18歳からできること

今日 電車に乗っていたら
こんな中吊り広告が目に入りました。
『１８歳からできること』
骨髄バンクのドナー登録に関する広告でした。
若手の人気女優を広告に起用する事で
多くの若い人たちが興味を持ってくれたら良いな。
私は骨髄バンクには興味はあるものの
ドナー登録には至っていません。
ドナー登録をしたところで
きっと適合する人はなかなか現れないと思います。
骨髄移植は難しいのです。
でも もしも適合する患者さんが現れたら…
ドナー登録していたとしても
断われないことはないと思いますが
それでは なぜドナー登録をしたのか？
と言う事になります。
誰かの役に立ちたい・誰かの命を救いたい…
それは 実際問題 簡単な事ではありません。
自分の家族でも友達でもない
見ず知らずの人のために、
自分の身体に 穴を開ける痛みに耐えられますか？
手術は入院も必要です。
当然 仕事は休まなければなりません。
移植した相手から
「あなたのおかげで元気になりました」なんて
感謝の手紙が届くと思っちゃいけません。
何事もそうですけれど、
ボランティアを美化しすぎないこと。
厳しい現実を理解した上で
無償の愛を捧げること。
そして それが自分の決意であること。

中吊り広告を見て、骨髄バンクに
ドナー登録する人が増えればいいとは思います。
ただ 軽い気持ちで登録して いざとなったら
「そんなつもりじゃなかった」
と言う人は出てほしくない。
情けないですが 私はなかなか腹をくくれません…。