたかはわからない。
このアルバム対等が「3色」というのだけれどまさにタイトル通り、1曲をベースラインをきいていても、サックスを選んできいていても、そしてアースキンのドラムスの技をきいていてもどれも同じぐらい面白い。1曲を3色楽しめる、とてもお得盤。
3色だけれど3つの楽器が組み合わさってサウンドの色もできているから、タイトル「4 COULEURS」でもよかったと思います。
3 COULEURS / REMY CHAUDAGNE
Remy Chaudagne Bass
Peter Erskine Drums & Percussions
Andy Sheppard Soprano & Tenor Saxophones
1 Janvier
2. Cora
3. Le Reggae Des Enfants
4. Gigolo
5. Bahasa Indonesia
6. Hommage A Ravel/Mood
7. Beetlejuice
8. Lullaby Of Birdland
9. Valse Evans
10. Que Reste T Il De Hos Amours
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