Mちゃんの家で集まったとき、わたしはSさんの隣に座りました。
一緒だったKちゃんが後日わたしに尋ねました。
「ねぇ、Sさん臭くなかった?」
「臭くなかったけど・・・」
「すごく臭かったよ。お風呂に入っていない臭いだった。
だからわたしは隣に座らなかったの。
そしたら〇〇〇(わたしのこと)が座ったから、
どうだったかなと思って」
「あ、そう、全然臭わなかった・・・」
Sさんは男性でカツラ、ジムにも定期的に通っています。
そこでは汗をたっぷりかいていると思います。
カツラごとシャンプーしているのかはわかりませんが、
きっとカツラのクリーニングが、
うまくできていないのではないでしょうか。
わたしはSさんが臭っていたことよりも、
自分の臭覚が鈍っていたことがショックでした。
若いころは自分の臭いも気になり、
出かける前にはシャワーを浴びて、
制汗剤やボディローションにも気を配っていました。
他人の臭いもすごく気になりました。
でも、Sさんのことは全く気づきませんでした。
きのう、職場で臭う人がいる・・・という話になりました。
その人はパートさんの中で一番若い女性です。
20代後半だと思います。
ちょうど彼女がお休みでしたので、
みんな口々に、臭う、汚いと言い出しました。
「あんたさ、毎日お風呂入って頭洗えって言いなさいよ」
「いいえ、わたしは言えないわ。あなたこそ言ったら!」
その若い女性はいつもわたしの隣に座っています。
なのに、わたしはなにも感じませんでした。
彼女は、普通の事務や営業のような仕事は無理だと思います。
他人ときちんとコミュニケーションがとれません。
だから不潔でいいということではないのですが、
そうなってしまうことは理解できます。
歳をとったら、
何よりも清潔な印象でいたいと思っていました。
そのために、会社を辞める前には、
金属の義歯はセラミックにして、ホワイトニングもしました。
1ヶ月に1度のカットや白髪染めも、朝の入浴も続けています。
でも、他人の臭いを感じることができなくなった今、
自分の臭いもわからなくなって、
清潔でいるつもりになっているのかもしれない。
介護経験のある人が、
老人は臭わないって言っていましたが、
それは個人差があると思います。
毎日銭湯へ行っていた父ですが臭かったです。
きっと体から発するものというよりも、
きちんと洗えていないのが原因ではないか・・・。
職場で社員さんともロッカーが一緒です。
パートさんたちよりもずっと若い人たちは、
体や制服のスニーカーに、制汗剤や消臭剤を使っています。
自分の臭いに敏感なのは、臭覚の働きがいいからです。
わたしももう少し自分の臭いを気にした方がいいかも。
大丈夫と思っても、気が付かぬまま、
臭いを振りまいているかもしれませんから・・・。
臭いものにスリスリしないでね。
同い年の同僚から加齢臭がする日が時々あって…。お互いに臭ったら言おうねと言い合っていたのですが、いざとなるとなかなか言えず。
ということは、私が臭っていても彼女も躊躇するはず^^;
自分ではわからないというのが辛いところですよね。
個人的にはお酒を飲み過ぎた翌日とかは、小さくなってます(大人しくしてても臭いは変わりませんが…)。
職場でのニオイ事件があってから、制汗剤と髪には花の香りのスプレートリートメントを使い始めました。
これからは暑くなるので、汗の量も多くなります。
職場の次回のニオイ事件の主役にならないように気を配りたいと思います