JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

こんなはずはない plays ellington,monk&himself/ANDREA POZZA

2007-01-18 22:08:40 | 聞いてますCDいいと思う
以前に聴いたアンドレア・ポッザのピアノ・トリオのアルバムはすばらしいアルバムで、去年でて聴いたので有れば、私のベスト10にはいる ものだったと思います。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061004

同じメンバーで自作曲とエリントン、モンクの曲を演奏しているこのアルバム、悪いはずが有りません。2005年3月のライブの録音です。
このピアニスト、本当にうまい。2曲目はカルデラツォ並みの流れるようなピアノです。4曲目のモンクの曲はモンクらしく、モンクの曲ってすばらしいと感じさせる演奏です。エリントンの曲では、エリントンの良さが伝わります。9曲目軽やかなピアノも持ち味です。ピアノに聞き惚れます。ところが
このアルバムはライブの録音です。前作では平均以上にうまいサポートをするベースとドラムでしたが、これが良くない。
通勤途中のカーステレオでの初聴きですから、その為でしょう。ライブの録音だからでしょうか。特に低音の伸びがなく、低い音がきちんと聞こえないため、ピッチが悪いような、タイムが狂ったようなベースになっています。
前にもこのような事があって残念だったことや、別の装置で聴き直したらすばらしいことが解ったアルバムが有りますので、ひとまず再挑戦することにしました。
そして自宅のオーディオセットで再生してみました。ベースがゴーンとくるかと言うと残念でした。たぶんライブの録音上の問題なのでしょう。ベースの位置がどうもピアノの真ん前、ドラムスはピアノのすぐとなり、それもかかっているみたいに聞こえます。そうなるとピアノの音がベースにかぶって聞こえ、低音域や音の切れがうまく聞こえてこないのでした。前作のすばらしい演奏のメンバーと一緒ですので、ひとえに録音のせいでしょう。作品を待っていたので残念の限りです。
ここは切り替えて、ピアノを集中して聴く事にします。そしてそう気楽に聴くと、4曲目、“Ask Me Now”はピアノソロ部分が多いのですが、素晴らしい。きっとピアノ部分が素晴らしいので、発売したように思うアルバムで、そちら重視でいいと思うようになりました。ジャズピアノのピアノらしさを学ぶには素晴らしいピアニストです。

  plays ellington,monk&himself / ANDREA POZZA

  ANDREA P0ZZA piano
  LUCIANO MILANESE bass
  STEFANO BAGNOLI drums
   
1 Tender Reply
2 Guduru
3 The Blues Is In The Middle
4 Ask Me Now
5 Evidence
6 Eronel
7 Solitude
8 In a Mellow Tone
9 C jam Blues
コメント
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