最近、ちょっとクサクサしていました。
わたしのことを嫌っているSNさんは、
挨拶しても返事のない日がずっと続いていましたが、
先週からは、わたしが横を通るとき、
くるりと身をひるがえして後ろを向いて、
わたしが通り過ぎるのを待つようになりました。
初めはわたしの勘違いかと思いましたが、何度か続いたので、
顔も見たくないぞ!というSNさんの気持ちだと感じました。
その態度にとても腹が立って、
いつかギャフンと言わせてやる!!!とわたしの鼻息も荒くなりました。
そんな心乱れる中でも、仕事の作業はしなくてはなりません。
男子トイレを清掃中、20代の男性が入って来ました。
その人が使う場所の作業は後にして、別の場所の作業をしていました。
用が終わってから歯磨きをしていた男性、
歯磨きが終わると、わざわざわたしのほうを向いて、
「お仕事中、ありがとうございました!」
と言って会釈をして出ていきました。
「いいえ」と言ったものの、ちょっとポカンとしてしまいました。
なんて気づかいのある人なんだろう。
ここの会社の社員さんたちは、わたしの「こんにちは」の挨拶に、
みなさんがいつも丁寧な挨拶を返してくれていますが、
それにしても、うれしかったです。
わたしに言ってくれたからというよりも、
そんな人が身近にいたということがうれしかったです。
長期火災保険の中の地震保険の更新の案内が来ました。
5年ごとの更新です。
すっかりそんなことを忘れていたわたしは、
その保険料の高さにびっくり。
1回目に払った保険料より2万円ほど高くなっていました。
友人のMちゃんは以前勤めていた会社で、
社内外の保険業務の仕事をしていました。
お金のことや保険のことにとても詳しくて、時々相談しています。
損害保険は災害や事故が多くなると、次の保険料が高くなると、
いろいろ説明してくれました。
「万が一のとき、保険で新しいマンションは買えないけれど、
次に進む手助けにはなるでしょ。それに、何もなかったとしても、
困っている誰かのためにその保険料が使われたのだから、
それはそれでいいと思うよ」
これは、びっくり。
若いときはどちらかと言えば、自分中心の人だと思っていました。
なのに大袈裟に言えば、こんなに人間愛に満ちたことば。
Mちゃんの大きな愛に触れた気がしました。
最近のうれしい2つの出来事は、
わたしのクサクサを吹き飛ばしてくれました。
SNさんの行動にいちいち腹を立てて、仕返しを考えるようでは、
SNさんのダークワールドに引き込まれてしまいます。
SNさんはSNさん、わたしはわたし。
そのときは腹が立っても、恨みや不快感は持ち続けない。
もう残りが少なくなっている人生の時間を無駄にはできません。
楽しく明るく過ごしたいと思うのです。
最後のクレマチス。後ろの葉のついた枝は全部剪定しました。
暑さを越すとまた花が咲き始めます。